『オムニコートのブラシ掛け』は何のために行なうのか

こんにちはstelliterです。

今日はオムニコートの使用状況についてちょっと触れてみたいと思います。

それではいってみましょう。

❝オムニコート:『ブラシ掛け』ちゃんとやってますか??❞

この冬は各区のテニスコートの改修工事が盛んでしたね。

私が知り得るだけでも何コート分実施していたことか。

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ところで皆さんちゃんとオムニコートを使用した後のブラシ掛け、、やってますか?

当たり前ですね、皆さんちゃんと次の枠の方の為に一応やっている。

『ん?一応??なの』

そう、これは想像ですが皆さんのブラシ掛けに対する必要意識。

一応やってるよってことないですか?

さっさと終わらせているナンチャッテ感がにじみ出ている(笑)。

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なぜこのように『オムニコートに対するブラシ掛け(コート整備)』の意義が希薄なのか。

❝オムニコート:『ブラシ掛け』が必要な主な理由❞

答えは簡単、、

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ってか意味あんのコレ?

というくらい必要性を感じていないからではないでしょうか。

 

後でも触れますが、このオムニコートのブラシ掛けは『やらなくても別に困らない』という認識を皆が持っていることが多いからです。

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しかしですね、オムニコートのブラシ掛けの意味は

  1. ラインの視認性(イン・アウトも含めて)
  2. 砂の均一性を保つことでコート保護をする
  3. 砂の均一性を保つことでバウンドの変化を少なくする
  4. 砂の均一性を保つことでプレーヤーの安全性確保
  5. 使い終わった後の『お次の方どうぞ』というマナー

これくらいパッと思いつくほどある。

下記のリンクのように本当はもっとあるようです。

grace-grace.info

ぶっちゃけ私が取り上げた1.3.4.5.は後回しにしましょう。

今回は2.の『砂の均一性を保つことでコートを保護する』に関して先に触れてみたい。

❝オムニコート:『砂によってコート保護』でも砂の量はまちまち❞

では『砂の均一性によるコート保護』

これはどれくらい影響するんでしょうね。

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オムニコートは樹脂製の人工芝で出来ています。プレーヤーが踏ん張る、スライドするを繰り返すことによって段々とすり減ります。その負荷を砂が混ざり滑りやすくさせることで軽減させることが出来る。つまり長持ちさせることが出来るというのです。

これは各論ありますね。

まず上記理由が事実とて、各オムニコートにおいての砂の量が恐ろしくまちまちであることはやや説明に苦労するところ。

特に多目的コート(テニスだけでなくフットサルやバスケなんかも行う)の場合、めっちゃ砂の量が少ないんですよ。
きっとジャマなんでしょうね砂が。プレー中のスライドというアクションが確かにテニスほどはない、というか必要がないからかもしれません(だってフットサルはともかくバスケは普通体育館でキュッキュッやったりするでしょ?)。

 

つまり『滑ってほしくない』と言わんばかりのオムニコートも存在する。けっして多目的コートだけの話ではなく、純粋なテニスコートでも砂がかなり少ないコートも存在しています。

ということはその分、『早くオムニが傷みますよ』と承知の上だということ。

 

ちなみに定期的に砂の補充はしているようですが、砂だってタダではありませんからね。予算の都合上なのか、コート保護の観点を逸脱した使用状況も散見されます。

❝オムニコート:『ブラシ掛けによるコート保護』を教わってこなかった私💦❞

上記リンク先を拝見するに、コート製作側の

  • 砂を撒く理由
  • ブラシ掛けが必要な理由

これらは随分説得力があるものだなと感じました。

しかし実際にコートを使用している我々がこの推奨理由を十分理解しているでしょうか?

 

少なくとも私はテニスを始めてからというもの、ブラシ掛けの明確な理由など先人たちから教わったこともなかったです。

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まあ、、、マナーなんっしょ??

くらいにしか考えていませんでしたからね。

  • どれくらいメンテナンスを怠ると劣化が進むのか
  • 砂の均一性がばらつくとどれくらいイレギュラーするのか

など気にも留めませんでした。

あまり雑誌などで取り上げられる風もないし、ネット上でもわんさかトピックスとして挙がってくることもない。自ら体感できるのはせいぜい砂が少ないと足が引っ掛かりやすいくらいです。

❝クレーとオムニではちょっとだけ違う❞

クレーコートはまだブラシ掛けの意義が分かりやすい。

まずコートインした時にブラシがけしていないと、明らかに『やり散らかした感』がハンパない。

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基本的に100%砂(いや土だ)でできたコート、ボールやステップの後がめちゃくちゃ目立つ。

なのでクレーではブラシ掛け+ライン掃除(ちっさいホウキでラインを掃除します、、、メンドイだよこれが💦)までやります、やらされます。

かたやオムニの場合はどうでしょう。

これは慣れの問題もありますが、仮にブラシ掛けせずとも別にラインが『見えない』ということもないし、やり散らかした感もそれほど。

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事実、自分たちの次の時間に使用する方たちが、、

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あ、コート整備しなくってもOKですよ~

と言ってくださる場合が結構あります。クレーではまず許されませんよね(笑)。

ということは冒頭の項でも取り上げた

  • 砂の均一性を保つことでバウンドの変化を少なくする
  • 砂の均一性を保つことでプレーヤーの安全性確保

これら一見ごもっともな理由すら、あまり感じていないという表れなのかも。

ま、彼らにホントのところを言わせれば

ブラシ掛けはいいからサ、その分早くどいてくれよ👉

ってな意味合いが多分に含まれていますけど😅

❝『ブラシ掛けによるコート保護』が重要項目なのであれば、しっかり説明が必要❞

 ともかくオムニの場合、別に

まあブラシ掛けはマナーとしてやるべきであろう

という行動規範となっているのが実情でしょう。

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あらためて言いますが、ブラシ掛けによる整備がコート保護につながるというのであれば重要事項です。コート製作側および施設運営を行なっている自治体側の意見説明はもっと周知徹底されてしかるべきなんでしょうね。

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そこへいくとハードコートはいいよ~~整備しなくってもいいんだもん。

なんていう私的意見はやっぱり私個人の未成熟さの表れですね👎