確率論で申します:『制約の多いテニス』は上には行けない

こんにちはstelliterです。

先日草トーに出場したのですが、私が出るカテゴリーの前の時間枠でオープンクラス(つまり最上級ね)が開催されていました。

 

この枠が終わるまでは始まらないのでしばらく見学していたんですが、

ここで勝つなんてとてもじゃないけど厳しいな

などと感想を漏らしながら拝見していました。まあ皆さん若いしお上手です。

そして最も目を引くのは、、

制約の多いプレースタイルの選手はまずいない

ということ。

細かく見ていけば

あのショットが得意そうだ

あれが鉄板のゲームプランなんだな

テイクバックに特徴があるね

など違いも見受けられますが、目に見えて『なんじゃこりゃ??』という奇抜なスタイルのテニスをしている人はいないんです。

つまり私から見れば、、

『出来ないことがほとんどない』

というテニスに見えるんですよ。

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基本的にテニスの下地が出来上がっているので決定的な欠陥が見当たらない。ショットとショットの間がギクシャクしないし非常になめらかなんですね。なので必然としてヘンてこなフォームの人も皆無に等しかったです。

これは私や同じくらいのレベルのプレーヤーに対し、非常に残酷な話です。

つまり『何か一つでも磨き上げた武器があれば上とも戦える』という一見夢のある下剋上テニスは起こりづらいという証明でもあるからです。

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そんなことないよ、○○さんて人は○○が苦手だけど○○で優勝したよ??

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○○さんなんて○○オンリーなプレーだけど○○まで進出したもんね

このような事例も確かに珍しい話ではないですし稀に耳にもします。しかしそれらの事例は大局的に申しますとやはり少数派、、なのでレアケースに該当するはずなんです。

 

 恐ろしく自慢になりませんが今回タイトルの通り、私もかなり『制約の多いテニス』を行なっている一人。テクニック面・戦術面・プレーカテゴリー面(シングルス・ダブルス・MIX)、すべてにおいてです。

  • フォアハンド:スライスかフラットしか打たない、いや打てない(スピン打てなくなっちゃったからねぇ)
  • バックハンド:これもスライス主体だけど、ここだけは武器となっている(特にダウンザライン)
  • サーブ:『ダブルファーストですね!』と言われるくらい、回転の少ないフラットサーブ2本セット(自分としては打ち分けているつもり)
  • ボレー:✖(ダブルスやらないしね、、、期待薄)
  • スマッシュ:▲(まあ得意とは言えない)

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(これくらいですね武器は💦)

どうでしょう、、、だいぶ『ポンコツプレーヤー』っぷりがあからさまでございますよ。

オフなり大会なりに参加すると、様々なプレースタイルの方がいらっしゃいます。

www.stelliter.info

特に私がお相手するくらいのレベルであれば本当に十人十色。

しかし総体的なテニスレベルはどうなんだと考えると、決して高いとは言えないと思っています。

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これは『何と比較して?』とも言えますが、少なくとも区や市の代表選手レベルにはまず成り得る確率は低い。そういった段階の選手に突拍子もないテニスをする人は相当少ないのではないでしょうか。

 

かけ離れた世界ではありますが、プロでさえ『得手・不得手』はありますし見た目も『え、なにこれ??』という選手もごくまれにいますが、それは本当にゴクマレ。

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当ブログに何度も写真登場しているサントロみたいな選手は何十年に一人の稀有な存在です。

 

自己流テニスの限界というのはこういったところに表れますね。

『基本が大事なんだよ』

という避けて通りたかった言葉が耳を劈きます👂

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テニスの楽しみ方は人それぞれです。勝ち負けだけで語れるものではありません。

しかし勝ち負けに『こだわる』というのであれば、基本に立ち返って取り組むことは不可欠。それも早い段階から意識しなければならないのかもしれませんね。

私の場合は、、、間に合うのかな💦