こんにちはstelliterです。
前回記事に引き続き、わたしがこれまで所有していたもしくは打ったことのあるラケットの中から、「よく飛ぶな~」と感心したラケットベスト3を挙げてみたいと思います。
今回は「98インチ編」です
以前、いままで打ったラケットが全種類で70本ほどとお伝えしたように記憶していますが、改めてざっと数えてみたところ、98インチだけで40本ほど打っていたことに今更気づきました。
今回はその中から選んだ結果です。
前回の100インチもおそらく同本数くらいは打っていると思われますので、全種類で考えると実際は100本は超えてそうです
それではいってみましょう。
<第1位🎾YONEX EZONE Xi 98>
今回もなんの躊躇もなく1位発表、、
YONEX EZONE 98です。
フレーム厚:19~24mm
重量:310g
バランス:310mm
ストリングパターン:16×19
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意外と思われたかどうか、、ですね。
これまで打った98インチ中では、、
「ダントツ」に飛びました。
スペックとしてはトップライトなラケットが1位??と不思議に思われるでしょうか。
しかし現在EZONEユーザーで、もしこのXiから継続使用されてらっしゃる方なら結構ご納得いただけるのではないでしょうか。
YONEX特有の「ボヨーン感」がこのXiに関してはアリアリで、それが反発性能に反映されてか、実に素晴らしい飛びを実現しています。
先に申し上げたように振り抜きの良いトップライト設計で、ともすればありがちなパワーダウン方向に影響しそうなところ、まったくそんなことはありませんでした。
98インチラケットでは比較的珍しい、あからさまなデュアルテーパード形状で最厚部24mm。
飛ぶラケットである条件も揃っていますね。
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のちのAi以降からEZONEはがらりと方向変換したようです。
もとからパワー志向のラケットであるEZONEを振動吸収や打感の追及路線にシフトしていき、毎シリーズごとにパワー増進というわけではなくなりました。
私自身はXiの2つ後継であるDR98も所有していたことがありましたが、ラケットの完成度で言うとDR98は本当に素晴らしいラケットでした。
高い剛性感やそれに伴う打感の向上など、どれをとってもXiの及ぶところではなくなりました。
しかしながら今回テーマの「飛び」という点においてはXiのほうがトンガっていて反発性はあると感じました。
ただ余談ではありますがコントロール性能は前回100インチ部門で1位のピュアドライブロディック2006同様少し、、
「ん?」
と思ってしまう面がありましたね。
もちろんロディックよりは全然扱いやすいですが。
<第2位🎾BABOLAT ピュアストライク16×19 2014>
2位はBABOLATのピュアストライク16×19 2014です。
フレーム厚:21~23mm
重量:305g
バランス:320mm
ストリングパターン:16×19
価格:9,900円 |
ラケットとしては2017モデル以降のピュアストライクが抜群の評価を得ていることと、私が打っていない(スミマセンです💦)ということもあって、、
「なんで2014モデルなのよ??」
と疑問に思われるかもしれません。
ただどうでしょう、、飛びということだけで言うなら打ち較べしても2014モデルのほうも負けてないと評価していたかもしれませんね。
それくらいピュアストライク2014も飛びはいいです。
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フレームの正面厚が結構頼りないくらいに薄めのこのラケットですが、わずかなデュアルテーパード形状も相まって、かなり硬質なラケットです。
飛びを音で表現するなら、先のEZONE Xiが「ボヨーン!」なら、こちらのピュアストライクは「ビン!」という反発性を保持しています。
ラケットの硬さで飛ばしている感はかなりありました。
ピュアストライクと言えばこの人、今をときめくティエムも使用していますが、この頃はまだあまり印象にないですね。
スペック的には305gでバランス320mm、、前回記事でもお伝えしたEXO3 BLACKとフェイス面積以外は同じ数字でかつ硬質なラケット。
繰り返しになりますが、飛びはよかったです。
しかし上記の過去記事でもお伝えしましたが、販売本数の割に扱いづらいラケットという意見も多く、評価としてはやや残念な結果に終わったラケットでした。
<第3位🎾BRIDGESTONE X-BLADE VX 305>
3位はBRIDGESTONE X-BLADE VX 305です。
フレーム厚:22~23mm
重量:305g
バランス:315mm
ストリングパターン:16×19
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ここで登場、私自身かなり思い入れもあるラケットです。
この、、
- フェイス98インチ
- 比較的薄ラケツアー系
- 重量305g
- バランス315mm
という最近の鉄板スペックは特に国内メーカーは黄金スペックに負けず劣らずラインナップを充実させており、98インチカテゴリーのもはや本流に据えていると言って差し支えありません。
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3位にX-BLADE VX 305を持ってきましたが正直、、
- SRIXON REVO CX 2.0
- YONEX VCORE Xi 98
とも少し悩みました。
その中でもやはり「飛び」という点においてはまずSRIXONは却下、、残ったVCORE(ほとんどスペックは同じ)との一騎打ちとなりましたが、Xブレード製法の強靭な剛性感からくる反発性を重視して3位とさせてもらいました。
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まさに薄ラケと中厚ラケの中間を埋めるべく存在しているスペックですが、その中でもX-BLADE VX 305は先も申し上げた通りかなり「ガッチリ」ボールを弾く特性です。
掴む感じももちろんありますが、それにしても
「飛ぶよね」
と納得できるパワーアシストも兼ね揃えていました。
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のちにVI そして最終型となったBXと引き継がれていきましたが、返す返すもBRIDGESTONEスポーツのテニス事業からの撤退は残念極まりなかったです。
<打っていないのが申し訳ない裏上位候補2本💦>
私が打っていないため皆さんからすれば、、
「え、あのラケットは??」
と思われたかもしれないラケットがランクインしていません。
ここではその2本を一応名前だけ挙げておきます。
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PRINCE BEAST O3 98
WILSON BLADE 98 (16×19)CV
どうでしょう、、
この2本は打っておかないといけませんでしたね。
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まずはBEAST O3 98です。
前回記事でO3は飛びそのものは優れているはずですが、面ブレの影響で体感的に少しパワーロスと感じてしまうとお伝えしました。
しかしBEASTはスペック的に
フレーム厚:22~25mm
重量:305g
バランス:315mm
ストリングパターン:16×20
バランスが315mmでクロスが20本あたりが少し控えめ要素ではありますがそれでもトップフレーム厚で25mm、そしてストリングベッドに有利な真ん丸フェイス。
飛びを期待できない理由がないスペックです。
おそらく打つ機会があったならば1位はなくとも、ベスト3にはランクインさせたかと思います。
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それまでのREBEL 98およびTOUR 98は打ったことがありましたし、スウィングウェイト的に黄金スペックでそれなりに反発は感じました。
なのでおそらくBEASTも結構な飛びが想像できます。
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そしてBLADE 98 16×19です。
フレーム厚:21mm
重量:304g
バランス:325mm
ストリングパターン:16×19
どうしたって飛びますねこれは。
いかにも体重の乗りそうなスペックです。
BLADE 18×20ならBLXシリーズのとき所有していたことがあって、かなり不思議なラケットでした。
柔らかくて目の細かいラケットなのになぜか、、
「スゲー飛ぶじゃないか」
と驚いたものです。
それが16×19のストリングパターンでしかも
「パワーのWILSON」
十二分に上位ランクインが期待できましたよね。
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なのでここはちゃんとリサーチしておかなかったことが悔やまれます。
以前にもお伝えしましたが、ここのところずーっとSRIXON V3.0が定着してしまったものでして(まあイイことですよねww)
ラケット好きな私としたことがいいやら悪いやらです。
<最後に:飛び的にはちょうどいいというプレーヤーが多い>
98インチはテニスに慣れてきた初中級~中級プレーヤーがステップアップの際、次期使用ラケットとして必ず候補に挙がってくる人気カテゴリーです。
- 振りやすさ
- コントロール性
- パワーアシスト
など黄金スペックやもっとパワーのあるラケットから変えてみて、、「このあたりのラケットが一番扱いやすい」
と真っ先に感じやすいカテゴリーでもあるようです。
なので各メーカーもフラッグシップモデルに98インチ付近をもってきていることが多いですよね。
黄金スペック同様、人気である理由も良くわかるというものです。
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次回は最近100インチ、98インチに押されがちだけど、まだまだ根強い人気の「95インチ編」を考えてみたいです。