こんにちはstelliterです。
前回・前々回記事に引き続き、わたしがこれまで所有していたもしくは打ったことのあるラケットの中から、「よく飛ぶな~」と感心したラケットベスト3を挙げてみたいと思います。
今回は「95インチ編」です
(前回・前々回記事)
今やMIDなのかMIDPlusなのかよくわからないカテゴリーに属しますこの「95インチ」。
皆さんの興味をそそるものであるか疑問もございますが、一定数の需要もあると想像し、今回取り上げさせていただきます。
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結構もっと打ったことあったのでは?と思っていたのですが、ざっと数え挙げたところ、95インチはせいぜい20本ちょいくらいでした。
今回はその中からの「飛び」ベスト3となります。
それではいってみましょう。
目次
<第1位🎾WILSON BURN 95>
またまた1位から発表です。
フレーム厚:22mm
重量:309g
バランス:325mm
ストリングパターン:16×20
価格:9,900円 |
第1位はWILSON BURN 95です。CV(カウンターベール)ではなく初代BURN 95です。
「変わってるな~」
というくらい95インチにしては不思議なスペック通り、重いスウィングウェイトです。
数値が表すとおり、持った瞬間「ズッシリ!」な重量感。
そしてラウンド形状がもたらす弾きもバッチリ、撓りは私ごときのスウィングスピードではあまり感じられませんでした。
とにかく剛性感が高く、しっかりボールを潰せつつも飛ばせる、、
「さすがはパワーのWILSON」
と思わせる堂々の第1位です。
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初代が発売されてもう5年(?)経ちますが、最初の当モデルがあまりにギンギン志向なラケットであったことから、CV搭載モデルでは、やや「身体にやさしい」路線に方向変換。
だいぶ扱いやすくなったということです。
しかし、錦織選手は凄いですね。
現在はULTRA,その前はこのBURN、その前はSTEAMでしたっけ?
名称が変わっただけで、数値的にはあまり変更点は少ないはずで、95インチトップヘビーという超コントロール性に難のありそうなラケットを毎度毎度、軽々操っています。
才能というほかありません。
<第2位🎾WILSON K SIXONE 95>
フレーム厚:22mm
重量:310g
バランス:315mm
ストリングパターン:16×18
【中古】ウィルソン K シックス ワン 95WILSON K SIX ONE 95(G3)【中古 テニスラケット】【硬式テニスラケット】 価格:6,600円 |
2位は同じくWILSON のK SIXONE 95です。
こちらは今回BURNとどちらを1位にしようか迷いましたが、打った私の印象でやはり新興勢力のBURNにしました。
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しかし発売から13年以上前のラケットであるK SIXONE 95、、そんなに飛ぶの??と思われたでしょうか。
すごいパワーなんですよ
デルポトロ選手の雄たけびが聞こえてくるくらいに飛びます(笑)
以前の記事でもお伝えしましたが、カロファイトブラックはWILSONの歴代で最もラケットを「硬くする」素材テクノロジーであったのではとないかと推測されます。
それくらいにキンキンと金属音を立ててボールを弾いていました。
同時期に発売された他のWILSONの
- K OPEN 100
- K PRO TOUR 96
- K TOUR 95(錦織使用)
- K FIVE
- K SIX TWO
などなどいずれもKと名の付くラケットも同じ傾向で、とにかく硬く引き締まったラインナップでしたね。
この後、BLXやアンプリフィール、CVととんがりを減らしていったWILSONですが、このK SIXONE 95はいまだ使用している人を結構見かける名器。
そのパワーをメリットと捉えている方が多いのですね。
<同列第3位🎾PRINCE TOUR PRO 95 XR>
フレーム厚:20~22mm
重量:310g
バランス:310mm
ストリングパターン:16×19
プリンス Prince テニス硬式テニスラケット TOUR 95 (ツアー95) 7TJ075 価格:18,700円 |
同列ということで後でもう一つご紹介させてください。同列3位はPRINCE TOUR PRO 95 XRです。
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私としてはまだ比較的新しめのラケットに属します(笑)
なので今風に味付けされた飛びを実現しています。
テキストリーム搭載初代モデルで撓りはあまり感じさせず、やはり高剛性、かつ硬質的な感じはそれほどでもない、しっとりとした打感なラケット。
打った瞬間スペックの予想を超える飛びを体感できます。
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ボールの当たり所がちょっとだけわかりづらかったですね、あまりクリアには感じませんでした。
なので私的にはストリングのおススメは絶対にポリです。
あと全然関係ありませんが、なによりこのラケット、、
「カッコイイ!!」
このルックスだけでも販売伸ばせたんじゃないかと思うのですが、、
あまり見かけませんね使ってる人を。
やっぱ現代では95インチは難しいのでしょうか。
<同列第3位🎾TECNIFIBRE T-FIGHT 305 VO2 MAX>
フレーム厚:21.5mm
重量:305g
バランス:325mm
ストリングパターン:18×19
価格:7,700円 |
同列3位のもう一本はこちら
TECNIFIBRE T-FIGHT 305 VO2 MAXです。
言い過ぎではなく、今回このラケットを紹介したいがために「95インチ編」を記事にしたようなもの。
知る人ぞ知るちょっとマイナー、、でもそこそこ有名(どっちなのww)というラケットです。
前々回100インチ編でもご紹介したT-FLASH 315 VO2 MAXもそうですが、この頃のTECNIFIBREは、、
「ちょっと頭おかしかったのかな?」
というくらいにデザインもラケット特性も変わっていました。
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まずスペックを見ただけでその、、
「ほかに見ない」ラケットであることをうかがえます。
95インチでメイン18本、薄ラケフラットビームの21.5mmです。スウィングウェイトは結構モリモリですが、そんなにパワーあるようにはどう見たって想像できませんよね?
とにかく強烈に弾きます。
反発性能の塊みたいなラケットで、球離れの速さがハンパないんですよ。
なのでコントロール性能は95インチなのに全然いいと思えませんでした(笑)
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誰も使っているのを見たことはありませんし、いま思い返しても不思議なラケットでしたね。
というかこの「歌舞伎シリーズ(?)」のTECNIFIBREラケットそのものを使ってる人に巡り合ったことがなかったです。
話題にはなっていましたけどね。
今回のランキングが、、
「もう一度打ってみたいあのラケット」シリーズであったら間違いなく1位に持ってきましたね。
<ちょっと惜しい次点🎾YONEX RQIS 1 TOUR XL 95>
フレーム厚:18.5~25mm
重量:310g
バランス:310mm
ストリングパターン:16×18
YONEX VCORE PRO97 / Vコア プロ97【YONEX硬式テニスラケット】18VCP97-702 価格:15,900円 |
ちょっと古いラケットですみません。 ランク外、次点扱いでYONEX RQIS 1 TOUR XL 95です。
YONEX派には懐かしいのではないでしょうか。
このかなり変わったスペックが何とも言えません。
95インチで中厚という、今ではなかなかお目にかかれないスペックです。
今の後継機種では何に該当するのでしょうかね。
前回のEZONE Xi同様、一時期イワノビッチが使用していました。
YONEX特有の「ボヨーン感」全開です。
ボールを「押し出す」感覚が強く、16×18のストリングパターンと粗目であるにも関わらずスピンのかかりはそれほどではなかったです。
この頃のYONEXのラケットは全般的に打球時にブレる感覚が強く、面安定性がイマイチに感じました。
RDSシリーズもそんな印象でしたね。
中厚であることは明らかに飛びにプラスされていましたが、それでも
「たいしたことなかった」です(笑)
なので次点。
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そういえばよく似たラケットで
RQIS 1 TOUR
このラケットもありましたね。
ヒューイット使用モデル(確か短期間)
SL仕様では今回のXLよりもう少し重かった(325gくらい?)ようですがこの2本、、
「同時期に発売する必要あったのかな??」
と疑問なくらいのスペックかぶりでした(笑)
名前も良く似てるし。
<最後に:やや押され気味な95インチ>
95インチはラケットにパワーを求めないフィーリング志向、ラケット好きな方が多いです。
昔からプレーされているベテランさんなら当時のラケットは面も小さかったから、この95インチを好んで使っているのでは?とも思われますが、実は全くそんなことはなく皆さん、、
黄金スペック使ってますよ、特にピュアドラねww
やっぱり楽に飛ばせますし、かつコントロール性もいい黄金スペック。
パワーダウンなお年頃なわけですから、尚更ラケットにアシストを求めているんですね。
今やトッププロでも使いこなすのが難しいとされている95インチ。
試合で勝てるかなどは度外視して、ラケットの打ち味を純粋に楽しむにはいいかもしれませんね。