1か月で初心者を試合で勝たせる:さあ何から教える???サーブ・ボレー編

こんにちはstelliterです。

私自身は最近すっかりお目にかからない、所謂『テニス初心者』。

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スクールに行けば必ず一定数の生徒さんが入れ替わり立ちかわり入退会しています。

 

で、その初心者さんに今もし、自分が何か指導するとしたら一体何から教えるんだろうと、ちょっと考えてみました。

今日はあくまで想像の範囲内でのお話🤔

それではいってみましょう。


❝テニス初心者:何を求めているのか❞

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これからテニスを始める人への指導、これはまずその人がテニスに何を求めているのかによって指導の仕方が変わるのかなと思います。

そしてテニスを始めたパターンによっても求めるものは変わってくるのでしょうけど、付き合いで始めた・嫌々だけど仕方なく、、というのは除外です。

あくまで自発的に始めた人で考えると、、

  1. 健康のため、スカッとしたい、ストレス発散
  2. ラリーが続くように、何となくテニスができているという見栄え重視
  3. 試合に出るようになりたい、そして勝ちたい

大まかに言ってこれくらいではないかと思うのですが正直、、

ストレス発散であれば別にテニスでなくってもいいんじゃない??

と思います。

そして、最低限テニスが出来ているようなスキルを身に付けたい、なのでラリーが続くようになりたい。

このような人も意外に多くて、テニスは楽しいんだけどゲームなど、何かしら『競う』といったことは苦手。試合なんてましてや出る気はないという人。

これも今回テーマからは除外。

あくまで3.の『試合・大会に出て勝ちたい』

こういった初心者さんが対象という前提としましょう。

❝初心者同士の対戦と考えたら:とりあえずコートに返せれば大成功❞

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初心者が出場するのですから、まあ相手もそれなりに初心者。

微妙な腕前の違いはあれど、ほぼ同じ程度のキャリアであることに変わりはないとして、、

『テニス開始1か月で試合に勝たせる』

ならば答えは明白

『入れられれば、返せればそれでいい』

これをテーマにいきましょう。

(その①サーブ:とにかく入れよう『羽子板サーブ』)

二回に一回は順番が回ってくるサーブ

 初心者同士であればラリーも長く続かないと仮定すれば、全打球中サーブの占める割合はかなり大きい。

ということはできるだけダフォは少なくとにかく『入れたい』

しかしそこは初心者。

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高度なサーブスキルはないわけで、どんなに簡単に説明したところで、スピンやスライスなど少し複雑な動きに感じ、軒並み入らなくなりそう。

なのでここはこれ一択

『羽子板サーブ』です。

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こちら『カンテニch』さんがとてもいい動画を作成されています。

streamable.com

そして私はこの動画よりもさらに厚いグリップでもいいかと思います。

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フォアハンドのグリップに近いくらい『イースタン』から『セミウェスタン』でポーンとやや上に打ち上げるくらいの放物線を描いてサービスコートに『入れる』

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確実に入れるにはおそらくこれが一番有効です。

ま、アンダーサーブでもいいんですけど、結構アンダーも初心者ってダフォしますからね。

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流石に将来性も考えまして。

(その②ボレー・スマッシュ:『するな、自分から前に出るな』)

 とにかく

『ボレー・スマッシュするな、不用意に前には出るな』

これが良策かと思います。

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いや、結構前でパコッっと仕事させてもいいんじゃない?

という考えもあるかもしれませんが、ボレーは教えなければいけないことがストローク並に多い(ような気がする)。

1か月やそこらでなかなか習得できるものではありません。

球感の鋭い人、、キャッチボールとか超得意な人ならラケットへの当て感はあるかもしれませんが、ボレーはそれだけで簡単に相手コートにきちっと収められません。

そしてスマッシュもそうです、、高い確率でつまづくはず。

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テニスはサーブリターンやストロークなど、ワンバウンドさせて打球することが圧倒的に多い。

まずはそのリズムに慣れてもらう方が大事。

テニス初心者にいきなり、ノーバウンド・ワンバウンドの両方に対応を求めるのも少し急いている。

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なのでよっぽど前におびき出されない限り(相手も初心者だから、チョロされて結果的に行かざるを得ないケースもありますが)、積極的に前にはいくな、、このようにアドバイスするかも。

❝サーブは入れ、前で仕事しないHさんの徹底ぶり❞

  • サーブを入れる 
  • 前で仕事しない

わたしのオフ仲間に私よりキャリアも少なくかつ年齢も上、50代に突入したHさんという人がいらっしゃいます。

彼はこの上記二つの作戦と堅実なストロークを実践して、かなり実績を積んでいます。

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初心者ではありませんから、流石に羽子板サーブではありませんが、特にこの『前にはでない』を徹底し後ろにガッチリ位置してゲーム展開する。

出来ることと出来ないことをはっきり分けています。

なので初心者同士の対戦であれば、まずこの

『サーブを入れる・前に出て無理をしない』

を徹底するだけで少なくともイーブンには持っていけます。

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次回はストローク編を考えていきたいと思います。