こんにちはstelliterです。
前回の記事 に引き続き、今回は浅いボールでも戦えるようにする
「マインド編」
です。
これまでミスに対する考え方から始まりスキル編・フィジカル編とやってきましたが、最後にこの一番大事と思われる
「マインド編」
で一区切りさせていただきます。
ここが一番大事ですよね。
と同時に自分に一番足りていない、現在取り組み中ってところです。
それではいってみましょう。
<テニスにおける心の置き方>
テニスにおいての「心」の部分を表現する際には、みなさん、
「メンタル」
という言葉のほうを選択することが多いですよね。
メンタル=心の状態
マインド=価値観や信念
こう考えたときどちらが重要かと言ったら私は最近、より
「マインド」という考え方が重要だと思っています。
「メンタル」は心の状態、、とするならばやはりどうしても置かれたシチュエーションによっていろいろと揺れ動かされやすいような気がします。
勝ってるとき・大負けしているとき、調子がいい時・悪い時。
しかし「マインド」はどういう状況にあろうとも、その価値観の方向性自体は変わらないという信念に基づいていると表現できるからです。
ですので
”心の状態をポジティブにしよう”
といったようなメンタルへの取り組みよりも
「考え方を自分のなかで定着させる」
「価値観の方向性」
という、状況に左右されない「マインド」として取り組むほうがよりコートのなかでの振る舞いに反映されると思います。
わたしはこちらの方の説明を自分なりにモディファイして理解しました。とても参考になりますからぜひ一度ご覧ください。
<いつも以外のことはやらない>
まず先にこの、「何もしない」に近い感覚で試合に臨むことが重要です。
とかく私たちは、試合前・試合中(特にここ)いろいろと考えながらプレーしています。
試合前に作戦を立ててそれを実践すべく、、というのはよくわかります。しかしながら、その試合前の段階で準備したものを試合の中でどれくらい無意識に出すことができるでしょうか。
そう「無意識に」です。
ああしてやろう、こうしてやろう、こう来たらあそこへこういう回転で打ってやろうと色々考えると、結果どうでしょう?
望んだ結果を得た確率のほうが少なかったりしませんか??
練習で取り組んだ量、、ましてや試合前の数日で思考した内容とこれまでずっと試合で積み重ねてきた量が釣り合わず、結果、いつもの試合での自分のスタイルに結局戻ることのほうが多くないでしょうか。
まず技術的な問題をクリアにするには、練習段階で取り組んでおかないといけないですし、急にコートで出た偶然は長続きしないはずです。
何よりそれって普段の自分のスキルじゃないですから
<相手のナイスショットは素直に称賛するだけ>
対戦相手のすごいショットが決まったとしても、エースを連発されてもまったく動じない姿勢が大事です。
「やべえな今日の相手、めっちゃ強いじゃん」
ってなりがちなんですが、これはまったく考えてはいけません。
必要がないんです。
まず脱中級を目指すくらいのわたしの対戦相手を前提としたら
- それほどナイスショットは続かない
- 打たれたからって動揺しても何も変わらない
- そこで慌てても自分のプレーが乱れるだけ
- 相手の技量は試合が終わってから振り返ろう
特に最後の「相手の技量」に関してですが、これは試合中には絶対に考えてはいけません。
「相手がすごいから今日は負けてもしょうがないよな。。」
こういうまったく余計な思考を早い段階で自分の中に刷り込むことになりかねませんからね。
とにかく、相手のナイスショットが決まっても
「グッジョブ!」
くらいにしとけばいいんです。これくらいの反応にしときましょう。
逆に相手の調子が悪かったり、技量的にワンランク下に感じても、やはりそれも試合中に考えてはいけません。
間違っても
- 「今日はこの感じなら楽勝だろう」
- 「ほおっておけばそのうちミスするだろ」
などと考えてはいけません。
こういうのはさっきの「相手が強い」と思ってしまうバージョンよりも酷い結果を生みます。
わたしも何度これで大逆転負けを食らったことか
とにかく相手の技量を試合中に考えてはいけません
<自分のミスに慌てない>
前項の「相手の技量」に関連しますが、自分に対しても同じ姿勢であることが大事です。
ただ、おそらくこっちの自分の調子を考えないことのほうが難易度が高いと思います。
どうしても悩むところだし、試合中に自分の調子が悪いなーと感じたらついフォームや打ち方を調整しようと考えてしまいます。
- 「フォアがオーバー気味だな。もう少しスピンをかけてコートに収めないと」
- 「ダフォが多いな、今度はちゃんと入れないとまた失点してしまう」
これらですね。
意識的に自分の打ち方を調整するのはなかなか難しいんです。特にそれが試合中ともなると、まあ上手くいく確率はダダ下がってしまいます。
<じゃあどうすればいいのか??>
とにかく相手のことも自分のことも考えないでください。
「え、じゃ何考えてテニスするのよ??」
となると思いますが、実は、、
あまり考えてテニスしないでください(笑)
いや、考えてというよりはボールに集中してください。
飛んでくるボールと自分から放たれるボール、、それを夢中で追いかけてください。
実は自分のテニスの能力を最大限に発揮できるのはそれしかないんです。しかもそれが試合中だと絶対的にそうです。
今回は冒頭でしか書いていなかったのでみなさん忘れてるかもしれませんが、
「浅いボールで戦う」(ここは今後自分のブログの中では表現を変えていきたいと思います。理由はめっちゃ簡単ですのでまた次回に)
と最初に定義しています。
必然的にまず仕掛けは相手主導になりがちなスタイルです。
ですので、なおさらこの
「何も考えず相手から飛んでくるボールに集中する」
これが活きてきます。
なにより返球時のミスが激減します。
つなぐテニス,、、一球でも多く返すのが私のブログの大きなテーマの一つですが、この「考えないでボールに集中すること」で非常に返球率が上がるんです。
これは取り組んでいただかないと実感してもらえないことですし、文面で説明されたところでいまいちピンとこないことと思います。
ですので今日はここまでとさせていただきたいと思います。
これはわたしもよく拝見させていただいているサイトですが
よかったら参考にしてください。
すぐに行動に移せるアクションプランがたくさん書いてますよ、勉強になりますのでぜひ
<まとめ>
- いつも以外のことをやらない
- 相手のナイスショットは素直に称賛する
- 自分のミスに慌てない
- とにかく飛んでくるボールを夢中で追いかける
これまでこの記事に関連していろいろと書かせていただきましたが、最後のマインド編において一番重要なのは言い換えれば
「平常心・そして夢中でプレーすること」
試合という身動きの取れない環境下においては、これ以外に自分を出し切れる手段はありません。
そこに邪念はありません。夢中でボールを追いかける自分がいるだけです。
最後まで読んでいただいて本当にありがとうございました。