こんにちはstelliterです。
昨年のいつだったかなぁ、ちょっと忘れちゃったんですけど。
オフ募集においてお初の方から申し込みがあった。で、申し込み内容を拝見すると。。。
『当方、聴覚障害をもっております』
とのこと。
これまでも少しだけ聴き取りづらいという方は2名ほどいらっしゃいましたが、完全に近い形で、、という方は初めてです。
しかし同じく併記されていた戦績など拝見するに、草トー?などでなかなかの実績をお持ち。
『どんな開催・対決になるのやら楽しみだ。』
と、かなり私自身意気込みました。同時に、とても貴重な時間となるであろうとも思いました。
前夜のうちに簡単な手話、
- おはようございます。
- よろしくお願いいたします。
- ありがとうございます。
この3つは覚えとかなアカンやろと少し練習。
で当日朝、参加者のAさんがお越しになった。
私より少し若い、40代そこそこな方でした。
さっそくおはようございます、よろしくお願いしますを手話で伝えると、とっても素敵な笑顔でお返事くださった。
この段階でもう嬉しかったです。
さて、肝心のテニスなんですが、唯一心配であったのは、どうやってゲームのカウントをとろうか、、ということ。
近くで話す・意思疎通するには、筆談(というかスマホでね)でOK。
しかし考えてみれば簡単な事。おそらくゲームカウントおよびゲーム中のポイントカウントは指でいいであろう。
なので、
- ゲームカウント2-1であれば指2本→指1本と2回ハンドサインして相手に見せる
- ポイントも15-40であれば指1本→指3本と2回ハンドサインして相手に見せる
- 同じ数字であれば、同じ指の数を2回指し示せばいい
と想像。
で、実際お相手もそのようにされていたので、『あ、やっぱコレであってたー』と。
で、肝心かなめのお相手の腕前なんですが。。。
もうねぇ、、、なんかメッチャ強いんスよ。
かなり本格的なプレースタイルでかつパワフル。
我々も普段はそこまで意識していないかもしれませんが、打球音という情報はたいしたこと無いようで意外にアテにしていたりするもの。
いきなりまったく音のない世界でテニスしてみたらかなり厄介と思うのですが、Aさんは聴覚ハンデなどものともしない。
まぁ慣れもございますでしょうしね。
テニス歴も長いんだろうなと簡単に想像させるくらい明確にテニスの手練れであるとわかります。
試合も競りに競った。とても楽しかったです。
ちょっと戸惑ったのは唯一レットの時だけ。
こちらがレットと思っていてもそこだけは正直、Aさんにはネットの白帯にボールが触れた音は聞き取れない。
実際2、3回そのようなこともあったのですが、要は見た目に明らかにレットでない限りはそのままインプレーで通せばいいんだなと、すぐに察せた。
なのでこれもそう問題じゃなかったです。
まぁそんな何回もあるわけでもないしね。
開催は無事終了。
何よりこのAさん、腕前もさることながらとても表情豊かかつ明るい人。
テニスを底抜けに楽しんでいるんだろうなと、こちらも和やか且つクリーンな気持ちでオンコートを過ごせました。
とてもいい機会をいただけました。
Aさん、また是非お越しください。