こんにちはstelliterです。
今回は皆さんもわたしも疑問に思う、、
「ラケットの寿命」
について考えてみたいと思います。
答えがないからあくまで、「考えてみたい」でお願いいたします(^_-)
それではいってみましょう
「あす楽対応」スリクソン SRIXON テニス硬式テニスラケット SRIXON REVO CV 3.0 スリクソン レヴォ SR21802フレームのみ 『即日出荷』 価格:10,890円 |
❝ラケットの寿命ってあるのか❞
まず最初に、、
- 比較的最近のラケットである
- 愛好家レベルである
この二つを前提に考えさせていただきます。
先に結論を言いますと
「劣化は確実にあるが、寿命は実質的に無いに等しい」
これですね。
順を追って考えていきましょう。
❝体感できる劣化は❞
ラケット寿命において体感できる劣化。
さまざまな要素がありますが、代表的なものといえば
- 飛ばなくなった
- 劣化による振動
- 異音がする
この3つがプレーヤーの体感できる範囲ではないでしょうか。
❝飛ばなくなった❞
どちらかというと気が付かない方が多いですね。わたしも気づかないと思います。
何年も同じラケットでプレーし、しかもそこそこ頻度が多いと、よっぽど意識していないとほぼ気づけないのではないかと思います。
以下に理由を述べたいと思います。
(調整しろがあるから気づけない)
ラケットはストリングの種類やテンションで飛びは,、がらりと変わるものです。
飛ぶようにも抑えるようにも調整が可能です。
総合的な飛びの判断は
ラケット+ストリング+ストリングテンション
で決まります。
何か月か経ってストリングが伸びてきたり切れてしまったりすると、また当然張り替えなければならなくなります。
その際に
「前回〇〇ポンドで張ってもらったから今度はいくつにしよう。」
「ちょっとゲージを細くして飛ぶようにしてみようかな。」
など、ちょっとセッティングを変えるだけで単純に飛びというものは変化をつけさせられる、元に戻せる「調整しろ」とも言えます。
そうすると、その時点でまた一つ影響を与える要素が増えてしまうわけなので、ますます微小な変化には気づきづらくなります。
❝劣化による振動❞
(打ち較べなら気づける)
以前同じラケットをそれぞれ別の購入先で2本所有していました。
先に購入したほうを打った時、雑味というか「ビイーン」という振動がありました。
「このラケットはそういう特性のラケットなのか・・」
とちょっと残念な気持ちになっていたのですが、翌日あとから購入した方のもう一本を使用したときはまったく振動を感じることがなく、、
「昨日の一本が、実はヤれ気味なのかな」
と明らかな違いに気づきました。
ーーーーーーーーーーーーーーー
さらにストリングがそれぞれメーカーもゲージ太さも違ったので、1本目を2本目と同じ条件に張りなおしてリトライしたのですが、同じ結果でした。
全く同じラケット・同じセッティングの2本打ち比べであったなら、意外にラケットそのものの状態の違いは感じ取れるものなんですね。
(毎日の微小な経時変化に気づくのは難しい)
人間の感知能力というのは科学的評価でみた場合、結構ダメなものと優れているものの2つに分かれます。
例
- 振動感知:優れていない(45DB以下の震度0相当は感じ取れない)
- 色彩・形状感知:優れている(過去の表面処理技術書に掲載されていましたが、特に色彩に関して人間は機械を上回る能力を秘めているようです)
肌感覚においては、かなり熟練された人が意識的に感じ取ろうとしない限り、正しく判別できないわけですね。
何を意味するかというと、要するに毎日同じラケットを使用していると、イレギュラーな衝撃が発生しない限り、経時変化的微小な繊維破壊といったものには、なかなか気づくことは難しいということです。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ということは振動というものが、カーボン繊維のゆるやかな破壊によるものであったならば、こちらも実質的には寿命はかなり先になるといえるのではないでしょうか。
(化学物質でできている以上劣化は起こる)
超音波探傷試験などでカーボン繊維内のごくわずかな繊維破壊というものは確認できるようです。
テニスラケットも化学物質で出来上がっている以上、どうしても劣化は避けられません。繰り返し打球することにより、確実に進行していくはずです。
ーーーーーーーーーーーーーーー
しかしプレーヤーサイドの視点で考えた場合、はたしてそれに気づけるかというと疑問です。
❝普通はなかなか折れないけど、、一発で折れた事案❞
一度だけ新品で買ったラケットの最初のオンコートで折れたことがあります。
ーーーーーーーーーーーーーーー
ダブルスで前衛にいたとき、相手の返球が浅い中ロブになったので、思いっきりブッ叩こうと振り切ったら、大ボケをかましてフレームショット気味になったんです。
「グワシャッ!!」っと大きな音を立てて打ち込まれたボールは一応相手コートに入ったので結果こちらのポイントになりはしました。
でもその音が音だけに、ちょっと心配になって
「ストリングが切れたのかな??」
と思ったのですがどこも切れていない。
「あ、大丈夫だった」とプレー再開、と思ってリターン時にラケットのスロート部に触れた瞬間、、
「あれ、、なんかトゲトゲする・・」
とそのポイントが終わった後ラケットをまじまじ見ると、片方のスロートがバッキリ折れていました。
「なんで、どこもぶつけてないよ?ボールを打ち損ねただけなのに」
結果、製品保証期間内ということで新品に取り換えていただけましたが、こんなこともあるんですねぇ
❝異音関係❞
- ストリングホールやグロメット装着部からの砂などの浸入
- グロメットの破片
- フレームの破片
などが理由のようですが、一番多いのはやはり砂の浸入でしょうか。
かつて、BABOLATのAEROSTORM GTがやたらグロメットとフレームの間に砂を噛む形状で、いつ砂が入ってしまうかとヒヤヒヤでした。
上記写真のようにバットキャップを外してグリップを下にして何度か振れば、砂が出てくることもありますよ。
❝一番の寿命って「飽き」でしょう❞
なによりこれが一番の寿命ではないでしょうか(笑)
新品で買ったラケットを、その天寿を全うするまで使い続ける人って何人いるでしょう?
たいていは何年か使い続けていると、後継機種がでたり他社製品に目がいったりして、結果ラケットの寿命や劣化など、まだまだ迎えるべくもない段階で買い替えるということがほとんどではないでしょうか。
なので一番の寿命、というか劣化要素は
「そのラケットに対する関心」ってことですね(笑)
❝まとめ❞
- 劣化はあるが寿命は実質的にないに等しい
- 化学物質である以上、数値上は劣化していく
- 微小な飛びの劣化はストリングの調整で気にならなくなる
- 毎日のように使っていれば微小な経年劣化には気づかない
- 一番の寿命って“飽き”でしょう
どうでしょうか。
最近のラケットは昔に比べると頑丈にできているようです。
結果的に、「あまり気にしないでいいんじゃない?」
っていうのが私なりの結論かと思います。
🎾
ピュアドライブ ライト 2015 ( PUREDRIVE LITE 2015 )【 バボラ BabolaT テニスラケット 】【 101239 海外正規品 】 価格:10,890円 |