こんにちはstelliterです。
テニスラケット1本に張り上げるガットの長さ。
皆さん何となくご存じでしょうか?ま、知ってるか。。。
ショップ店頭やネットショップで販売されている、『単張り(ラケット1本分のこと)』のガットは基本12m(12.2mの時もあるかな)。
しかしこれは一般的なラケットを対象として考えた場合だと、ちょっと余ります。
例えばピュアドラのようなフェイスサイズ100インチのラケットの場合
- ナイロンだと10.5~11m(←そこそこ余裕みての数字)
- ポリだと11m(←ジャストレングスかな)
こんな感じですかね、必要な長さって(stelliterの経験上)。
あとストリングパターンによっても変わりますけどね、16×19と18×20じゃ40~50センチくらい変わってくる。
当然18×20のほうがそれぞれ2回くらいガットがラケットを往復しないといけないから長さが必要になります。
張り上げ途中、ナイロンは結構伸びてくれるため必要長さに余裕が生まれる。
かたやポリは種類にもよりますが、伸びづらい。
だから必然的にナイロンより必要長さが増える。
そしてそれがラケットも含んで両極端な例としてはですね。。。
- デカラケ(フェイスサイズ110~125インチ)でポリの場合、12mでもギリの場合とかある
- 95インチフェイスサイズラケットでナイロンの場合10m切る。一番要らない時9.5mくらいで張り上げられた。
これくらい分かりやすい比較ができます。
単張り12mの理由はここにある。
つまり、95インチラケットなら恐ろしく余るが、デカラケ(しかもポリだったら)だったらギリ。
なのでストリンガーさんも結構気を使っていることでしょう。
やっぱデカラケって贅沢なものなんですね(笑)。
これが『ロール200m』から切り出して使用するとどれくらい差が生まれるでしょう。
- デカラケの場合、200m÷12m=ラケット16.666本分(つまり17本は張れない)
- 95インチラケットの場合、200m÷9.5m=ラケット21.05本分
仮にロールが1ロール2万円だったとしましょう。
- デカラケの場合、20000円÷16本=1250円(ラケット1本分のガット代)
- 95インチラケットの場合、20000円÷21本=952円(ラケット1本分のガット代)
毎張り時に300円近い差が生まれている。
単張りでみたら同じだけど、ロールで使用し続けると、デカラケは通常サイズラケットと較べても、ちょっとずつお金を落としていく。
ラケット単体の価格もお値が張るしねデカラケは。
若干お金に余裕ありそうな年配の方が使用するには持って来いというわけです。
総体的にデカいものは金かかるってこと(stelliterの食費みたいなもんやな)。
なんです?『金に糸目はつけない』って?
ごもっともで。