[ こんにちはstelliterです。
今回は前回記事と趣を異にしましたテーマで考えていきたいと思います。
これは私の個人的なテニスに関する考え方です。
総体的に考えた場合、たぶんこっち方向での指導は少数派に該当すると思われますので、、
- 既に脱力テニスで実績のある方・センスのある方
- 「参考にならん!」と思われた方
- 中上級~上級者の方
はどうぞお休みになってください😴
それではいってみましょう
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目次
先日こういうツイートをさせていただきました。
お疲れ様です。
— 脱中級🎾 stelliterのテニスアディクト (@stelliter1) April 30, 2020
「脱力」
これでテニスできるのって才能ですよね。
とにかく面のセットというか調整能力がみなさん(特に若い方)抜群に素晴らしいです。
「ゴールデンエイジ」から培ってきたインハイやインカレの動画とかみたら、自分のテニスが「羽子板」に見えます。
羽子板に失礼だったかな😆
自分の脱力テニスにおける自信のなさを表している内容ですね(笑)
これをきっかけに前回・今回と記事にしようと思い立ちました。
<脱力テニスはプロでも難しい>
まずこちらの動画をご覧ください。
日本のトッププロである鈴木貴男選手と元全日本チャンプの金子プロの対談です。
もうこのあと記事いらないんじゃないかっていうくらいに、私のお伝えしたいことを代弁してくれています。
動画の中で
- 脱力やリラックスってちゃんとミートできない
- ラケットがブレない程度の力を入れて振ったほうがいい
- ナダルやフェデラーのようにセンスがあれば可能
- ラリー練習とかならいいけど、試合になったらとてもできない
といったコメントを残されています。
やはり脱力に関して彼らトッププロでさえその難しさを感じているんです。
鈴木選手と言えばサーブ&ボレーに代表されるその天才的なタッチにばかり注目されがちですが、この動画のストロークなどはかなり手首をコックしてがっちり固めているのがお分かりになりますでしょうか。
まあ生身の人間ですからスロー再生などした場合、どうしたってラケットの遠心力に負けて手首が動いているようには見えます。
しかし意識上、本人はそれほど脱力することなく、先のコメント通り結構ガッチリ握っているようです。
<上達のため:力を入れるメリット>
同じように上記の動画の中で二人がコメントしていますが
- 凄いボールは打てないがミート率の向上など、アベレージを求めるならこっち
- 特にリターンやボレーなど速いボールに対するミート率
などです。
さらにわたしの言葉で付け加えるとすると、、
- ミートセンスの無さをカバーできる
- ラケットセットがしやすい
- 各ボールへの対応が脱力テニスに較べてイージー
- 緊張した場面で活かせる
要するに返球率が上がるということです。
われわれ中級レベルプレーヤーのテニスにおいては、ミスをしないことが一番勝ちにつながりやすい。
そこでの返球率の確保は何物にも代えがたいメリットと言えるでしょう。
私のように後発であまりセンスのないプレーヤーであれば、このメリットを享受しない手はありません、おススメです。
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あと緊張した場面ですが、あえて力を入れることにより、余計なリラックスや脱力など考えることなく、ガチッ!と体を構えておくことで、心理的負担も減らすことができると考えます。
これも大きなメリットです。
<力を入れるデメリット>
- 強烈なスピンショットやスピードボールを打つことは難しくなる
- 確かに体力は(特に腕力)消費する
- プレーの多様性にはやや欠ける(かもしれない)
- 派手さはない
以上です。
しかしこれらはすべてアベレージテニスとトレードオフな関係であって、裏を返せばやはりメリットになりえます。
体力面などはトレーニングで何とかしましょう💪
<”力む”と”力を入れる”は別物>
「力を入れると結果全身に力みが出て、却って緊張したり動きが硬くなってしまうんじゃないの?」
こういう意見があるかと思います。
しかし過去記事にてこのようにお伝えしましたとおりです。
「力む」と「力をしっかり入れる」は別物です。
こころはリラックスして余裕があっても「力をしっかり入れる」
これですね。
<タイミング合わせも「力を入れる」テニスがおススメ>
ダメ押しでもうひとつ
クルム伊達公子選手の練習です。
まったく脱力しているようには見えないと思います。
ライジングショットを武器に世界を席巻した彼女ほどタイミング合わせの上手い選手は他に類を見ません。
ただでさえ非力な部類に入る選手だった伊達選手でしたが、しっかりラケットを握ってボールをジャストタイミングで捕えています。
元にある才能に加えてこの「しっかり力を入れたラケットワーク」がタイミング合わせに大きく貢献できていると言えないでしょうか。
これだけでも十分、、
「力を入れる」
メリットを感じられると思います。
<脱力する・しないテニス:自分の感覚も大事にしましょう>
前回記事と今回で脱力するテニスとしっかり力を入れるテニスの両方をお伝えしました。
私個人としてはセンスの無さもあって、今回の「脱力しないテニス」をおススメしますが、結局のところ、本人が一番やりやすいと感じたやり方をチョイスするべきです。
自分の感覚も人の感覚もすべてを引き継げるわけなどありませんから。
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テニスは球技であり対人競技です。
タイムを競ったり、演技の美しさを採点するスポーツではありません。
相手のスタイルや戦術に合わせ、またこちらも自分の持っているスタイルや戦術で戦い、最終的に相手を負かしさえすれば、ある意味見た目などどうでもよいスポーツです。
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本人が打ちやすいと思った打ち方でいいと思います。
<まとめ>
- トッププロでも脱力テニスは難しいと考えている
- トッププロでも状況によってはしっかり力を入れている
- 力を入れるテニスはアベレージ重視
- 中級プレーヤーにはおススメできる
- 心はリラックス、体はしっかり力を入れる
- 緊張した場面に活かせる
繰り返しになりますが、しっかり力を入れることによって、ボールの返球率を上げることは上達への近道にもなります。
ぜひこの機会に皆さんも脱力しないテニス、、検討してみてください。
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