こんにちはstelliterです。
昨日記事にて、最近私が使っているラケットセッティング事情をお伝えしました。
一般的なプレーヤーの皆さんには
『マジ??かなり扱いづらいね』
と思われる、少し稀有なセッティングです。
では私はこのセッティングをどのように活かしているのか。
順を追っていきましょう。
❝基本路線:ボールを『持って飛ばす』❞
ストリングテンションが高く、硬めのラケット。これはつまり『硬い物体をぶつけることによってボールに衝撃を与え変形させる』のに向いている。
これと真逆なのがstelliterのラケットセッティングです。
『ボールを受け止め・跳ね返すテニス』
こう表現するのがピッタリなのかなと思います。
ラケットフェイスでいったんボールを受け止め、持つ。そして飛ばす。
こういった路線を基本に下記のようなプレーに終始しています。
❝タッチ重視、、強振はほぼしない❞
スライスでほとんどの展開を組み立てる現在のstelliter。
調子ブっこいてくるとスライスの割にはかなりスピードを出すのですが、それは気分的にノリノリな時(お相手がヘビースピナーである場合、それを超える速度までアゲる)。
しかしあまりにもリスキーなので、基本的にはやらない。
相手の力を利用してボールを触るという組み立てを行なっています。強振などめったにやらない、極端に言えば力をほとんど使わないでテニスできるくらい。
(力を使わない究極はこの人ですね、、マッケンロー)
だから打ち込んでこないシコラーが大の苦手なんですよね、、相手のボールの力を利用できないですから。
かえってバコラーは大歓迎です(レベルの低いバコラーよろしくね)。
❝とにかくスイートの広さを利用する❞
先の項に関連しますが、ナイロンモノストリングにテンション30ポンド前半。ここまで柔らかいとさすがにスイートスポットは広く感じます。
多少のタイミングのずれを修正してくれるかの如く、とりあえず当てればボールが相手コートに『向かおう』としてくれる(笑)。
ガシャ当たりが減りますね、技量の無さを思いっきり補ってくれるわけです。
しかし最後の項にも記しますが、デメリットもご想像通りです。
❝かなりラケットを『厚く当てる』サーブ❞
自分としてはある程度ファーストとセカンドを打ち分けているつもりなんですが、『フラット2発ですか?』と評価される私のサーブ。
確かにストリングのたわみを利用して『ドーンッ!』とかますサーブに活かしています。ボールを潰すのではなく、あくまで運ぶイメージですね。
擦って打ってスピン量を増幅させるのに効果的なセッティングではないですからね。そのかわりまっすぐ飛ぼうとする直進力は思いっきり出る。
ほんとはキレで勝負したいのに(笑)。
❝『飛ぶラケットならなんでもイイじゃん??』:いや、そんなこともないぞ❞
じゃあ、
随分とアシスト性に特化したセッティングなんだな
最初からメッチャ飛ぶパワーラケット使うのと同じってこと??
と話がすりかわりそうですが少し違います。
あくまでボックス形状ラケットの撓りという良い面を引き出した上でかつ飛ばすわけです。
(フォアハンドのイップス発症とともに最近使わなくなった中厚ラケットたち)
打った際に『ボールの当たり所がわかりやすいラケット』が基本的に好み。単にカッチカチの中厚フレームラケットを使うのとはここが違う。
❝フィーリングテニスの極致❞
しかしですね、前回記事プラスここまでの内容も併せると
さぞかし制御が大変そうだね💦
と思われそう。
そうなんです、、少しでも入力を間違うととんでもないところにボールが飛んでいく。
調子がいい時は問題ないんですが、落とし始めると大変な目に遭っちゃいます。
しかし、あえて承知なラケットセッティングとそれに伴うプレースタイルなわけです。
ミスの原因は自分の調子にあるんだな・・・
と開き直れることから、あまり打ち方とかを考え過ぎないでいいというのが裏を返せば最大のメリットといったところ。
まさに感覚テニスの極致です、、皆さんマネはなさらぬよう。
試したい人のみこの領域に踏み込んでください。