ラケット変更による新鮮味:『魔法はすぐに冷める』

こんにちはstelliterです。

今日はラケットを変更した際の感想について少しお話します。

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恥ずかしながら、これまで皆さんが経験してきたラケット変更数をはるかに凌駕するであろう私の数々のラケット遍歴から一つお伝えしたいことがあります。

それではいってみましょう。


❝ラケット変更ネタ:これまでの記事❞

これまでも過去に散々道具の変更、、特にラケット変更に関する記事は枚挙に暇なきペースでお伝えしてきたのではないかなと思います。

www.stelliter.info

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その中でも私がラケットの変更に際して『これだけは言える』と思える内容をお伝えします。

過去記事と重複する部分もございますが、あらためて再投稿です。

❝ラケットの変更:結局ほとんど変わらないことが大多数❞

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最初に身もふたもないことを書いてしまいました。

もちろんすべてにおいて当てはまるわけではありませんが、おおよそ

『本気で自分のプレーのどういった点を改善したいのかが明確になっている』

こういう人でない限り、ほとんどのケースにおいてラケットチェンジは、、

『あまり意味がない』

このように思います。

特に言えるのは過去の私のようにポンポン短期間にラケットを変更する人。

これなど、、

今日はどの服を着ようかな

くらいの感覚でラケットをチェンジしているようなもの。

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上辺だけは、、

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いやいや俺は自身のテニスに確実にマッチするラケットを常に模索しているんだよ

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だから大抵のラケットの違いは体感も表現もできるよ

とは言ってみるものの、その実、大してショットに変化があるわけでもない。

そしておそらく戦績にもそれほど影響はしない。

にもかかわらず、なぜラケットを変更しようという気になるのか。

もちろん色々理由はあるのでしょうが、それはおそらくこういったケースが多くみられるのではないでしょうか。

❝ラケットの変更:隣の芝、、隣のラケットはよく思える❞

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例えば友人が新作ラケット、もしくは中古でもいいですが何かラケットを変えた。

そしてそれを少し借りて打ってみる機会があった。

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こういった場合大抵は

『気に入る』んです。

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お~これいいラケットだね~

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振動も来ないし、カッチリしていて剛性感高いよ

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なんかコントロール性よくない?

などと、悪い印象をもつことが少ないんです。

もちろんこの限りではなく、自分が今使っているラケットをすでに長く使用している、もしくは大いに気に入っているという方は人のラケットを借りて打ってみても、

やっぱ自分のがいいな👍

とすぐに自分のラケットに戻っていく。

こういう人は『健全な人(笑)』

しかし、浮気性な人は大抵先の通り、自身の中の物珍しさや新鮮さが機能して、その一時的に借りたラケットに対する感想に余計なバイアスがかかった結果、『気に入ってしまう』んですね。

❝ラケットの変更、、魔法はすぐに冷める❞

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そうした経緯を経て、仮にラケットを変更した場合。

本当にそのラケット変更で劇的に、後のプレーに好影響を与えるというケース

意外に少ないのではないでしょうか。

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そんなことはない、自分の場合良くなった

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周りから見たらわからないかもしれないけど、自分的には凄く変化があった

本人の中ではそういった手ごたえを確実に感じたからこその反対意見なのでしょうけど、そのフィーリング、いつまでも保てているのでしょうか?

少し時が経過するとラケットを変えたときの心境って忘れてしまいがち。

また同じような機会があった際に

あ~こっちのラケットもいいなぁ

と同じことの繰り返しになったりするんです。

つまり先ほど行なったラケット変更によるグッドフィーリングも『単なる魔法だった』ということ、これは私自身が吐いて捨てるほどに経験してきました💦

❝ラケット変更:新しい何かを探しすぎ❞

85インチから110インチに変更、、

250gのラケットから320gに変更

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こんな両極端な変更であれば確かに大きな変化。プレーヤーにとって毒にも薬にもなり得る可能性があります。

なにかしらプレーに変化も訪れることでしょう。

しかしほとんど同スペックにおいての変更であれば、それほどプレーに影響するものでしょうか。

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確かに同スペックであったとしても、素材の違い・製法の違いなどが存在し、打ち較べた際の微妙な変化を感じることは出来るでしょう。

人間の感覚というのはすさまじい能力を秘めていて、時に機械でも測定できないような微妙な違いさえ感じ取ることが出来ます。

しかし、実際のプレーにおいてその変化がどれくらいの影響度があるのでしょうか。

そしてまた、どれくらいの期間その影響を体感し続けられるでしょうか。

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ほとんど同スペック、けど別商品なラケット。

せいぜいこれくらいの違いによるラケット変更をした際の本人なりのメリット、そうそう長続きしません。

 しかし同時に『ようやく慣れてきたな』という自分にとっていい意味での『マンネリ化』も培われます。

これはとても大きな財産になるんです。

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なのにそこでまた

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やっぱりこっちのほうがいいんじゃないかな

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お、これもいいねぇ~

と前のラケットに戻したり、もしくはさらに新しい何か(新鮮さ・単なる刺激)を探し求める旅にでる。

これではもはや何のための用具と自分のすり合わせなのかわからなくなってしまいます。

❝プロはそうそうラケットに大きな変更点を求めない❞

トッププロは仮にメーカー契約先を変更したとて、前メーカー時代に使っていたラケットに対するフィーリングをそれほど失わないように上手くラケットチェンジさせています。

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メーカーと共同で、なるべくプレーへの影響を少なくし、かつ自ブランドのラケットを看板に活躍してもらう。

 

反対にこれまで前メーカーのラケットではどうにも勝てない、何か『あえて変化を作り出し、アウトプットの監視をおこなって改善につなげる』

これくらい綿密な構想をもってラケット変更に取り掛かっている。

そしてそれに欠ける費用と時間も潤沢かつ膨大です。

それでメシ食ってる方たちは中途半端なラケットや用具の変更などしていたらとてもじゃないですが、

『勝てなくなってしまう』

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当然かもしれませんね。慣れしたしみ、自分の

中に根付いてきた感覚を単に

『新鮮味が欲しい』

などといった、我々素人プレーヤーの心惹かれる要素などほとんどないはず。

  • 余計な変更点を設けて迷いたくない
  • 微妙な違いで手元のコントロールが狂った

こういうことは出来るだけ避けたいところでしょう。

❝今回はここまで❞

過去の自分に向けての自己啓発のような内容ですし、皆さんにおいて必ずしもこの限りではないことも承知しております。

しかし自分のような人は上記のようなスパイラルをもって、やたらラケット変更を繰り返す傾向にあります。

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ではどういった指針をもってラケットチョイスするのがベターなのかを次回にお伝えできればと思います。