こんにちはstelliterです。
先にお断りをしておきます。
需要が無いに等しい当ブログですが、一応読者様にもっとも多いのはテニスに何らか関係している方々と前提して、あえて当記事前半は訳の分からない内容からスタートします。
後半はちゃんと私なりにテニスにつなげますのであしからずです。
この方ご存じでしょうか?
いきなり誰よこれ?ギタリスト?
テニスが大好き、でも洋楽も聴く、ロックも聴くという30歳代後半以降の方ならもしかしたらご存じ、、、、かもしれない。
『イングヴェイ.J.マルムスティーン』
スウェーデンが生んだ、HR/HM(ヘビメタでいいです)界において80年代90年代にかけて革命をもたらしたスーパー速弾きギタリスト。
『おいおいテニスに何の関係あんのよ??』
ですよね。
もちろんこの後テニスにつなげるんですが、飽きる人はこの段階で記事閉じちゃってください。でもある読者さんお一人だけは熱心に読んでくださることかと(笑)
イングヴェイ・マルムスティーン(以降インギーで)は80年代初頭にHR/HMシーンに登場。
それまでに存在した速弾きギタリスト(すごいスピードでギターを弾けるギタリスト)たちとは明らかに一線を画す超絶スピードとこれまで聴いたこともない豊かな表現力、また類まれなる作曲能力も兼ね備え、一瞬にして業界のスターダムにのし上がり、世界一のロックギタリストとして長きにわたり君臨しました(今も現役ですよ)。
いきなりそれまでのギタリストたちの技術レベルを数段飛び越えたスーパースターの登場に業界は面くらいました。
そして当時のシーンに与えた影響は計り知れず、同業者、関係者そしてこれを聴いた当時のギターキッズたちの度肝を抜いたのです。
(これ37年前の日本公演若き日のインギー、、今観てもぶっ飛んでエグい🎸)
しかしその完全に別次元であり誰も真似できないであろうインギーのギターテクニックを同年代のギタリストや後発隊も黙って指をくわえているわけではありません。
一気に彼を模倣し(パクリ)始めるのです。
しかし、、
『一体どうやってこんなプレーが出来るんだ??』
『速すぎてどう弾いているのかわかんないよ』
という情報収集が全くできない時代でもありました。
80年代当時と言えば当然今のようにインターネットもYOUTUBEもありません。
動画だってビデオ(VHSってやつね)がちょぼちょぼと販売されていたくらい、質も良くないものばかりでした。
つまり、簡単にパクれる環境ではなかったのです。
インギーのプレーを真似はしたい、目の前でギター捌きを観たいけど見ることもなかなか叶わない。ライブを観るのだって機会に恵まれないし、そんな間近で観れるものでもない。
頼りにできるのはCDという音源のみ(CDだってまだ完全移行されていなかったかも)。
(この頃なんかはCDとレコードも併売されてたかも)
スロー再生なども当時はなかなか正確に再現できる機材もなく、ましてやアマチュアの我々には手の届くものではなかったですからね。
しかし彼のプレーに憧れ、または羨望する者たちのあくなき追求心はすさまじいものがありました。
結構それほど時間もかからずのちにインギーを脅かす、、少なくともテクニック的にはインギーを超えたのではないかとされる変人ギタリストども(失礼!)が大量に現れ始めました。
(日本でもちょっとだけ有名なポール・ギルバートと、強烈にインギーを模倣したインペリテリ)
音楽的センス、そして表現力溢れるフレージングにおいてまでインギーを凌駕したのかと聞かれたら『それはどうだろう』と言わざるを得ないです。
しかしこんな短期間で彼と肩を並べられるほどのギタリストが湧いて出るなど、当時ショボショボギターキッズであった私(そうなんです実は💦)も含め、、
マジかよ、、スゴイ世界になってきたなぁ💦
とロックギタリストたちの急速な進化、そのパクり能力の高さに皆驚くしかありませんでした。
ま、そのあとこんなに太っちゃったりしちゃいました(笑)
だとさ、、、、ちゃんちゃん。。
これで終わったらなんの記事ヨとなります。
ギターとテニス、エンタメとスポーツそれぞれに位置する世界です。
単純な比較など出来ようもありません。
今のテニス界に長きにわたり頂点に君臨するBIG3。
実際のランキングしかり、そのステータスもまたしかり。
彼らに憧れ、彼らを追い越そうと後輩プレーヤーも躍起になってBIG3に挑み続けます。
今の若い世代において、しかも彼らがまだツアーデビュー駆け出しの頃なら到底BIG3の足元にも及ばない。
(ヤングガンズ世代は本当にBIG3の被害者です)
あっけなく散っていくのは当然ですし、対戦することさえままならないかもしれない。
しかしメドベージェフやティエムをはじめとする、『ポストBIG3候補たち』もそろそろ数年トップ争いをしているというのに、まだBIG3のうち2人は№1、№2なのです。
事実下の世代に対しBIG3は今だほとんどの『ポストBIG3候補』にH2Hでまだ勝ち越している、
- メドベージェフ:3勝1敗
- ティエム :9勝6敗(なかなか拮抗)
- チチパス :6勝1敗
- ズベレフ :5勝2敗
- メドベージェフ:3勝0敗
- ティエム :2勝5敗(ここは結構負けてる)
- チチパス :2勝2敗
- ズベレフ :3勝4敗
- メドベージェフ:4勝3敗
- ティエム :7勝5敗(意外に負けてる)
- チチパス :4勝2敗
- ズベレフ :5勝2敗
BIG3対ポストBIG3全数での戦績でみるとBIG3の53勝33敗です。
だいぶ延びてきたとはいえ、それでも今だ短命の部類に入るテニスプレーヤーの選手寿命において、年齢平均で10歳ほど若い(さすがにフェデラーは可哀そうなくらい歳が離れているから大変だけど)バリバリのナンバーワン候補相手にこの成績はスゴイの一言に尽きる。
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先のギタリスト、インギーの話との単純比較はある意味ナンセンスなのかもしれませんが、今の時代パクろうと思えばいくらでもパクれる。
コーチ陣を含む最高のバックアップ体制や溢れる情報に囲まれているからです。
テクニックをはじめ、練習方法・精神面・肉体管理面・戦術面・スポーツ生理学など、潤沢な『追い越し可能な特急券』は揃っている。
少なくともBIG3が若き日の同じくして成長してきた環境とは較べるべくもなく優位なことでしょう。
後続の選手たちのほうが身体的にも恵まれているし、進化の影響も受けやすいはず。
しかもとどめとしては、ターゲットであるBIG3という最高のお手本を年中目の前で見て、そして対戦しているというのになかなか完全に上回ったというには及んでいない。
まあなんともパクらせないこと。
しかし昨年後半から今にかけて本当にいよいよと言うべく、世代交代の勢いが濃くなっています。
- フォアハンドなら○○だろう
- サーブなら○○はBIG3なんかとっくに置き去りだ
- あのフィジカルはツアー最強でしょ、BIG3にはないものだよ
個別な部分においては、もうとっくにBIG3より優れているであろうという各点も大いに見受けられます。
そして唯一BIG3に対して引けをとっていたとされる、
『競り合った際の勝負根性』
という点においてもそん色はなくなってきている。
ここ数年、年末のATPファイナルもポストBIG3世代がかっさらっているし、『もう(BIG3は)怖くはない』という自信が植え付けられてきた結果でしょうね。
BIG3がランキングにおいても対戦成績においても追い抜かれるその瞬間、、もう本当に近い将来まで来ていると思います。
(この年までテニス続けてほしいBIG3😆)
今回の全豪もなんとかBIG3最後の砦ジョコビッチ(嫌いだけど)が、決勝にたどり着きました。
さてさてここで世代交代なるのか、、それともまたまた踏ん張り続けるのか。
ところでね、、
stelliterさんよ、じゃアンタもパクったら?したら相当上手くなれるはずでしょ??
それは言いっこなしよ(笑)
究極の自己満記事、、ここまで読んだあなたはエライ👍