こんにちはstelliterです。
一昨日1か月半ぶりにオンコートでテニスすることが出来ました。
今日はちょっとそのあたりについて考えてみました。
それではいってみましょう。
<ストリングに違和感・・>
最初のショートラリーが終わって、その時はそれほど気にしなかったんですが、次の球出し練習の際に違和感を感じました。
- 「ビヨーン!」って感じの音と振動
- なんか飛ばない
「飛ばないな」というのもそうですがこの、、
「ビヨーン!」て音
これが一番おかしいと思い、親指を使って体感テンションチェック。
すると、、
「ん、なんだろう?それほど緩んでいるとも思えないけど。。。」
最初に張り上げた際から緩めに張っていたので(40ポンド)それほど極端に緩んだという感じもしなかったんです。
それにしてもなんだろうこの
「シャキッと感」のなさは
なにゆえこのような現象が。
ちょっと考えてみたところ・・
<久々で感覚が戻っていなかった?>
これまで2日に1回はテニスしていた環境からいきなり自粛に入って久しぶりだったから、感覚が新鮮に感じただけなのかも。
あり得ますね。毎日のように同じ道具を使っていると、微妙な経年劣化に気づきづらいですから。
<単にテンションダウンしただけか?>
返す返すもテンションテスターがないのが残念。
次回のオンコートまでにちょっと買っておこうかとも思いますが、結構高いんですよね。
数値で実証できるのが一番なんですが。
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しかし仮に短期間におけるテンション低下のみでここまで打感の変化を感じられるものなのか。
一般的にテンションは緩いほうがよく飛ぶとされていますが、逆に飛びが落ちるという考え方もあります。
もっと言うならテンションは飛びに関係ないという考えすらあるようです。
<ストリングの硬化か?>
ポリエステル自体が硬化してしまった(劣化)。
ポリに限ったことではありませんが、これが一番考えられるような気がしますね。
伸びきってしまった状態でそのまま固定され、ストリングの伸縮性が奪われてしまったのでボールのはじき返しや、振動吸収力が著しく低下してしまったと考えるのが本命ではないでしょうか。
同じテンションであったとしても、劣化を体感できる可能性は大いにありそうですね。
<使っていなくても同じく劣化する>
今のラケットは張り上げてから2か月経過しています。
確かに私自身、ポリを2か月使い続けたことなど今まで一度もありませんでした。
なので今回余計にこの劣化を感じてしまったとも考えられますが、これはボールを打っていなくても同じということでしょうか。
ストリングを張り上げた瞬間から一定期間まではずっと引っ張られている状態ですが、ある程度までストリングが伸びきってしまうと、そこからのテンションダウンはかなり緩やかになるはずです。
あまり引っ張り合う力がかからなくなりますからね(コンスタントプル状態ではなくなる)。
それ以上ストリングが細く伸びていかないとイメージすればわかりやすいでしょうか。
ストリンガーのプレストレッチ作業などは根拠がないという見解もあるようですが、
「いや、やったほうがいいんじゃないかな」
という気持ちもよくわかるってものです。
硬化する前に先に伸縮終点だけは迎えさせておくという考えです。
<ストリングは”靴”ほどには物言わない>
よく全然履いていなかった靴を久しぶりに履いたらいきなり靴底がボロボロになったことってありませんか?
「大事にとっておこう」とすると却って靴が加水分解してしまうんですね。特に靴底の素材は柔らかさを出すためにポリウレタンを使用しています。
なので使用状況によっては加水分解を起こしボロボロになってしまうんです。
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「じゃストリングも長く放置すると加水分解するのか!?」
いや、そんなすぐに起こることはないと思いますけど。
ストリングに対して柔らかさをミックスするポリウレタン配合ってマルチにおいては長年歴史ある常識のテクノロジーです。
テニスのストリングなんて強い負荷がかかる(張り上げ・打球)こと前提に製造されているわけです。
使用状況や保存にもよりますが、たかが1か月半使わなかったくらいでそれはないだろうと。
テニスするのが1か月半ぶり何てこと、人によってはしょっちゅうですよね?私にはありえないことでしたが(笑)
ちなみにポリエステルというのは自然環境下においてはまず加水分解現象が起きることはほぼ無いそうです。
<どうせならもっと体感してみよう>
幸いに1個前のモデルになりますがもう一本V3.0を持っています。
きっとラケット単体はそれほど性能は変わらないと思われるのでそちらでテストしてみます。
まず次回のオンコートの際、古いほうのV3.0に
- 前回張り上げ時よりあえて少しテンションを落として張る(35ポンド)
- もちろん同じストリングを使う(ポリの1.25mm)
- 使用する日の直前(最低でも前日以内、できれば当日すぐ)に張り上げる
これで比較してみて、感動的に飛びとシャキッと感が戻っていたならこれはいよいよもっと頻繁に張り替えることを心に決めて、「テニス物販」に貢献します。