トップヘビーとトップライト、、どっちのラケットがイイのか

こんにちはstelliterです。

 

色々なラケットが販売されている中で、外見ではわからないこの

『トップヘビーとトップライト』

みなさん好みも別れそう。

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今日はこのラケットのバランスを表すスペックについてちょっと触れてみたいと思います。

それではいってみましょう。

❝そもそもトップヘビーとトップライトとは❞

ラケット重量とバランスに関係する『トップ○○』。

そのラケットのどの位置で支えれば平行に(つまりどちらにも傾かない)なるのかという指標です。

逆にラケットの長さの真ん中あたりで支えたとしたらどちらに傾くのかということで、そのラケットがトップヘビーであるかトップライトであるかということが表現できるわけです。

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(ラケット先端が重いから頭が下がる)

同じラケット重さでもトップヘビーであればバランスポイントがラケットの中央よりも先端側(フェイス側ってことね)。金づちを普通に持って振る感覚であり当然先端が重~く感じられますね。

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かたやトップライトはその反対、、重い箇所がラケットの中央よりグリップ側にある。金づちを逆さまに持つというイメージですね。

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(ラケット手元部分が重いから頭が上がる)

なのでラケット先端が軽く感じられ、ヒュンヒュンと振り回せる軽~い感覚になります。

 

ラケットはこの両特性をそれぞれに細かく振り分け設計されています。

プレーヤーの好みや、合う・合わないの相性がモロに表れる大事な要素なんです。

❝トップヘビー・トップライト:それぞれの一般的特徴❞

(①トップヘビーなラケットの特徴)

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  • バランスが340~370mm(ラケットの全長が686mmくらい、つまりラケットの中央より上側に重さの中心がある)
  • 基本的にラケット総重量が軽量(230~280gくらいかな)
  • 重さが先端にあることから、スイングウェイトが大きい。ゆっくりラケットを振ってもボールに強いインパクトを与えられる(金づちと一緒ね)
  • ラケット先端側が重いことから、振りが大きくなりやすいため、細かく瞬間的なラケットワークが難しいとされている(つまりボレーとかね)

  • 軽い力で振って特性を活かせるということから初心者向きなラケットと位置づけされることが多い

要するに頭側が重たいので上記説明通り、金づちを振るのと同じ要領ですから少ない力で大きな力を加えられるというラケット特性ですね。

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(ウィルソン往年のスペック、ハンマーシリーズがまさにその『トップヘビー』の代表例)

(②トップライトなラケットの特徴)

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  • バランスが300~320mmくらい(ラケットの全長が686mmくらい、つまりラケットの中央より下側に重さの中心がある)
  • 基本的にラケット総重量が重め(300~330gくらい)
  • 重さが手元にあることから、スイングウェイトが小さい。総重量のわりにラケットが軽く感じられ細かく瞬間的なラケットワークがやりやすい(金づちを逆さまにもって振る、さっきの説明通りね)
  • 逆にラケット先端側が軽いことから、ボールへのインパクトがやや少ない(ラケットそのものが持つパワーが小さい)
  • スゴいパワーアシストがあるわけではないラケットということから、玄人向きなラケットと位置づけされることが多い

トップヘビーと真逆ですね。一般的なツアー系薄ラケはほとんどがこのトップライト設計なラケットであることが多いです。

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(上のプロスタッフRFはバランス305mmとかなりのトップライト)

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簡単に書くとこのような説明となります。

❝トップヘビーなラケットは本当にヘッドスピードが上がっているのか?❞

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(無類のトップヘビー好きな錦織選手)

トップヘビーなラケットがパワフルである理由が金づちの原理からインパクトの際、ボールを強くヒットすることが出来るのに加え、もう一つの理由として

『ラケットのヘッド部分が走る』

と表現されることがあります。

これも金づちの原理に関連しているのですが、要はハンマー投げのハンマーと同じく、ラケットがスイングされたときの遠心力がトップライトなラケットより大きいことが理由とされています。

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(軽すぎるハンマーは逆にそれほど遠くに飛ばないかも)

これは非常にわかりやすいといえばわかりやすい。

しかしこれはあくまで体感であり、ヘッドスピードそのものはトップライトなラケットとそう変わらない、むしろ私はトップライトなラケットのほうが、回頭性(先端部分が軽いことによる)がよく、速くスイングできるような気がするんですが。

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もちろん結果的に同じくらいのヘッドスピードであればトップヘビーなラケットのほうがインパクトが強く、ボールが飛ぶ・威力があることは当然の理論ですね。

❝黄金スペックは両方の特性の『いいとこどり』❞

 随分と長きにわたりラケット業界においてスタンダードとなっている黄金スペックはこの『トップヘビー』と『トップライト』のちょうど中間であるバランスポイント320mm。

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ピュアドライブがその先陣であったことは皆さんご承知通りですが、その先端重でも先端軽でもどちらでもない、どっちつかずなスペックが『中途半端だな~』というよりも『ちょうどいい!』『両スペックのいいとこどり』

というように、それぞれのメリットを共有したエエ感じのラケットとして受け入れられるようになりました。

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逆に今やどんなラケットもこの黄金スペックとの比較をもってして、どちら寄りのラケット特性なのかを語られるほど一般的です。

❝個人的におススメは『トップライト』、、かな❞

前項通り、黄金スペックの良さは揺るぎありません。どうしたって『中間層』って何をするにおいてもバランスが取れている。万人に受けるがために設計されていますから。

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なので私自身は黄金スペック推しなのは以前から変わりません。

しかし先日先輩にこれまたトップライトなラケットであるプレステージMPをお借りして打ってみた際、非常に『打ちやすい』という印象を受けました。

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スライス主体のプレースタイルに変わったことから、それほどラケットにパワーを求めなくなってきたのもあります。私も加齢してきてんだから普通は逆ですよね(笑)。

 

最近のラケット(と言ってももうずいぶんと前からネ)は本当に良質なパワーが出力されるよう設計されており、トップライトなラケットだからと言って相手のボールに打ち負けるという印象はかなり少ないです。

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素材の良さや形状設計、、あとは何と言っても張り上げるストリング性能という付加価値も切り離せません。

なのでトップライトなラケットでもそれらを組み合わせて考えれば、単純なスイングウェイトがそれほど重くなくとも十分ボールにパワーを乗せられるというメリットがあると言えます。

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しかしラケットを持って振る際に、、

『重いと感じるか、軽いと感じるか』

つまりスイングウェイトに対してのプレーヤー個人個人の感じ方や好み、、これはメーカーがどれほど素材やラケット形状を工夫しても、なかなか揺るぎがたい要素です。

 

であれば、スイングウェイトは軽い方が操作性もいいことから、ややトップライトなラケットのほうがいろいろなプレースタイルにおいても有利に働くのかな、、というのが私的な考えです。

❝トップヘビーとトップライト、好みはそれぞれのスタイルによる❞

  •  女性や非力な男性はトップヘビーなラケットが合う
  • ある程度経験のあるプレーヤーは男女問わずトップライトを好む

 めっちゃ通例的な目安でこのように適合ラケットを推奨されますが、何度も言いますが好みなど人それぞれです。

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筋肉隆々な男性だからこそトップヘビーなラケットを使い、ヘッド部分の重さからくる暴れを腕力で押さえつけるのもあり。

非力な方であるからこそ、やや軽く感じられるトップライトなラケットを使い俊敏なプレーを実現する。

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プレースタイルや個人の特性で選ぶのが最良であることは言うまでもありませんね。