テニス選手のほとんどは現役中、『消耗し続ける』一方なのでは?

こんにちはstelliterです。

 

ご存じの通り、テニスはシーズンオフというものが相当少ない。

そしてトッププロでなければこの短いオフすら返上、、年末年始とてどっかしらで行なわれている大会も参加せざるを得ない。

稼げるだけ稼がないと個人スポーツはやっていけないし、より良い条件でツアーを回れるようになるべくポイントも稼がなきゃならない。これも辛いところ。

 

休みどころってもんがわからなくなりそう。

 

素朴な疑問なんですが、テニス選手のほとんどは現役中、『消耗し続ける』のではないでしょうか?

ツアーが過酷なのは相手との戦いですが、もう一つ重要だと思うのが、トレーニングや肉体改造に着手する期間もないということもあるのでは。

戦術はともかく、フィジカル面で

『こういったところを強化したい』

ということは選手ごとにあると思う。

なので陣営が計画立ててトレーニングに費やしたい期間というものがあるはずなんですが、通年戦い続けなければならない選手たちに強烈な負荷をかけるトレーニングはまず出来ないと思う。

フィジカルだけでいうと回復期というものを設けないと疲れが蓄積していき、いざ試合という時とても良いパフォーマンスを発揮出来ないかもしれない。

 

それに多少無理を押しても試合には出ないといけない、だから消耗する一方という選手も多いのではないでしょうか。

加えて怪我とも戦わなきゃならんわけです。

怪我するととてもトレーニングどころではなく自分をプラスにするより、マイナスからゼロに持っていくほうに労力を伴う。


ちょっと関係ない話になりますが、昔、夕方のある報道番組でテニスの厳しいツアーを題材にした特集を観た記憶があります。

ランキング下位の海外女子選手が日本の大会に出場した際、お金がないもんだから安宿に泊まり食事は白米に塩をかけただけ、、なんて事情が放送されてました。

華やかな女子テニスツアーの陰でこんな実情もあるんだなぁとショックでした。

ひょっとすると今もなのかな。

 

こういった選手はもしかしたら、早期敗退を繰り返せばその分の時間をトレーニングにあてることも出来るかもしれないけど、計画的なトレーニングを積めるワケじゃないから、あまり選手として強くなれるという風もない。賞金もポイントも稼げないからいずれはツアーを回ることすら危ぶまれる。

そして優れた指導者を雇うことも当然金銭的にできないでしょう。

 

トッププロであれば

  • お金に余裕はある
  • 計画的なツアースケジュールを組める
  • 試合以外の時間を捻出してトレーニングにあてる
  • そして強化したフィジカル面を試合に活かす

そしてまた勝ち続けるなんていう、正のスパイラルを生むことも出来ると思いますが、目先の賞金やポイントを目当てに試合に出ないといけない選手はそうはいかないですよね?

 

なので現役生活を終えるまでにフィジカルを強くすることは相当に大変、、もしかしたらキャリア初期以降消耗と戦い続けないといけないのかもしれません。

こういった難しい諸問題をくぐり抜けて強くならないといけないんだから、スポーツで上にいくのは本当に大変なんだろうなとつくづく感じます。

もちろんテニスだけじゃないだろうけど・・・