こんにちはstelliterです。
練習しないでゲームしかやらない人っていますよね。
かといって結構『強い人』
今日はその『ゲームしかしない人』『あまり練習しない人』の特徴について考えていきたいと思います。
それではいってみましょう。
❝練習とゲームは別物という思考❞
私のオフにおける大先輩であるOさん。
よくご一緒させていただくのですが、このOさんは全く練習をしないんです。
以前のOさんとの会話
Oさん、お会いするときはいつもゲームしかやらないオフか私開催のオフだけですね。サークルとか所属してなさそうだしスクールにも行ってませんよね。普段練習とかどこでやってるんですか?
あ、全然やってないですよ~
え、まったくですか?💦
ええ、だってめんどくさいじゃないですかー
ああ、は、はい💦
こうおっしゃっていました。
そう、練習を全くしない人の心境の一つとしてこの、、
『練習とかめんどくさい』
まあ極端な言い方ではあると思うのですが、このように
『ゲーム専用機』
みたいな人、いらっしゃいますよね。
かくいうわたしも少しこれに近づきつつあるのですが、まだそこまででもない。
ちゃんと練習会とか行かせてもらってますから。
どうやら練習にあまり価値を見出していないようなんですね。
あと、Oさんの中では練習中のラリーとゲーム中のラリーはまったく別物という位置づけなんだと思います。
❝100%実戦のみで培ったスタイル❞
前項最後の
『練習中のラリーとゲーム中のラリーは別物』
これは皆さんもすごく理解されていると思います。
練習中のラリーはまったくノープレッシャー環境です。
よっぽど10球連続ミスとかして相手に申し訳ないなぁといった場面ならわかりますが、たいていそんなことはない。
ミスればただ何度も球出しを繰り返せばいい、なんとなくこういった意識で練習していることが多い。
というか普通はそうなってしまう。
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かたやゲームやマッチ形式となると俄然意識が変わります。
ポイントがカウントされていくわけであって、何らか優劣が決する(ということになる)。
こうなると先ほどまで行なっていた『ラリー練習』とは話が変わってきます。
まずは入れないと・・
ネットしたくない!
アウトしたくない(たぶんネットよりこっちのほうが多いかと)!
このように意識し始めますから球筋や打ち方も変わってきたりするんです。
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思うに『ゲームだけやる、、練習しない人』っていうのはテニスするという全体においてこのような『変化点』が発生することがイヤなのではないでしょうか。
これはとてもよくわかる心境です。
私でいうとまだまだ
『心地よくなりたい自分』と『キリキリしたい自分』が入り混じっています。
『心地よくなりたい自分』とは先のラリー練習がそれに当たります。
ノープレッシャーでラリー力を身に着けようとする練習、これらは技術練習したいという第一義ではありますが、心のどこかで
『のびのびと思いっきりプレーしたい』
というストレス発散的な意味合いも多分に含んでいます。
こういうのは確かに心地よい。
しかしこれを良しとせず
練習中に思いっきり打てたってねぇ、ポイントがかかってる場面で打ち込めなきゃ・・
という思いもあります。
というかゲーム主体の人はほとんどこれに当たります。
- なのであまり練習しない
- やっても意味がない
- なのでめんどくさい
- 時間を食うだけ
といった思考になるんですかね。
❝ゲームしかしない人の特徴❞
引き続き前項の理由からこのように普段まったく練習しない人、ゲームしかやらない人というのは何かの技術練習に打ち込んだという期間がやや少ないことから大抵、、
『ちょっと変わったスタイル・変わったフォーム』
の人が多い。
(またも登場、変則スタイルの極み、サントロ)
特に多いのが
- ドロップショット
- スライスばっかり
この二つのスタイルが顕著な人、かなり多く見かけます。
練習会やスクールなどでスライスばっかり教えるレッスン、ましてやドロップショットを徹底的に教えるレッスンなんて聞いたことない。
なのでゲームに勝つ、試合に勝つということに重きを置き始めると、こういったどこか『小技』に走りがちな面が顔をのぞかせます。
そしてそれは誰に指摘されることもなく、自分が決めて行なっていること。
どんどんそのスタイルばかりが確立されていきます。
❝ゲームしかしない人のメリット❞
傾向としては強いんですけどねこういう人。
度胸があるように見えるというか、肝が据わっているように見えるというか。
とにかくゲームしかやっていないだけに『ゲーム慣れ』はしています。
なので基本的にポイントゲットに対する嗅覚が鋭く、接戦にも強い。
一見本格的に見える正統派なプレーヤーだけどあんまりゲーム慣れしていない人にはまず
『取りこぼさない』
これだけでも十分凄いことです。
あとは場面場面でのメリハリが効いている。
冷静かつ大胆なゲームプランを展開してきます。
こうなると『ゲーム慣れ』していない人は揺さぶられます。落ち着いてプレーできなくなるのでますます相手のペースにハマっていきます。
もう一つ、、非常に省エネなテニスをします。
ゲーム全般を見ても無理がない。
私のように無駄に走り回ったり(単に走らされてるだけですけど)しないし、攻守において力の入れどころが上手く、追う時は追う、追わないときはスパッと割り切る。
それで勝てているんだから羨ましいですよ。
でないと毎週土日で8セットとかやれませんよね(笑)
❝ゲームしかしない人のデメリット❞
デメリットと言っていいのかどうか、、
セオリー通りにきちんとゲーム展開できる正統派かつ本格的な人にはどうしたって分が悪い。
当たり前なんですけどね、そういった人が強いのは必然ですから。
よっぽど若いころからの技術的・戦術的蓄積や実績があるというならわかりますが、ゲームしかしないでものすごい上まで勝ち上がっている人はあまり見かけませんよね。
例えば強豪区大会・強豪市大会の一般クラスで優勝するくらいの人というのは、すべからく今もって練習していることでしょう。
さすがにこの中に割り込んで勝ち切るのには難がありますよ。
ま、そうでないと誰も練習しなくなりますからね(笑)
❝アウトプットの鬼:ゲーム中心の人❞
数年前の私なら
しっかり練習して基本を身に着けてからゲーム・大会に臨む
といった考えにどこか重きを置いていたように思います。
しかし100%ではありませんが今となっては逆転しています。
大体『ゲーム9割:練習1割』プレーヤー化しつつあります(笑)
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例えば社会人草野球や草サッカーチームなどは、『練習』するにおいてその場所の確保そのものが難しいようです。
人数的にもそろうのが大変でしょうしね。
実際草野球や草サッカー(フットサルも含む)やっている知り合い何人かにどうしているのかと聞いてみたところ、とにかく練習試合を積極的に組みまくって結果、練習も兼ねる。
そういった活動が主となっているようです。
練習=即実戦
これを地でいってます。
テニスの場合その気になればそこまでコートやプレー機会の確保は困難ではありませんので、野球やサッカーに較べるとまだ練習時間に割ける余裕もあるはず。
しかしながら目指すべきポイントが
- 勝ちたい
- 試合という形態で結果を残したい
のであれば練習ももちろん大事ですが、培ってきたものの『出し方』も非常に重要となるわけです。
練習を『インプット』、ゲーム・試合を『アウトプット』と考えるならば、ゲームを中心に行なっている人たちの主義、、練習よりも試合で自分を出し切る、
『アウトプットの鬼となれ』ですね。