こんにちはstelliterです。
今年の4月、、新型コロナウイルス感染予防による自粛期間真っただ中に発表されたブリヂストンのテニス事業からの撤退。
上記以前過去記事にて私もその残念な気持ちを表したことがありました。
今日は残り3か月となったブリヂストンユーザー様に向けての記事となります。
私も過去にユーザーであったため再びオマージュを込めまして。
それではいってみましょう。
❝高品質なブリヂストンX-BLADE:乗り換えるとしたら・・❞
私個人、とても残念ですし、皆様におかれましても非常にショッキングなニュースだったのではないでしょうか。
あれから約半年経過。
正直な感想として、
何の音沙汰もないなぁ
といったところ。
あれほど力を入れていたブリヂストン独自のブレード製法による名ラケットX-BLADEもこれで見納め。
そして今お使いのユーザー様に置かれましても、現状ではもう後継機種は出ないということですから、
さあ今はいいけど、これから何を使おうかなぁ・・
といったところでしょう。
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私個人としても結構長くX-BLADEを、、中でも一番の売れ筋モデル 305シリーズ(VX305)を愛用していました。
フェイス面積:98インチ
フレーム厚:23-22mm
重量:305g
バランス:315mm
ストリングパターン:16×19
遅ればせながら、今まさにこのスペックのラケットが賑わいを見せ始めたというのに。
なんとも皮肉なものですね。
そこで今現在のX-BLADE 305シリーズユーザーさんにおススメのラケットを私なりにご紹介したいと思います。
先に申しておきますがあくまで私見、、私見中のシケンです(笑)
❝おススメできるX-BLADEから変更するラケット候補その①:ヨネックス VCORE Xi 98❞
一番特性として似ているかなと思ったのがこのヨネックス VCORE Xi 98
ストリングパターンのみ16×20とクロスが1本多いですが、その他の打ち味などよく似ているかなという印象でした。
特に、、
- 飛び
- ラケットの硬さ
- スイングウェイトバランス
この3点においてはよく似た特性です。
かたや、違いがあるなと思うのは、、
- スピン性能(X-BLADEが上)
- クリアな打感(X-BLADEが上)
- ボールの掴み感(X-BLADEが上)
- しなり(VCOREのほうがしなる)
この4点です。
しかしプレーヤーの技量にもよりますが、極端な違いではないのでそれほど問題なく乗り換えられると思います。
VCORE Xi 98はその後3世代後継機種が発売されていますが、いまだに使用している人も多く見かけますし、非常に評価が高いラケットです。
今では良い程度のものを入手するのも難しくなっていますので、これら後継機種から試してみるのも手かと思います。
でも私はXiが一番近いと思います。
❝おススメできるX-BLADEから変更するラケット候補その②:スリクソン V3.0 TOUR❞
これは意外だったのではないでしょうか。
スリクソン REVO V3.0 TOURです。
え、同じスリクソンなら2.0シリーズがあるでしょ?スペックダダ被りじゃん
このように思われるでしょうね。
しかしスリクソンの2.0シリーズは真っ向からスペック被りなのに
『まったく違うラケット』
スリクソンの2.0は柔らかい打感とタッチを重視した玄人好み路線。
かたやX-BLADEは飛びとスピンを重視したイケイケ路線。
住み分けがしっかりされていると感じました。
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で同じスリクソンでもREVO V3.0 TOUR。
こちらの方がぜんぜん似ている。
スペックこそ
フェイス面積:97インチ
フレーム厚:最大24mm
重量:305g
バランス:323mm
ストリングパターン:16×19
結構違うじゃん
と思われますが、実際に打ってみると共通点があるんです。
- 飛び
- しなり
- ラケットのしっかり感
この3点において似た特性を感じます。
かたや違うなと思うのは、、
- やはりスピン性能(X-BLADEが上)
- クリアな打感(X-BLADEが上)
- スイングウェイト(V3.0 TOURのほうがパワーあり)
特に明確に違いを感じるのはスイングウェイトでしょうか。
やはりヘッド部はスペックどおりV3.0 TOURのほうが重く感じる。
しかしラケットのしっかり感、、つまり剛性感においては柔らかい2.0シリーズより断然こちらの方が近い。
同じ国内メーカーであるダンロップの中で似たスペックで考えると、まず2.0シリーズを考えそうですが、こちらも試してみたほうがいいと思いますよ。
今はダンロップでも後継はなくなってしまいました。
評価は割と低かったラケットですが、私は『しっかり打てていいラケット』だったという印象です。
❝その他のメーカーの98インチラケットはどうか❞
私もこれまで98インチのラケット、、そこそこは打ってきました。
しかしそれぞれ下記のように違いを感じました。
- ウィルソン BLADE 98シリーズ(柔らかすぎる)
- ヨネックス EZONE 98(柔らかすぎる・クリアな打感で劣る)
- ヘッド RADICAL(クリアな打感で劣る・スピン性能で劣る)
- プリンス TOUR 98(基本性能が低い)
- バボラ AEROSTORM GT(硬さは近いけどクリアな打感と飛びで劣る)
- バボラ PURESTORM (硬さは近いけどスピン性能と飛びで劣る)
いずれにしてもそれぞれの各メーカーのラケットともっとも明確に違うなというのが
- クリアな打感
- ボールを掴んで潰して飛ばしている感覚
この二つにおいて他のラケットとは一線を画す特徴があるのがX-BLADE。
ちょっと硬めかな、、
と思うけど、あまりにも打感がクリアでボールを捕らえた感触の伝わり方が半端ではない。
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しかし最近発売されているラケットに関しては私もほとんど打っていません。
- ヘッド EXTREME TOUR
- バボラ PUREDRIVE VS
- ダンロップ FX500 TOUR
このあたりですね。
今後もたくさんのいいラケットが各メーカーより発売されますし、きっと気に入ったラケットが見つかると思います。
しかしX-BLADEがかなりいい意味で特徴のあるラケットだったので、ドンピシャだなと思えるものを見つけるのにはちょっと時間がかかるかも・・
もしくは別の方向性を模索するのも手です。
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ま、一番いいのはとりあえずVXではありませんが、まだ後継機種(BX)は販売されているわけですから、今のうちに
『死ぬほどまとめ買いしとけ(10本くらい)』
これが現実的かと(笑)
❝いつか復活を望むブリヂストンテニス❞
本当にいいラケットを作ってきたブリヂストン。
ここまで書いてきて返す返すも残念だなぁと感じます。
ボールの販売継続の件も今だ何ら発表はありませんので、このまま終了してしまうかもしれませんね。
キワモノボール扱いのNX1でさえ私は結構気に入っていたので。
前回のブリヂストン記事でもこのように締めくくりましたが、あらためていつの日か復活を期待しております。