こんにちはstelliterです。
本日は昨日亡くなられた猪木さん追悼の意を込めて。
我が家も闘魂タオルで一日過ごしたいと思います。
さて、先日の記事
最後の方で触れた、
『守るより攻めるほうが難しい』
という言葉。
皆さん実体験をもって身に染みていると思います。
そしてこれはどのレベルにおいても明らかであるから、ある意味証明されているようなもの。
我らアマチュア底辺においても同じクラスならとにかく守るほうがミスが少ない。イコール勝てちゃう。
(👆最強の盾と矛の両名。H2Hはジョコに軍配)
そしてATPのトップの世界においても、やはり守備的な選手のほうが上位に位置している数は多いです。
守るより攻めるほうが難しいと思われる理由は、、
- 単純に求められるショットの難易度が高い(ピンポイントになる。的が狭い)
- リスキーなショットとなることが多く、精神的重圧が大きい
- 打球時のタイミングが都度変わることに対応できないといけない
- 相手のポジションや読みなど、展開を考えたうえで打球することになるから余裕がない
逆に守るほうが攻めるより優しいと思われる理由は、、
- 基本的に自分の土俵で戦える意識が強い
- チャンスボールにならない程度の返球であれば、『まずは返せばいい』
- 『まずは返す』でよければピンポイントな精度は求められない(これはレベルにもよるけど)
- 攻められる方がむしろボールに集中できる
こういったところでしょうか。主に精神的な面のほうが大きいかな、と思います。
例えば将棋の世界。
将棋でいう、『最も隙がなく最強の陣形は?』と聞かれたら、開局前に並べた最初の状態。
つまり一手も指していない状態。
ここからなら、どうにも攻め込まれないらしいですね。
目の前まで攻め手が近づき、手を出して来たらそれに反応する。そのほうがガッチリ守備体勢が出来上がっている上での攻防となる。
逆に攻め手は一手指す、つまり攻めるごとに自分の陣形に隙が生まれる。
返された手は自陣にできた隙に砲火されるから被害が余計に広がる。
だから動かざること山のごとし、最初の形を崩さない事こそ最強の戦術ということ。
しかしこれ実際には、将棋に精通している人にしてみれば
ま、実はそうでもないんだけどね
ってらしいんですが、パッと聞きだと、納得の理論と思いますよね。
さて、将棋とテニスを同義で語ってよいものかとも思いましたが、当たらずとも遠からず、参考になります。
テニスは極論言えばまったく攻めず守るだけでも勝てることがあるし、そのほうが楽だったりする。
何より、相手から嫌が上でもボールは飛んでくるから一応ゲームになる。
かたや守りを考えないような攻めダルマはまず、レべルによってはゲームが成立しないくらい酷い出来となる。
この両論だけ比較しても、やはりテニスにおいて攻めるのは本当に難しいということ。
だからこそ楽しい、奥が深いとも言えるんでしょうけどね。