こんにちはstelliterです。
今日は皆さんにとっても私にとっても、、
『あ~それねぇ、わかるわww』
という内容。
結局これしかないというオチにつながるいつものパターンなのですが。
それではいってみましょう。
❝観た動画やもらったアドバイスにて・・❞
よくあることなんですが、、
- 『強いフォアが打てなくって』
- 『どうしてもサーブが安定しないんだよな』
- 『またスマッシュをガシャっちゃった。いつものことだけどさぁ・・』
この限りではなく、悩んでいるショットは人によって千差万別。本当にいろいろなパターンがあるものです。
このような時、必ず
- 誰かにアドバイスを求める
- YOUTUBEで良質な動画を観る
- 雑誌や書籍をあさる
悩んでいるのだから当然です。
そしてなんとなく、『お、これは自分に合いそうだ!』と手ごたえを感じ、そしてコートで実践してみる。
全く真逆なことでない限り、前日までに頭の中でイメージしてきたものだから『結構うまくいく』そして

なんだ~こういうことだったのか~

みんな早く教えてくれればよかったのに!
このように目から鱗のように感じる。
そう、、
『よしわかった、これでもう大丈夫だ!』
と自分の中で決着をつける。
さてその気持ち、、今でも長続きしてますか??
❝実は単なる『特効薬的改善』に過ぎなかった・・❞
何かしらの改善・変更にて、、
長年の悩みがついに消えた!
やっと克服できたぞ!
と憑き物がとれたかの如く小躍りして嬉しい気持ちになる。
そりゃそうです、本当に長年悩んできたことが解決した『気持ち』になっているんですから。
で、その状態や安定感、、つまりその時の改善点
『いまでも有効に機能していますか?』
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もしかして

おかしいなぁ、昨日は調子よかったんだけど

なんか感覚が違うんだよね~前と一緒みたいだ・・
こんな風にすっかり見失っている、なんてことありませんか?
つまり昨日の、、先週のアドバイスは結局ただの『特効薬的改善』に過ぎなかったのです。
❝ラケット変えたときと同じようなものでは・・『一種の集中状態』❞
いや、確かに昨日はアレがヒントになって調子よかったのに・・
おかしい、こんなはずでは・・
こういうのどっかで経験していませんか?
そう、ラケットや道具を変えた瞬間です。
極端な変更であれば最初から馴染めないことが多いでしょう。
しかし、ラケットやストリングなどを少し変えたくらいの場合、その感覚や新鮮さが『調子よく』感じられる。
実は錯覚であることが多いのですが、当の本人は
『自分にバッチリ嵌まった!』
と捉えてしまうんです。
(ナダルはこんなこと言わないけどwww)
ボールの打ち方もこれとよく似たことが起こります。
今まで取り組んでこなかったことに少し触れてみた際、とても新鮮に感じる。
そしてその新鮮さが『一種の集中状態』となって転化され、ついつい『自分に合っている』と勘違いしてしまう。
得てしてそういった『特効薬』はすぐに効果が切れる、元に戻ってしまいやすいんです。
しかしそうでないパターンももちろんあります。
❝努力を重ねたレアケース❞
かたや、、

あったりめえじゃん、あの日から今に至って絶好調さ👍
こういうレアなパターンも中にはあるでしょう。
たった一つの変更点、、いや二つかもしれませんが、その後のテニスパフォーマンスが激変したなんてケースです。
本当にすごいことですし、努力もされたことかと思います。
そう、実は努力したんではないでしょうか。
この人はきっと、その時の変更点によってもたらされた『感覚や新鮮さ』を失う事なきよう必死に努力したのではないでしょうか。
途中で見失いそうになったフィーリングを
あのときの感覚を維持しよう
もっとこうだった、いやこうか?
と試行錯誤しながら努力した。だから結果的に改善できた。弱点を克服した。
だからそのアドバイスは本当にその人に『合致したアドバイス』になりえたんです。
それは本人の努力のたまものでしょう。
❝正しい努力をした『藤川球児選手』❞
みなさんご存じ、阪神タイガースの藤川球児選手。
❝火の玉ストレート❞を武器に日本を代表する抑え投手として長年君臨し続けています。
彼のこれまでの経歴、、非常に有名です。
今をときめく(ま、今年で引退ですけど)藤川選手、1998年、ドラフト1位で最初にタイガースに入団。
しかし初期の数年間は非常に不本意なシーズンを送っていました。
(これはまだ若かりし日の藤川選手)
転機となったのは2004年、当時の二軍ピッチングコーチの山口高志コーチ(伝説の剛速球投手)からあるアドバイスをもらいました。
そこから猛烈に球速が伸び始め、翌年以降もの凄い急成長を見せたのでした。
(圧巻の奪三振劇、、鳥肌ものです)
のち海外に渡り、帰国後独立リーグ所属などいろいろと紆余曲折ありましたが、再び古巣タイガースに戻りまたも大活躍、今に至るという経歴です。
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で、先の山口コーチにもらったアドバイス。

なぁ球児、、右足ちゃうか??
といった単なる『一点集中』なアドバイスだったのです。
しかし藤川選手、ここに好感触を得たのか熱心に取り組み始め再び猛練習。自分の形にシェイクダウンし、今の投球スタイルを確立させたのです。
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アドバイスはアドバイス。
確かにもらった・聞いたその時は『なんかイイ感じ』となるのでしょうけど、それは一時の『新鮮さ』からくるちょっとした『軽い集中状態』なのかもしれません。
集中が途切れてしまったらこれまでの感覚と同じに戻ってしまう。
なので好感触と感じたそこからきちんと自分に馴染むまでしっかりと積み上げないといけない。
途中で必ず
なんか違うな~
と迷う瞬間も訪れることでしょう。
そして
なんか前のほうがよかったんじゃないかな・・
とまた引き返そうとする。
そしてまた新しい何かを模索する。
新しい何かを模索するのはいいことなんですが、どんな行先にも必ずどこかで『努力を継続する』ことを求められるものです。
成功するとはこの期間を乗り越えて初めてやってくるのではないでしょうか。
藤川選手はもちろんよいアドバイスをもらえたという運もあったことでしょうけど、それに対し正しい努力も行ったのです。
だからこれまでの自分を乗り越えられたのだと思います。
❝そんなに簡単に変われねぇっての❞
結局ここに戻ってくるんですよね。
努力や継続なくしてそうそう変われるもんじゃない。
でなけりゃ
- みんな毎月テニス雑誌読んで、毎月何か改善されていく
- みんな毎日有名テニスYOUTUBERの動画で学び、毎日何か改善されていく
- そしたらみんなプチジョコビッチ、、
おめでとうさん、、ですよ(笑)