こんにちはstelliterです。
フォームやスイングに関する理論って枚挙に暇がないほどありますよね。運動力学的に理にかなっている打ち方というのはいつの時代も皆求めるもの。
しかし理にかなっているのだから、そのフォームを習い実践すれば誰でも最短で上達する、、、ということもないことは皆さんわかってらっしゃる。
個人個人特性があるからねぇ
その通り、人によって皆『打ちやすいフォーム』というものが存在します。
いやそうじゃなくってこう打ちましょうよ
と教わったとてすぐに馴染んだフォームから脱却できるものではない。人から見たら
なんでそんな打ち方採用してんのさアンタ??
てなプレーヤーたくさんいますもの。
最初からそうであった、もしくは上達していく過程で今のスイングに変化していった、など人によって様々な打ち方が形成されていくもの。そしてよっぽど物理を無視した打ち方でなければ、本人にとってはそれが一番打ちやすい、コンフォートな打ち方なんです。
長く慣れ親しんだフォームですから、人から見たら『ミスしそうで危なっかしい!』と思われていても、打つほうとしては
入るよ、、余裕だよ👍
といった感覚なはずです。
こういう感覚はいったいどうやって培われていったのでしょうか。
神経経路の繋がれ方とて人それぞれでしょうけど、いきなりなんでも入るような感覚があったという方はよっぽどの才の持ち主。
やはり一定の年月なり期間を費やし、徐々に『入る・入れられる』という感覚が磨かれていったと考えるのが普通でしょう。
どんなにヘンテコな打ち方であっても、この自信や感覚を持ってさえいればどのようにも打てる。
度を越して厳しい体勢からはさすがに返球率が下がるかもしれませんけど、とりあえず『狙って』打つことはできます。
結果相手コートに入らなかったとしても、そこにビビりや疑心が存在しないのは大きいですよね。
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感覚を養うことが大事であって、いきなり大きく歩幅を広げて考えない方がいいんでしょう。
よく、サーブを自分側のサービスライン位から打つ練習って紹介されることありますね。
ここからならどんなトスでもスピンでもスライスでもフラットでも入れられる。
そのごく短い距離から打ち始めていって、徐々に後ろに下がっていくことで、常に『入れられる感覚』を保ったまま最終的にはベースラインから(要するに定常位置)打てるようにする。
所謂『スモールステップ方式』ですね。
サーブだけにとどまらず、ショートラリーなんかもこの意味合いを含んでいるんでしょうけど、大抵の場合ちょっとショートラリーやったらすぐにロングに切り替える人がほとんどです。
私自身もあまり長い時間ショートラリーをやることはないのですが、あまりにも調子が悪い時は調整もかねて少し延長してやりたくもなります。しかしながら、、
相手の人がロングやりたそうだなぁ💦
と感じることも多いので、なかなかやる機会がないのも正直なところです。
まあラリーに関しては実戦を考えると、相手の球質に依存するところが大きいですから、本当に意味あるものに転化させられるか判断が難しいでしょうけど、少なくともサーブに関していえばすべて自分起因なわけです。
スモールステップによる練習において『やっても意味がない』ということはないでしょうね、確実に効果があるものと思います。
しかしサーブは自分一人でコート借りてやれるけど、わざわざ人を呼んで『ショートラリーを一時間やりましょう!』って銘打ったオフ、、、人集まるかな(笑)。