こんにちはstelliterです。
皆さんのメインとなるテニス環境はどのような形態でしょうか。
サークルや部活、テニスオフなどどのような形でもいいですが、もしかして
『大体いつも同じ人とテニスしている』
こういう環境であったならちょっと如何なものか、、というお話です。
それではいってみましょう。
❝同じ人とばかりテニス、、よくあるパターン❞
今回の内容に一番該当すると思われるケース、、おそらく
- サークルメイン
- サークルのかけ持ちもしない
- 大会に出場しない
- オフも参加しない
これらがその条件の大部分ではないでしょうか
そうするとほとんどそのサークル内の人としかやらない。
これでは自分とボールを打ち合う人の数が相当に狭められてしまいます。
❝同じ人とばかり打っていると・・❞
テニスは対人競技です。
相手が放つボールに対してこちらも反応し、また打ち返す。
要するにお互いが相手に合わせあう要素の高いスポーツです。
そしてテニスの上達において少し問題となるのが、同じ軌道やパターンで飛んでくるボールを打つ機会が多くなること。
これではなかなかテニスは上達が見込めません。
そんなことないよ、スゴイ上手い人とやればいいんでしょ?
ずーとその上手い人とやっていたら、たまにそれほどでもない人とプレーするときに『なーんだ大したことないなぁ』って感じられるんじゃない?
こう思っている人は危険な発想です。
しかし、いつもご一緒するお相手が上手いか下手かは『ゲームに勝つテニス』には意外と関係なかったりするのかも。
では『同じ人とばかりテニスする』ことの弊害とはなんなのか。
❝例えばゴルフの場合はどうか❞
テニスが同じ人とばかりプレーするのがよくないと申したことをゴルフに置き換えてみましょう。
ゴルフは直接的な対人スポーツではなく、止まったボールを自分で打って、如何に少ない打数でコースを回ってくるかというのが ゲームの本質です。
例えば一生同じコースしか回らないゴルファーがいたとしましょう。
確かにそのコースには誰よりも精通するでしょうし、そのコースにおいては他の人に較べて爆裂的な好スコアを連発できるようになるかもしれません。
しかし、よそに遠征しに行ったとしたらどうでしょう。
めちゃくちゃ似ているコースだったなら話は別ですが、そうそうそんなコース存在するのでしょうか?(ゴルフに詳しくないもので💦)
果たしてホームコースのみで鍛え上げたゴルフスキルでどのコースも攻略できるでしょうか?
絶対に無理です、あり得ませんよね。
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テニスに話を戻すと『どんなにスゴいボールが飛んできても、そのボールにしか対応できなくなる』という危険性、、同じ人とテニスしつづける代償というのはこういった弊害のことです。
❝同じ人とのテニス:画一的なボールにしか対応できなくなる❞
どんなに優れたプレーヤーにも特徴っていうものがありますよね。
もし、いつもご一緒する人が半端なく上手な方だったとしたら、、
俺いつも○○さんと練習してんだよ?今更他の人なんか大して強いと思わないよ
と心の中で息巻く人がきっといらっしゃることでしょう。
でも他に行ったら、その特定な人とばかり打ってきたスキル、、意外に通用しないかもしれませんよ。
とっさのサーブレシーブなんかはほぼ反射のみで対応します。
ということはいつも同じ人のボールばかり打っている人は、そのお上手な方のサーブはタイミングよく打ち返せるのかもしれませんが、初対戦の人のサーブに対しては、それが速くても遅くても、何故だかやりにくく感じることでしょう。
❝同じ人とのテニス:自分の現在地がわからないから劣等感すら生まれない❞
同じ人としかテニスしないと自分の現在地を理解できません。
どれくらい上手いのか、下手なのか、それも把握する機会を見失います。
時に現実を突きつけられて楽しめなくなった、ショックだったという思いをするかもしれません。
しかし少しでも向上心のある人には、時には『劣等感も必要悪』ってもんです。
現実を突きつけられるということは、裏を返せば自分の『のびしろ』をリアルに体感できるという事にもなります。
そこに想像はありません、よりリアルに自身の目に映るわけですから。
そうすると自分には何が足りないのかが明確になります。
この繰り返しで上手くなっていくのがテニス、スポーツ、競技というものです。
❝『まったく向上心などない』、、本当か?❞
同じサークル内でしかテニスしないという人が一番こういった事例にマッチングします。
最近はインターネットをはじめとする情報共有がハンパないですから、いろいろとコミュニティも広がってきており、今となってはテニス活動はサークルオンリーという人も減っていると思います。
しかし特に年配の方というのは大してそのコミュニティを広げようとはしませんからね。
いまだこういったケースは多くみられるようです。
その年配の方に言わせれば
別に今更そこまで向上を追求しているわけでもないよ~
もうそんなにガツガツしてないからね、テニスに対しては。楽しきゃそれでいいんだから
そう、確かにそう思っていてラリーが続けばそれでいいという人、私の周りにもごく少数ですがいらっしゃいます。
心底その領域で『達観』出来ている人はいいと思うんですけどね。
でもどなたでも必ず心の中では、
できれば上手くなりたい
こう思っているに違いありません。
確かに上手くなりたいという中身が、友人やいつもご一緒する方との対戦もしくはラリーの継続という限定的なものであるならば、むしろ今のままのほうが最短かもしれません。
しかし、
大会で勝ち進んでみたい
もっと総合的なテニススキルを身に着けたい
こう思っているのならば、現状はあまりに非効率。というかよっぽどな大天才でなければ永遠に願いは叶わないでしょう。
❝いろんな人とのプレーはいい影響をもたらす❞
100%とはいいきれないかもしれませんが、たくさんのプレースタイルの方と練習・対戦するというのはテニスにおけるゲームスキル向上にとって、ほとんど悪い影響などもたらしません。
むしろいいことしかないはずなんです。
テニス初心者の段階であるならば、まだ球出しによる基本的なショット練習に時間を割いた方がいいケースもあるでしょう。
確かにその場合はそれほど相手を選びません。
しかし、一定期間を過ぎてある程度ゲームというものに慣れてきたのならば、そこからはたくさんの方とお手合わせをして色々なボールを打つ経験を重ねたほうが上達は確実に早まります。
理由は前項までの通りです。
テニスは対人スポーツ、、相手に合わせて自分をアジャストするという能力が必要になるのですから。
❝いろいろな人とやるからテニスは上達する❞
仕事でも何でもやはり外部の人と接触するからこそ新しい価値観、物差しが生まれると思いませんか?
なんでもかんでも
- 内にこもっているから悪い
- 常に外に目を向けることがイイ
などと言うつもりもありません。
しかし、外を知ることで今いる環境の良さを再確認できるという新しい発見もあります。
そして今いる環境があまりよろしくないと悟ったとき、それは『改善の機会』になり得たということです。
最後に自分の言葉と思考で言わせていただけると、
『絶対にいろんな人とプレーしたほうがテニスにいい影響をもたらす』
これは揺るぎません。