こんにちはstelliterです。
『その人のいい部分・長所を伸ばす』
どんな分野でも説かれるワードです。
そして、とても大切なことでもあると思います。
しかしそこにこだわりすぎ、
『長所だけで勝負できるか?』
と考えてみたら。。。
これだと、意味をはき違えていますよね。
さて、テニスにおいてはどうなんでしょう。
正直、属しているレベル内での突き抜け方によるとしか言いようがない。
『ド』がつくほどの初心者同士であれば、ショボいサーブでも入りさえすればおそらく勝てる。
だって返ってこないからね。。。
でも一定以上のレベルとなると、何か一つだけ突き抜けるという事そのものが難しくなる。
『一芸に秀でる』というほど目立てなくなる。
いろんな技術も持ち合わせた上での長所であることが前提条件となりますから、なおさら敷居は高い。
ということは、上に上がれば上がるほど総合力が問われるということ。
カロビッチ大先生。
ご存じ、一人次元の違うビッグサーバー界の魔人。
彼のサーブにまつわる記録は数えきれない。
じゃ、大先生、ATPを席巻するほど勝ちまくったか?と聞かれたらみな
『ううん、それほどでも・・・』
となる。
ATPというくくりで考えたら、トップクラスとは言えません。
シングルス最高位14位、、、まあサーブだけでここまでたどり着いたようなもんだから、すごいっちゃすごい。
彼はおそらくテニスの歴史上ナンバーワンのサーバーです。
フェデラーさえ、彼のサーブを最大警戒し、
ほかの選手のサーブとはまったく別物だよ
と扱ったほどですから。
しかしサーブ以外となるとおそらく下部のチャレンジャーレベルでも勝ち上がれなかったんじゃないかなと思う。
(俺と同じ、バックはほぼスライスしか打たない、いや打てないに近い?ww)
ま、ある意味サーブだけで客を呼べるプロ中のプロだけど(笑)。
しかし彼ほどの突き抜け方をもってしても、ここまでであったということ。
長所だけでは各々の世界・各々のレベルでは、、、やっていけないというのがごく自然。
相当カテゴリー下げるとかしないとね。
タイトルに『満足するほど』と書いたのはそのこと、、それで満足できればいいけど。
『いいところ・長所を伸ばす』というのと『長所だけで勝負する』はまったく違う話、あったりまえです。