こんにちはstelliterです。
自粛期間中、大混雑だったという壁打ち。
以前にも少しここについては触れていましたが、今回はもう少しだけ深掘って考えてみたいです。
それではいってみましょう。
❝壁打ち、最大の魅力❞
テニスを始めて最初の2年くらいまででしょうか。
わたしも出社前毎日のように30分くらい壁打ちしていました。
- 手軽にやれてかつ無料(中には有料もあるらしい)
- オーバーザウォールしない限り必ず返してくれる
これほど優秀なヒッティングパートナーって絶対にいません。
ボールにラケットを当てる、という初心者~初級者段階においては、コートに行くより壁打ちのほうが数も打てるし、絶対にとっつきやすいでしょう。
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そしてストロークだけでなく、サーブ練習にももってこいです。
壁に書いてあるネットに見立てたラインをターゲットにいろいろなことに利用できます。
まあ実は問題も大いにあるのですが。
❝壁打ち練習:ある程度上手くなってくると不要説❞
しかしながら、ボールをある程度繋いで相手とラリーできるようになったら、正直壁打ちはそれほど真剣にやらなくっていいんじゃないかと今現在のわたしは認識しています。
理由は簡単です。過去記事どおり
『実際のコートではいろんなボールが返ってくる』
ということです。
- ボールが長い・短い
- ボールが高い・低い
- 左右に散らばる
- 回転の種類が豊富
これらオンコートで繰り返される要素のすべてが壁からは再現されにくいからです。
サーブ練習なら別にやってもイイんじゃない?と付け加える理由もまさにこのことなんです。
自分がトスを上げて打つんですから、自分以外の他人が介入する要素がまるでない。
せいぜい風が強い、、🌀とかくらいでしょう(笑)
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今回一番お伝えしたいのがこの部分です。
前回の壁打ち記事でお伝えしきれなかった点があります。
『上達したと勘違いしてしまう』
という項について補足します。
❝壁打ち練習:なぜ上手くいくのか補足❞
壁打ちでは上手くいっても、コートで人相手に打つと、まるで様変わりしてしまう要因について
『人は壁のようには返してくれない』
とお伝えしました。
壁のように返ってこないとはどういうことか。
それはズバリ
相手もボールに意志を込めて打っている
ということです。
人は毎回壁のようにあなたの打球を同じ強さ同じ角度で受け止めたりしません。
あなたの打球がバラつくように、相手の打球もそれに呼応するようにバラつくはずです。
なので毎回ボールに対してのアプローチを調整しなければならないんです(打点への入り方)。
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逆に壁はこの、人間には絶対にできない作業を繰り返し実践してくれるわけです。
なので
『壁だと毎回ジャストタイミングで打球できる』
これに他なりません。
壁打ちでネットに見立てたライン付近を狙って打つことがやたら容易に感じられるのはまさにこの
『ジャストタイミングで打球できている』からコントロールが定まるわけです。
- 毎回同じスピードで打つ
- 同じスピードで壁から返ってくる
- バウンド位置もだいたい同じ
- バウンドする高さも結構揃う
- 視点が定まる
- バウンドのどの位置で打つかが定まりやすい
- 結果コントロールが安定する(壁の狙ったところにいく)
こんなことが実際にコートで再現されることはかなり稀ですよね。
だから人と打ち合った瞬間に思いっきり違和感を感じるわけです。
❝壁打ち練習:それでもツイ打ちたくなるでしょ??❞
『とはいえコート取れない・人いないってなったらついつい壁打ちしちゃうもんでしょ??しかも空いてたらさ』
まあそりゃそうですよね。
先の自粛期間、わたしは一度も壁打ち場にはいきませんでしたが(一回だけ社内でやった😅)、そういう状況になればやはりラケットとボールをもって打ちにいきたくなりますよ。
ではどのように壁打ちと付き合えばいいのか
(過度な練習意識は持たない)
特にストロークにおいては、あまり過度に
練習するぞ!
苦手な技術を改善するぞ!
と意気込まないで、ごくごくリラックスして楽しめばいいのではないでしょうか。
壁打ちでの結果を自分の力量として測り、コートに持ち込むと後で結構とっちらかりますよ。
技術的な面もさることながら、メンタル面でも。
(やっぱりサーブ練習と軽めのアップくらいに位置付ける)
先の内容に似ますが、ある程度時間をかけて壁打ち練習するのなら、やっぱりストロークよりもサーブ練習のほうに重きを置いたほうが良い結果につながるのではないでしょうか。
サーブでしたら前回記事通り、ある程度課題ありきで取り組んでも悪影響にはなりませんし、上達も望めます。
「どうしてもストロークやりたいんだよね、、」という方はホントに❝軽~い気持ちでリラクゼーション❞を行うくらいにとどめておいた方がいいでしょう。
❝壁打ち練習否定派を『否定』する人の気持ちも理解します❞
まず楽しいことは理解しますし、わたしも本当にそうでした。
いまでもごくたま~にやる機会もありますが、そのときはやっぱり大抵上手くいって(笑)、いい気分で引き揚げてくるものです。
そんなことはない!わたしは壁打ちで強くなった!
という方、中にはいらっしゃいますよね。
まあ否定はしませんし、繰り返しになりますが、初期の段階では本当に役立ちますからね、壁打ちも。
しかし一定数、そういう意見を言われる方たちは、
- ハナからセンスを持ち合わせていた
- 別の練習機会で上達していった
これらのことをお忘れなのではないでしょうかね。
もし本当にボールを打つ機会が
壁打ち9:オンコート1
これで大会上位進出したという確固たるエビデンスのおアリな方がいらっしゃったとしたらわたしは、、
- 大会のレベルを疑う
- 最上級土下座する(笑)
このどちらかですね。