こんにちはstelliterです。
スゲー前から言いたかったし、ある程度賛同してくれる人も居ると思うんだけどさ。。。
もうずいぶんと前から、元トッププロ含めた有識者たちから聞こえてくる、
『日本はオムニコートばっかりになってしまった。これだと世界で戦える選手が育たない』
この意見。
これに対し、昔と比べ今やすっかりオムニの人、オムニ好きとなったstelliterの主張。
ふーん、、、ちょっと論点がちがうんじゃねぇの?
そりゃオムニばかりで選手育成してたら、いざ海外でまともに戦える選手は育たんでしょう。
普段練習している環境と全然違うもん。
だからハード・クレーを増やすことで、それらサーフェスでのプレー経験豊富な選手そのものの裾野を広げる。
100人で競わせるより1000人で競わせた方が、より優秀な素材を見つけやすい。
だからってどうなんだろ、、、、
それはそれの話でしょうに。
今よりハード・クレーが多かった90年代初頭までって女子は確かに強かった。WTAのTOP100に10人とかランクインしてなかったかな確か。
その後、さすがにその勢いを継続するには至らず。
しかし原因はオムニが増えたからでしょうか?
絶対そんなハズない、単純に世界のレベルが上がり、追い抜かされたからじゃないでしょうか。
男子においては言わずもがな。
松岡さん引退から、KEI NISHIKORI登場までの約10年以上、まともに世界で戦える選手などほぼ皆無だった。
要因0%とは言わないけど、この空白の期間がオムニが増えたせいっていうのは絶対に無理がある。
むしろ俺は、日本が世界と比較して貧乏になったからじゃねぇかなと思う。
まぁ貧乏というか、単純に金のかけ方の問題じゃないかな。
以前にジュニアテニスの記事で触れた事あったと思うけど、世界とタメ張れる選手なんて幼少期からたたき上げないとダメ。
ぶっちゃけた話、学業と両立とかもナンセンス。
例えば今の世界トップクラスの選手で、大学でもキャリア積んでプロになり、そこから実績上げ始めた選手なんてあんま居ないでしょ?とにかく10代にはもうテニス一筋。
そうでないと勝てやしないよ。
パワー+溢れる技術が土台の近代テニスにおいて、体格的に明らかに不利な日本人であればもうなおさら、10年20年テニス漬けな日々を送り続けられるタフな素養と情熱、そして潤沢なリソースが不可欠。
そのためにはオムニを減らしてハード・クレーを増やすのも構わんが、それより早く芽が出た有望株はサッサと青田買いして、金かけてバンバン海外で育て戦わせる。
第一これまでの日本のトップ選手たちだって、かなり早い段階から世界に送り込まれ、そこで経験を培ってきたに違いないもん。
選手層とレジャー層を分けて考えられないもんなんでしょうかね。
擁護するワケじゃないけど、いたずらにオムニを諸悪の根源にすると、むしろ日本テニス界全体の隆盛に逆効果になんないかなと思う。
サーフェス云々は確かに大事だけど、なにより『テニスしてみようかな。。』という人を増やす機会もそれ以上に重要、少なくともオムニはそこに寄与してきた(んでしょ?)。
オムニが増えたからレベルが↘、、なんて安易な責任転嫁はどうかと。。