こんにちはstelliterです。
昨日記事のちょっと補足。
完全自動のガット張り機。
ガット張りを今以上安くするには張りの自動化はどうだという話。
しかしこれはすでに世に完成しているのか?
たぶんまだじゃないかなーと思います。
で、まだ出来上がっていないとして、今後普及することになるのかどうか。
技術的には可能と思います。
作業そのものは説明すれば簡単と言えば簡単、ガットをラケットの穴に通して引っ張って止めるだけ。
ロボット技術の粋を集めればどうにかなるんじゃないかなぁと想像してます。ちょっと先の未来になるかもだけど。
それより問題なのは『そんなスゲーの作っても採算とれるの?』という問題。
まず自動車産業なんかと違って、テニスのマーケットが世界的にみてもかなりちっさい。なのでその莫大な金額をかけてまでロボット作ったってお金をPayできなさそうなら、
『・・・人のほうが手っ取り早くね?』
という現状判断から変えていけない。
費用対効果があまりにも期待できない。
あと、『技術的には可能だろう』といいつつ、難しい面もありそうですしね。
実際に張りを手作業でやってもらえばわかると思いますが、この作業を機械で(ロボットで🦾)完結させるのはかなり難しいかと思います。
仮に同じラケットでも一本一本、コンディションて違いますからね。そこまで使われてきた経緯が違うから。
グロメットの変形具合とかが最もですね。
一穴ごとに変形具合が違うのを見極めそこにガットを通せる機械を開発するんだからスゴい大変そう。
こんなのも将来的にAIが判断し、可能になるのかと思うとまだまだ先になりそう。
今では手術もロボットにやらせるなんて話も現実化されてきていますが、それもまだ補助的な面が多いと聞きます。
最後は人間の目で状況判断し調節しながら張りを行わざるを得ない。
ただ新品ラケットの生産の最終工程におけるガット張りであればラケットそのもののバラつきなどほとんど無いはず。
ということはどのようにラケットをセットし、どの距離でアームを動かしてガットをグロメットに通すかなど、計算が立ちそう。
それはそれは恐ろしい、初期不良の山になりそうだけど(笑)。