脱中級テニス🎾ボール捌きを向上させるその②通常運転を高めるには

 

こんにちはstelliterです。

 

今回は、ボールを捌くにもっとも適している

「通常運転の状態を高める」

とはどういうことか。

ここを考えてみたいと思います。

 

一般的な内容から、自分なりの言い回しも入れさせてもらいました。

 

モンフィス 快勝で今季初V (tennis365.net(テニス365)) - LINE NEWS

 

それではいってみましょう

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<ボールに意識を向ける>

 

通常運転な状態でプレーすることがボールを捌くのに一番適した状態であると前回記事でお伝えしました。

stelliter.hatenablog.com

通常運転とは力みや雑念のない状態でボールを打つことです。

 

その通常運転でテニスすることが常となるよう習慣づけることが、ボールを捌く技術の向上に大いに役立つのではないでしょうか。

 

 

ではその状態を長く続ける練習ってどんなものがあるか。

 

それは

「とにかくボールに意識を向ける」

ではないかと思います。

 

どうしても気がいってしまいがちなフォームや打ち方を意識するのではなく、ボールに意識を向けて観察する。

 

これが「ボールを捌く」においてのスキルとメンタルの両方に一番効果的だと考えます。

 

 

<なぜボールに意識を向けるのか>

 

それは

 「ボールを捌くのに一番適した状態をつくりだすことができる」

 

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これに尽きます。

 

しかしそれって

 

「集中力が上がる」

 

ってことと何が違うの?

と指摘されそうですね。


まあそうなんです。そうなんですが・・・

 

どうもこの「集中力」という言葉があまり好きではないんです。

 

この言葉を聞くと、集中「しなければならない!」

みたいなニュアンスで捉えてしまうものですから。

「集中力」は真理ですし、私も大肯定します。

しかしそれだけでは面白くないので、別の言い方にしましょう。

 
Mental coaching in tennis: Why the fist pump helps with pressure ...

 

 

<適当に打って入るわけない>

 

すごくド初心者さん相手の練習や、正面で緩めに打ち合うラリー練習なら正直適当に打っていても、まずラリーは続きます。

 

しかし、緊迫したゲーム展開の最中ならどうでしょう。

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どんなにキレイで理にかなったフォームであっても、力みや雑念がある適当な状態で打っていては、様々なコースやスピード・回転で飛んでくるボールを捌けるようにはなりませんよね。

それはなぜか

 

「どんなにきれいなフォームも、全種類のボールに対応できるわけではない」

これが理由です。ということは

 

飛んでくるボールに対し、きちんと

「ボールを捌ける準備」を整えていなければなりません。

それが

「ボールに意識を向ける」

ということになります。

 

<一番意識が高まってるのはリターンの時>

 

サーブリターンのときって一番自分が高まっていると感じませんか?

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特にビッグサーバー相手のリターンは一番自分の能力を発揮できる時です。

それは

「何も考えられる余裕などないから」

です。

まあコースを読むくらいの思考はするでしょうけど、ビッグサーバー相手のリターンだと、一瞬で反応しなければなりません。

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反射でプレーするわけですから、思考が追いつく時間がなく、それゆえ一番自分の能力の限界を発揮できている瞬間と言えます。

 

 

<魔法が解けるのは早い>

「いやいやそうではなくて、ボールを捌くに適したフォームとか具体的な打ち方みたいなのはないの?」

 

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わたしもいつもここで引っかかってしまうんですよね。

 

きっとそういう魔法のような指導方法や秘密があって、それだけを意識しさえすれば、メキメキ上達するみたいな。

 

結論、、

「たぶんないですね」

 

人はどうしても打ち損じやミスは、フォームや打ち方が悪かったと考えてしまいます。

 

そこで指導者に

「どうやったらミスしないように打てますか?」

と解決を求めます。

そうすると指導者は基本的に技術畑の方たちです。

股関節だ手首だスピンだとあれやこれやテクニックのシャワーを浴びせてくれるでしょう。

 テニスレッスン : 東金、折々の風景

 

教わった瞬間やしばらくは結構効果があったりするように感じます。

 

しかしそれってボールを捌く技術においての「根本要因」ではないため、結局元の自分に戻ってしまいがちです。

 

フォームは変えられるかもしれませんし、実際長く取り組んでいれば変わるでしょう。

 

しかしボールを捌くスキルって本当にその教わった「フォームや打ち方一つ」でよくなったと言えるのでしょうか。

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そうではなく、もっと違うことに意識を向けていたからボールを捌けるようになったのだと私は思います。

 

 

<自分を振り返ってみればわかる>

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今できるようになった技術って思いっきり練習しましたか?

そのとき懸命にフォームの矯正や反復を伴って取り組みましたか?

 

やってないですよねきっと。

何となく出来るようになったのではないでしょうか。

 

stelliter.hatenablog.com

そうです。

「無心で球数を重ねた」

ことによってできるようになったんです。

 

これはもちろんそのスキルの難易度にもよると思いますが、「無心で球数を重ねた」

これを継続したから、ある程度のことができるようになるのではないでしょうか。

 

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しかしもっと難しいことに挑戦するとき、これまでのようにはいかず、人はそこでフォームや打ち方に解決を求めます。

 

「失敗→打ち方を変える→またできなかった→フォームを変える」

 

このルーティーンを繰り返します。

そして上達できなかった今に至るのです。

 

本当は何も考えずボールに意識を置いて練習を続けていればとっくに出来たかもしれないのに。

 

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何事にも事をなすには、

「一定の観察期間」というものが必要です。

 

「PDCAのC(CHECK:観察)」

は非常に重要な要素です。

 

ここは非常に重要な部分なのでまた後日記事にする機会を設けたいと思います

 

<まとめ>

  • 通常運転な状態でテニスすることに慣れる
  • ボールを意識する練習を重ねる
  • なんでもできる魔法のような打ち方など存在しない
  • まずは無心で球数を重ねる

 

まずは愚直に練習を継続すれば、すぐにではないですが、なにか必ず結果がついてくることでしょう。

 

そして次に大事な改善を重ねるという作業に入ればいいんです。

 

わたしもぜひ頑張りたいと思います。

 

次の機会は少し通常運転に関連した道具のお話をしたいと思います。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。