こんにちはstelliterです。
今日は完全私見イカせていただきます。
テニスラケットにご興味なきかたはここでご退室。
内容はね、
ご存じグラファイトについて。
❝プリンスグラファイトのなんとな~く❞
プリンスにおける最大の親孝行ラケット、グラファイト。
彼(彼女、、ではないと思う)のおかげでプリンスのラケット販売は存続できたといってもいいくらいに思ってます。
新素材を投入したり、テクノロジーを加えたり(一時期O3もあったもんね)、スペックもチョイチョイ変更したりと、根強いファン層に支えられいまだ市場に投入し続けています。
そのグラファイト、世代やシリーズごとに打ち味や諸性能に違いはあるのでしょうけど、基本的路線というものはそうブレていないような気がします。
それは何か。。。ここからが大私見。
基本的に『難しいラケット』であるということ。
❝グラファイトが難しいと感じる理由その①スイートが圧倒的に狭く感じる。❞
90インチのグラファイトの話ではありません。
107インチや後発組の100インチシリーズでさえ、スイートスポットが狭く感じられる。
ストリングパターンも16×18(19?)だってのにね。
おそらく薄ラケであることが最大要因(フレーム厚19mmがデフォでしたよね?)であると推測されますけど、とにかくラケットの外観からは感じられないくらいガシャ当たりというか、アシストを感じられない。
同じ100インチ・同じストリングパターンのピュアドラなんかとは全く較べようもない。
❝グラファイトが難しいと感じる理由その②クロスバーが逆に遊びをなくさせる❞
これ前項につながりますけど、さらにツッコんだ具体的理由。
見た目一発でグラファイトとわかるクロスバー(プリンス以外の他メーカーからもいくつか製造されてましたが)。
『グラファイトの象徴とも言える「ダブルブリッジ(クロスバー)」が、強いインパクトに対してもねじれが最小限に抑えられ、フレックスポイントを上方に設定することで、「名器グラファイト」が持つ特徴的な打球感を生み出します。』
👆プリンス公式から
といったような意味合いで設計されているようですが、この剛性が逆に遊びを無くしている。結果、難しく感じさせる最大の要因に感じます。
自分から打っていく分にはいいのですが、守りのプレーにおいてのアドバンテージがない。
プレーヤーの技量における多少のブレを許容してくれない厳しさがありますね。
❝グラファイトが難しいと感じる理由その③コントロール性がいいとはあまり思えない❞
先のクロスバーに関係しますが、スロート部のねじれを防ぐことでラケットの剛性を高めている。
なのでコントロール性が高いとメーカーは説明していますが、昨今のコントロール系ラケットって大体しなる・柔らかいラケットであるように設計されているものがほとんど。
グラファイトだからといって、特にそこに優位性があるとも感じられないような。
個人的にはこの真ん丸フェイスも、コントロール性に寄与せずむしろ『???』な気がしていました。
(👆チャンはコントロールも何もかもすごかったけど)
ま、ラケットのコントロール性なんか使い手次第だしね。
後述になりましたけど、ちなみに私がこれまで打ったことのあるグラファイトは
- 初期107
- ツアーグラファイト107
- 最近のクラシック107
- EXO3グラファイト100(これがとてもビミョーなラケットだった)
- J-PRO グラファイト(めっちゃ硬かった)
こんだけ打っときゃもう十分でしょ。
最新あたりはもう打つ気になどなれなかった(笑)。見た目はいいんだけどなぁ。
❝グラファイトが難しいと感じる理由その④グラファイトを使ってメチャ強い人をめったに見かけない❞
まったくいないとは言わないんですが、私の周りの絶対数として新旧いずれのグラファイトも使用している人が少ない。
これがすべてを表しているように思えますよね。
大体トッププロの世界にさえグラファイトを使用しているプレーヤーが極少なんだから(つーか見ないわ、国内・海外問わず。いるんスか?)。
(👆プリンス契約プロそのものも少ない、ATPなんかイズナーしか見ないんだけど。。)
プリンスらしく斬新なルックスなど、いいところもたくさんあるんでしょうけど、ラケット単体の性能面は他メーカーのライバル機種との比較において優位性がある部分がほぼ見当たらない。
最早勝てるラケットではないということを如実に表していますよね。
どうも設計上無理がある、昔の名前を引きずることで逆に足を引っ張ってるんじゃないかなぁと。
繰り返しになりますけど、そうそうみないもん、グラファイト使ってる人って。
(👆これとか使うでしょ、みんなね)
特に若い人なんかはねぇ、、今のプレーヤーさんたちは実に正直。
❝嗜好品として最高のグラファイト❞
それでもおそらく一部の方には人気や需要もあることでしょう。
グラファイトには現代ラケットにはない、性能云々では語れない魅力が秘められているからこそ今だ継続して販売されているわけです。
あくまで私見です。グラファイト大好きなユーザー様に置かれましてはお気になさらずどうか永遠にお使いください。
そして私に白星献上くださいね。