こんにちはstelliterです。
今日は文字だらけだ、どうぞ読み飛ばし下さい😆
先日ボロ雑巾にされてきたシングルス終了後、あらためて思ったことなんですが。
最高の自分を発揮できたとて、今日のお相手には逆立ちしても勝てないだろうな
このような感想。
一見消極的ではありますが、でも判断材料をそろえ冷静に分析してみたら『こ~りゃ勝てる相手じゃないだろう』と結論がでる。
冷静に分析ってなんでしょう、それはこうだと思うんですよ。
『自分の持っているツールを正しく使えたかどうか』
こうであっても勝てるかどうかを考えるんです。

要するにベストを尽くせればってことでしょ?

パフォーマンスが良ければってことと何が違うんだろう?
けっして間違っていないですが、これだとちょっと大まか過ぎませんかね。
ベストを尽くしたっていう自己判断がはたしてスコアなのか、それとも肌感覚で
今日はフォアの調子が良かった。
サーブが切れてた。
という記憶から導いたのか。
もうちょっとだけ深掘りして考えるとどうでしょう、、このツールの部分。
- ツールを使って仕事(テニス)する
- ツールは使えない(機能しない)とツールとはいえない
- 得意なスキルだからこそツールになる
- 不安要素満点なスキルはツールにはなり得ない
『手札』みたいなものでしょうかね。
持っている手札(ツール)をこのように考えると自分のやるべきこと、そしてやれることとやれない(勝てない)ことが見えてきます。
何度もお伝えしていますが、私はフォアのスピンが今やすっかりツールとして使えません。
打てないことはないのかもしれませんが(ちょっとは練習もしているので)、『このポイント落とすと敗戦決定』というラリー中にとても使おうなどと思えない。
逆に、そういった場面に『これしかない、頼ろう』と、とっさに使えるスキルが初めてツールと言える。
先のスピンとは反対に、自分の中で最も『ツール』と思えるスライス。これをフル回転で使用・機能させ展開することを基準に考え、勝てる勝てないを判断する。
そこで最初の言葉に戻るんですね。
『最高の自分を発揮できたとて、今日のお相手には逆立ちしても勝てない』
使えるツールはすべて使い切ってそれでも、おそらく通用しないし跳ね返されるだろうなと判断できる。
具体的に試合展開をイメージしてみるとですね、、強敵相手であったなら
- 余裕のある体勢なら自分はあそこまでボールを運んで仕掛けられる。
- でも彼(対戦相手)、足もあるな。さらにあと20センチは際を狙わないと質の高いボールで返してくるようだ。
- 逆にあの位置まで自分の返球が浅くなったらどうだろう。
- 彼は10球中8球ミスらず左右に振り分けて狙って入れてくるだろう。
- サーブはどうだ、、自分のサーブだとファーストが入っても彼は5本中4本は浮球にならずリターンされるようだ。
- セカンドはさらに鋭いリターンで切り返されるからこれ以上甘くは打てない。でもダブルファーストは自滅の一途だ。
不利になるような展開はいくらでも思いつくものですね(笑)。
そして、ちょっと余裕のありそうな相手へのイメージなら
- フォア側は自信ありそうだけど、バックは返すだけに近い。あっち(バック側)を狙わない手はない。
- それほどリターンは強打してこない、サーブで無理はしないでもよさそう。
- アプロ―チのボールを高い確率でふかすから、ボールが多少浅くなってもしのげそうだ。
- 相手のサーブ、速いけどかなり単調だし確率もイマイチ。タイミングさえ合わせておけば楽だな。
こちらもそれなりに浮かんでくる。
大前提としてテニスは対人競技。
よっぽど相手の調子が悪ければ『ツールを正しく使えなかった』としても勝てることもあります。
今日はあの人との対戦かぁ、、、厳しいのは目に見えてるな
対戦前から大苦戦が予想されるお相手でも、その方がたまたまトコトン調子の悪い日にぶち当たったらあっさり勝てた、なんてことしょっちゅうありますからね。
しかしこれはイレギュラーな事例なので参考外。
勝ったという事実は嬉しいかもしれませんが、あくまで冷静に自分を分析してその日おこなった対戦を振り返り、『今日は正しく自分のツールを使って勝ったのだろうか』と考えることが大事なんだろうなと思います。
そして勝った試合だけでなく、仮に負けた・ふがいないと思えた試合に対しても同様です。
今日は随分なボロ負けだった。でも待てよ、、自分はすべてのツールを使いきっていた。しかし『かわされていた』んじゃないかな・・
こういう視点も必要ですね。
『あの展開でこう打とうとした、こう展開しようとした。でも跳ね返された。』というのは、もしかしたらスコア上は負けたとて現段階での自分のツールは使い切れた、、ということもあります。
自分のツールを相手にかわされたという時点で突き詰めればツールを機能させられていなかったわけですから、もちろん見直し・改善は必要です。
しかし単に勝った負けたでその日その時の自分はどうだったかというのは早計、自分のツールがどのように機能し、その結果に至ったのかをよく考えたほうがいいんだなぁと感じるこの頃です。