こんにちはstelliterです。
今日から何回かラケットメーカーに対する私なりの印象をちょいちょい書かせていただきたいと思います。
先にお断りしておきますが、
「書けることだけ書きますね」
こういう記事はすごくまじめに資料作成している方たちがすでに先発隊として色々発信されていますから、普通のラケット紹介とかを今更行なってもあまり意味がないと思います。
ですから、あくまで好き嫌い満載で切り込んでいかないと面白くもなんともないですし共感も得られないはずです。
これをお読みになる方との意見の相違や
「キミは底が浅いな~」
というご意見ぜひお待ちしております
今日はWILSON編です
それではいってみましょう。
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目次
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<WILSONというメーカー>
数ある世界中のラケットメーカーの中でも非常に伝統があり、またそのシェアも常に世界トップクラス。
というか全体で見たら実際トップなのかもしれませんね。
往年の名プレーヤーから今現在もフェデラーを筆頭に、ATPおよびWTAにおいて本当にたくさんのトッププレーヤーに愛されています。
<シェアはどんな感じ?>
いろんな方がおっしゃってますしテニスショップに行かれたらまず目につく、そのラインナップの多さ
常に売り場を占める面積はナンバーワンではないでしょうか。
日本においても例えば、ヤフオクで硬式ラケットを検索すると、常にオークションの出品総数は断トツの1位です(常時1000本以上出品されています)
ラインナップだけ揃えているだけでじつは売れてない、、、ということはなく、やはり各ネットショップやテニスショップさんの売り上げ数ランクで各カテゴリー(ツアー系・中厚系・パワー系など)においてまんべんなく上位をキープしています。
販売戦略にも長けていて、イベント開催や新製品のコマーシャル活動にも強く、テニスをあまりやったことがない人も
「WILSONってあのテニスラケットの??」
なんてメーカー名だけは知っているという、ちょっと変わった現象もあります。
ヨネックスとかダンロップとかなら国内メーカーだから、なにかしら耳にするはずですが、基本WILSONはアメリカのメーカー。この認知度はすごいことですね。
<ラケット評価>
(ツアー系 PROSTAFFとBLADE)
とにかく伝統のPROSTAFFとBLADEの両方で根強い人気ですよね。
PROSTAFFは何といってもサンプラス・フェデラーの近代テニスの2大巨頭を押さえてますから。
一時期SIX.ONEにとってかわったんですが今はまたPROSTAFFを全面的に復刻して数年、、コート上でも使用している人をよく見かけるようになりました。
SIX.ONEが絶大なフェデラー効果で相当売れましたから、そのあとどうかな~ライバルも多いしと思っていましたが、まあいらぬ世話でしたね(笑)
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BLADEは発売された当初はそんなに売れていた印象はないのですが、ジョコビッチが使用し(HEADにいっちゃいました)、K BLADEあたりから一般にも浸透し始めて、緑色メインのカラーリング(アンプリフィールの次??)にチェンジして以降さらによく見るようになりました。
とにかくしなりを売りにしていて、
「BLADER」なんて言葉もあるくらいにユーザーに愛されています。
私個人は難しいラケットである印象が強く、やはり上級者向けだなと思います。
事実中級者くらいでバッチリ使いこなせている人をあまり見たことがないです。
PROSTAFFもBLADEもほんとに上手い、キャリア十分な人がようやく使いこなせるラケットなんだなと思っています。
(黄金スペック系)
ここは他社にひけをとり続けていたという印象がぬぐえません。
黄金スペック系となればWILSON得意の販売網をもってしても、特にBURN登場までは全くBABOLATに歯が立たなかったと思います。
BURN登場以前は錦織選手のTOURシリーズがありました。
こちらはかなり販売数を伸ばしてていましたが、けして中厚系とは言えないですよね。
黄金スペックといえばOPENシリーズがありましたが販売ではかなり苦戦していました。
その後STEAMやJUICEはやはりWILSONということもありそこそこは売れていましたが印象は薄く、やはりとどめはBURNの登場でしょう。
錦織君効果もあり本当にヒットした孝行息子的存在だと思います。
とにかく硬くて飛びがよく(カウンターベール搭載で少し和らぎました)、その後のULTRAシリーズもBURNの後継というお墨付きがあってヒットしました。
(パワー系)
デカラケはWILSONのお得意部門でしたね。
年配の方がとにかく飛ぶラケットを、というと以前は軒並みWILSONだったように感じます。
TRIAD系の売れ行きは目を見張るものがありました。オジサマオバサマがみんなあの柔らかく衝撃の少ないラケットでダブルスに興じてらっしゃるのをコートで見ない日はないってくらいでした。
今でもULTRAのデカラケシリーズが販売されていますが、販売数は次項の印象ですね、現在のところ。
<市場でのライバル>
ラインナップの広さから、とにかく対抗機種をバンバン出してくるのですが、真っ向からカテゴリー1位を勝ち取っていたなというのはPROSTAFFくらいでしょうか。
世界的にはBLADEがものすごく売れているらしいんですが(ヨーロッパ市場で一番売れているのはBLADEだと聞いて驚きました)確かにATPトッププロのBLADE使用率は高いですよね。
個人的にはツアー系はとにかくHEADが強く、そのシェアを占めている印象なのですが・・・
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BURN登場までは黄金スペック系では、あのBABOLATの目の上のたんこぶラケット2種(わかりますよねww)にはどうにも太刀打ちできない現実があり、WILSONのみならず他社メーカーもあおりをうけました。
でもBURNはWILSONも相当力をいれたのか本当によく売れました(アメアスポーツが、、ですかね)。世界的にはわかりませんが、こと日本市場ではやはり錦織選手効果もあってかかなりの本数を売ったのではないでしょうか。
95インチ、100インチそれぞれにいろいろバリエーションももたせて幅広く展開しました。
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デカラケパワー系はかつてWILSONが市場を席捲していましたが、いまや国内ではSRIXONにその座を奪われた感がありますね。BABOLATとどっこいどっこい、PRINCEやYONEXよりは売れてるかもしれませんが、それでもパワー系ラケットはSRIXONが本当に目立ちます。
このデカラケ部門はあんまり詳しくないのでWILSON編以降は記事にしないかもしれません(笑)
<個人的印象>
ラケットそのものはすべてのカテゴリーにおいて質は安心できる性能を維持しています。TENNISWAREHOUSEでのインプレ得点も常に他社同クラス製品に引けを取っていない印象です。
各カテゴリー比較でも全体的にWILSON のラケットは飛びがいい印象ありますね。
見た目よりも飛ぶって感じでしょうか。PROSTAFFなんかほんとに厳しめスペックですが結構パワーがありますしBURNにしてもとにかくライバルラケットとの比較では、パワーに比重を置いたのかなっと思ってしまいます。
これはカーボン素材のチョイスでWILSONが硬めのものを採用していった歴史が長く(ハイパーカーボンやカロファイトブラック)、ラケットに大きく反映された結果ではないでしょうか。
一つだけ残念なのは私個人的には
「デザインがまったくもって好きじゃない!」
ってところです。
PROSTAFFとBLADEはなかなかなんですが、私の好きな黄金スペックに関して言えば、もうちょっと何とかならんかなぁというものばかりで残念でなりません。
STEAMとJUICEは本当に???って感じでした。
あと後発のラケットメーカー(実際の創業何年とかの比較ではWILSONより古い会社なのかもしれませんが)と比較してブランドイメージとして
「な、なんかあまりカッコよくない」(すみませんはっきり言ってしまって)
と思ってしまいます。
悪気はないんですよ
<WILSONまとめ>
ストロングポイント
- 常に売れ行きナンバーワンを誇る
- 品質は全般的に優れている
- ラインアップが非常に多い
- トッププロの使用率が高い
マイナスポイント
- デザインが残念過ぎる
- 数打ちが目立つ(ラインナップの多さが逆効果)
- 黄金スペックにいまいち目玉商品が少ない
総合的な
個人的おすすめ度:★★★☆☆
どうこう言ってもやはり世界最大手のテニスブランドです。
悪いものなんか作るわけないですからね。
手に取って性能にがっかりするってことはまずない安心でき
るラケットメーカーです。