ラケットメーカーに対する印象その②HEAD編🎾

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こんにちはstelliterです。

 

今日はラケットメーカーに対する印象

「HEAD編」

を書かせていただきたいと思います。

 

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 それではいってみましょう。

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目次

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<HEADというメーカー>

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1950年創業の、元はスキー用品でメジャーなメーカーです。
のちその技術を活かし、テニスラケット業界にも参入していったという経緯です。


非常に硬派なラケットばかり作っている印象が強く、選手層に厚く語りかける熱いラケットメーカーですね。

一つのラケットを名称変更せず、長く販売し続ける頑固一徹な印象があります。
PRESTIGEはテニスラケットとしてはメーカー関係なく逸品として認められています。

 

<シェアはどんな感じ?>

最近は少し他社に盛り返されてきましたが、一時期は本当にトッププロ、特にATP TOUR選手がこぞってHEADに移行したせいで、使用率が抜群に高かったです。

説明の項でも取り上げましたが、とにかくツアー系のラケットしか作ってないっていうくらいに硬派なラケットばかり販売しています。

最近はATPの使用率が反映してか販売のほうも少しひと頃の勢いを失っているような感があります。

2019年以前の5年間で調べた感じではATPおよびWTAでのトップ100の使用率は下記の通りでした。

ATP TOP 100 Racket Brand Shares

 

 

やっぱりWILSONは強いですね。

3年前まではWILSONと首位を分け合うほどの勢いでしたが、ここのところはWILSONがさらに選手提供を伸ばしライバルを引き離したってところです。
それでもHEADの使用率は依然として高いですが、3位以下がかなりの追い上げを見せています。

女子に関してはなんとか4位を保っている感じです。TOP4メーカーのなかでは飛びぬけ最下位ですね。


<ラケット評価>

 

(ツアー系)

「djokovic」の画像検索結果


HEADはここに特化しているラケットばかりに力をいれてますね。

  • SPEED
  • PRESTIGE
  • RADICAL
  • GRAVITY

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SPEEDはジョコビッチのために作られたモデルですが、確かに彼がHEADと契約して以来、それにつられてかSPEEDの使用率は一気に伸びましたね。
元々が最強ストローカーであるジョコビッチに合わせて開発されたラケットですが、意外にオールラウンドな性能、ちょうどよい飛びなど、ジョコビッチだけでなく、WTA選手も使用率が高いです。

 

「head prestige」の画像検索結果

PRESTIGEはHEAD伝統の正統継承ラケットで、他社もPROSTAFFと同じく、ライバルとして意識して製品開発を進めていました。

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薄いビーム・ボックス形状・95インチ前後のしなり系クラシカルなツアーモデル。
販売されてからHEADの製品の中で一番長い歴史があり、SPEEDが発売されるまでのフラッグシップモデルでした。
しかし今となっては現在のパワー&スピードテニスへの対応が難しくなっているのか、使用選手がかなり少ないようです。

 

「head radical」の画像検索結果

RADICALもPRESTIGEほどではないのですが、ロングセラーモデルです。

途中、ボックス形状からラウンド形状に変更してPRESTIGEとの差別化を図ったり、もう少しパワーや反発性を持たせ、オールラウンド指向にシフトしたラケットです。
PRESTIGEと違いATP・WTAともになかなかの使用率を誇っています。

 

「head racket」の画像検索結果

4本柱体制ですが、GRAVITYに関してはまだまだ新興勢力ですからこれからですね。
スペック的には明らかにBABOLATのPURE STRIKEを意識しており、今後どちらに軍配が上がるのか興味ありです。

 

(黄金スペック系)

 

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EXTREMEとINSTINCTの2枚仕立てです。

ちょっと目立たないんですがEXTREMEはそのスピン性能が際立って高いという評価もあり、ATP・WTAともにRADICALやSPEEDに引けを取らない使用率です。

 

(パワー系)

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SPEED・RADICALおよびINSTINCTにそれぞれPWRというクラスを設けて、デカラケカテゴリーも賄っています。一定の需要があるように見受けられます。
私の周りでもちょっとだけ使用している人を見ましたが、でも多くはないですね。


<市場でのライバル>

「djokovic speed」の画像検索結果

WILSONとYONEXが強力なライバルで、今や1歩譲っていると言わざるを得ないですね。


SPEEDはやはり世界ナンバーワンのジョコビッチの影響でツアー系ラケットの中では他社同クラス製品として唯一WILSONに対抗している数少ないラケットです。

 


まず、WILSONが異常なんですよね。
他社もPROSTAFFやBLADEといったツアー系薄ラケットはもちろん販売しているんですが、ここまでWILSONのように売り上げを伸ばしているっていうのは本当にうらやましいことでしょう。

その中でもSPEEDのみ、なんとか健闘しているというところです。

他のHEADラケットは、私もオフで月に10開催前後の主催+他の方のオフに参加させていただいていますが、HEADのラケットを見なくなったなーという印象がありました。
ランキングがそれを表していますね。

 

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特にPRESTIGEは全く見なくなりました。
先に述べた強力なライバルであるWILSONはおろか、VCOREにも押されている状況です。

 

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GRAVITYは表裏非対称のその見た目の評価が高く今後が期待されるのですが、今のところスペックライバルであるティエム率いる(?)PURESTRIKEには及んでいない印象です。

男性だけでなく、PURESTRIKEは結構女性も使用している人を見かけますからね。

あの白いきれいな感じが購買意欲をそそるのでしょう。

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EXTREMEは一定数の需要があってよく見かけました。
他社製品の層も厚い黄金スペックにおいて7,8年前まではBABOLATについで二番手に付けていたといえるでしょう。


しかしWILSONの記事でも書きましたがここはBABOLATが圧倒していますからね。

たぶん現在はYONEXの地道な改良やその販促効果で販売を伸ばしていったEZONEにも及んでいないと思います。

 

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INSTINCTは、生涯契約していたとされるPRINCEから移籍したシャワポワを目玉にして、ダンロップからの移籍組ベルディヒも併せて一気に攻勢をかけようとし、そこからの1、2モデルまでは結構販売を伸ばしていましたが、ここにきてパッタリ息切れしてしまった感じです。

 


<個人的印象>

 

「テニス 大学 練習 HEAD」の画像検索結果

特に一般の愛好家ではなく、部活やバリバリ系のプレーヤーが使用しているラケットの印象が強いんです。
メーカー自身の売りをツアー系のフラッグシップにもってくるのはいいとしても、BABOLATあたりの親しみやすさに欠けるんですよね。

 

冒頭にも書きましたが一つのラケットを長く大事にするスタイルが印象的で、そこは本当に頭が下がるこだわりっぷりです。

根強いユーザーは簡単にはラケットを変えませんから、キープコンセプトはいい方向に進んでいるとは思います。

「head murray racket」の画像検索結果

 

ですのでラケット自体はそれぞれ非常に熟成されており、メーカーとしてもラケット性能面としても常にゆるぎない評価を受けています。

 

しかしながら、商品開発の流れとして素材に「グラフィン」を投入して以降、その後マイナーチェンジを繰り返しての継続展開で3世代くらい過ごしていますから、それまでのユーザーにも多少飽きがきているのではないでしょうか。

 

ラケットデザインはいいと思いますし(昔のほうがよかったけど)、もう少し売れてもいいはずなんですけどね。


全体的に難しいツアー系に特化している感はWILSONにも同じ一面があるんですが、なぜかWILSONはその部分をうまく利用できています。
コマーシャルが上手いのか、販売面でデメリットになっていませんから不思議なもんです。


<HEADまとめ>

 

ストロングポイント

  • 選手層にはいまだ強いニーズがあり使用率も高い
  • 1つの製品に対し伝統が長く、非常に熟成されている。
  • 製品の販売期間が長く、固定ユーザーが多い
  • デザインは優れていて、持っていて「お!?」と思わせる

 

マイナスポイント

  • ツアー系に振ったモデルが多く、ちょっと敷居が高い印象がある
  • GRAVITY以外は目新しさが少ない
  • 黄金スペックにもう少し力を入れてほしい

 

総合的な

個人的おすすめ度:★★★✬☆(3.5ですね)


ラケット性能がとにかくしっかりしているアメリカの大手ブランドで、販促よりもラケットづくりに対してのこだわりを強く持った職人気質なメーカーです。


そういう姿勢を感じ取れるからこそ、トッププロも契約に積極的になるのではないでしょうか。

 

そこそこ売れてはいるのですが、せっかくいいものを作り続けていますし、そのブランド力は誰もが認めるトップメーカーですから、もう少し販促活動を改善して売れてくれればいいなぁという感想です。