こんばんはstelliterです。
どんな世界でも
『スピードとコントロール(精度)はどっちが大事?』
なんて話ありますよね。
スポーツのみならず、仕事も同じ。
仕事をてきぱきとこなすスピード(納期?)も大事、丁寧な仕事も大事。
僕は仕事においては思いっきりスピード重視派ですが。
テニスにおけるコントロールミスは一発アウト、なので特にシングルスではシコラーというコントロール命なスタイルで勝ち上れるということが確立されています(ま、ある程度ですが)。
とにかくゆっくりでもいい、ボールスピードを落としてでもいいから、コントロールを重視し相手コートに放り込むことが大事。
かといってじゃあスピードよりコントロールなんだね?と言われれば絶対に違うと思います。
うちらレベルならそれでも勝てますが、上へ行けば行くほど丁寧さだけでは勝てない。
スピードとパワーも絶妙なバランスで備わっていなければなりませんから。
むしろ他ジャンルにおいてはスピード・パワーこそ優先されるべきという向きがあり、それが定着しているようで。
F1レースや私大好きなMotoGPを例に例えると、千分の一秒を削るためにとにかく猛烈なスピードを追い求めます。そんな世界で生き残るレーサーたちが単に車を速く走らせることしかできないわけはない。
数百キロのスピードで走る車をわずか数センチ違いのライン取りで操る超繊細なドライビング技術も併せ持っています。
つまり、コントロールにも死ぬほど長けているということ。
そういった最先端技術を追い求めるには常にスピードを優先し、その結果精度・技術も後から付いてきた。そういう進化を遂げてきて今に至っているに違いありません。
その逆はあまり無いように思います。
ジュニアテニスの世界を観る機会を最近何度かいただき、間近で感じたのはやはり『まだ未熟ともフルスイングしている選手のほうが多い』ということ。
本人たちは多少セーブしているかもしれませんが、基本的にはラケットを大きく振り回している。そしてガシャってミスることもあればビックリするようなエースも飛び出る。
これを繰り返し、フルスイングは当然ありきな上で精度も伴っていき、スピードとコントロールの両方を兼ね揃えたトップ選手に上り詰めていく。
逆に言えばそうでないとスケールの小さな選手にとどまり、成績は途中で頭打ちになり、そっから上には行けないんでしょう。
最速のサーブを誇るロディック、カロビッチ大先生、イズナーたちはノーコンでしょうか?
サーブにおける繊細なタッチセンスを持っていないでしょうか?
んなことないハズです。
ただ単に速いサーブ一辺倒であれほどのエースを量産できるわけがない。
コースをついたり緩急をつけたりも出来、そのうえで物凄い強烈サーブを放ってくる。
そんな彼らも超ゆっくりサーブを打って相手コートに入れることから始めたんでしょうか?それも違うでしょう。最初から目の覚める弾丸サーブでブイブイ言わせていたことでしょう。
どんな世界でも、スピードやパワーを優先して身に付けたのちに精度も養う。そうすることが最先端技術を兼ね備えた業界のスピードスター、スーパースターになりえる条件の一つなのでは。
そこへいくとstelliterは思いっきりコントロール重視なので、、、最先端技術をかじることさえできないわけです(笑)。