こんにちはstelliterです。
前回記事において、『勝つテニス』をする人の特徴について私見を述べさせていただきました。
今回はその反対、、『負けるテニス』をする人の特徴についてお話していこうと思います。
こっちは得意ですよ、、なんてったって自分の特徴挙げていけばいいんですもん(笑)
それはさておき、とにかくよく「負けている人」の特徴を観察していればわかるものですよね。
それではいってみましょう。
❝『負けるテニス』は『勝つテニス』の裏返し??❞
冒頭にも記しましたが、これは過去の自分(今でも😅)を思い出せばいくらでも浮かぶものです。
以前に較べたら少しは勝率も上がってきましたが、では何が変化して良くなったというのか。その反対を過去に遡ればよくわかります。
前回記事の『勝つテニス』の裏返しに近い部分もありますが、それでは面白くないので、なるべく切り離した表現でお伝えできればなと思います。
❝『負けるテニス』をする人の特徴❞
(①球感が悪い『タッチが悪い』)
最初に結論みたいな決定的な要因がこの『球感の悪さ』です。
さすがに空振りばっかりするとか、そこまで極端なわけではないのですが大してプレッシャーのかかる場面でもないのに
- フカしてアウト
- 擦れ当たりでネット
この二つの現象が頻発する人ですね。
上記過去記事にもありますが、一見なかなかパワフル、でも練習やアップからしてちょっと粗いプレーが目立つ。
こういう人は目の覚めるナイスショットも打ちますが、それ以上にミスを連発するのでまとまったポイントゲットに繋がらず結果負ける、、というパターンです。
キャリアはそこそこあるのになかなか上にいけない人の典型とも言えます。
この後も何項目か『負けるテニス』の要因を記しますが、とにかく一番多いのはこの球感の悪さに尽きますね。
(②間違いなく『前での仕事』が下手)
シングルスをメインに記事を書いている当ブログですが、『負けるテニス』をする人はとにかくこの『前での仕事』が苦手。
さきほどの球感にも関係しますが、練習していないのも影響してか前に詰める、もしくはおびき出されると、軒並み決定打にならない。
特にバック側に高めのボール、、要するにバックハンドスマッシュやハイバックボレーのショット選択を強いられるとかなりの確率でミスしてくれる。
これは全く人のこと言えない私、、反省しています(笑)
(③ダフォがまとまって発生する)
お前全く人のこと言えねぇじゃん
と言われること覚悟、いえいえ当然そのつもりで書いています(笑)
サービスゲーム2回にダフォは1回くらいにとどめたい。
しかし終わってみればやはり1セットで4,5回はやらかす人、、いますよね。
ほかのポイントで挽回すればいいじゃん
勝負所(ゲームポイントorブレークポイント)でやらなきゃそんなに被害にもならないでしょ?
なんて言ってる場合じゃないです。
ダフォが許される局面というのは意外なほど少ないと考えておかないといけません(俺が何いってんだかww)。
よっぽど40-0からの1ポイントだけとかに限定しておかないと結構な確率で40-30まで行っちゃったりします。
こうなるとリズムも乱れることで心理的な部分に作用してしまい、必ずほかのショット精度にも影響します。
(④チャンスボールが『ピンチボール』に変わる)
これは先ほどのボレーが下手にも通ずるものがありますが、要するに浅いボールを決めるのが苦手。
チャンスボールなんだけど、球感の悪さと練習不足も相まってミスするほうが多く、逆に『ピンチボール』に切り替わってしまう。
これはイップスである私も大いなる課題です。
(⑤しびれを切らすのが早い)
『勝つテニス』の裏返し登場。
『負けるテニス』の人はやはりロングラリーに対する覚悟が足りない。
どこかで『打って出る』のが早いです。
たまに長く付き合うこともありますが単発で終わることがほとんど。
『勝つテニス』の人は
日暮れまで付き合うよ👍
という気概を感じさせるほどにしつこい。
(⑥こだわりが強いショットがある)
これは何か例えば
- フォアハンドにこだわりすぎている
- バックハンドはスピンも打てるようでないと
- サーブはスピンサーブが王道
どれくらい思っているかはわかりませんが、とにかく勝利について考える前にテニスに対し様式というか、どこか「こうでなければ」というこだわりを持っている。
これはトータルテニススキルの向上として考えればとてもいいことにもなり得るのですが、しかし勝つことを優先的に考えるのであれば、どうやって最終的にポイントにつなげるのかを先に考えるほうが得策です。
逆に言うとこれができるようになると、
このショットが打てなければ
こういう決め方でなければ
こういった勝つのに邪魔な思考は知らず知らず自分の中から消えているかも。
こんな言い方は不適切かもしれませんが
勝ちたいなら、まずは勝てればいいんではないでしょうか
(⑦勝つ意識が薄い『悪い意味でビビっていない』)
ここも心理的な部分です。
これは過ぎれば逆効果ですが、どこか勝つことに対しての意識が低いように見受けられます。
負けてもあまり悔しそうじゃない。淡泊であるとも言えますね。
私のように勝ちたい病に苛まれていないですから(笑)、ある意味健全にテニスに取り組めているんですが、もし
いやいや悔しいよ、、勝ちたい意識ももちろんあるさ
というのであればおそらくその意識が薄い。
私からすれば、あまり勝ちにこだわっているようには見えない。
最初にお伝えした球感の悪さによるフカしと擦れてネットミス、、これなんかもっと勝ちたい、負けたくないと心底思っているのであれば、多少はもっとビビるはず。
ビビッて入れに行くようになるはずです。
そうです、けして褒められたことではありませんが、多少は『ビビる』ことも大事なんですよ、勝ちたいなら。
フェデラーやジョコビッチなんかビビっているようにはとても見えないけど
ここぞという時に強気に打てるようでないとダメでしょ?
こういう意見も聞こえてきそうですが。
しかし彼らスーパースターとて、一見そうは見えないかもしれませんが、ビビるときはビビっている。
これはなかなかバランスが難しいのですが、相対的に見ると
ビビりすぎ
ビビらなさすぎ
どちらかというとビビらなさすぎのほうが『負けるテニス』に直結しやすいように思いますね。
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これはとにかく私が一番の体現者であります。
ビビっていることを前提に
じゃここからどうすっか
と思考していくことが大事です。
私の場合結果的にビビることで勝率がアップしたのも 事実ですから。
❝『負けるテニス』もう一つの意外な共通点❞
先ほどの要素の中であえて取り上げなかったですが、『負けるテニス』をしてしまう人の意外な共通点に、
『回転をかけるのは結構得意』
なのに安定感なく負けてしまうというのがあります。
普通に考えるなら
え、逆でしょ?回転をしっかりかけられるんだからコートに収まる確率も高いはずなんだけど
トップスピンが得意なら安定感あるはずだけどねぇ
こう思いますよね。
理屈で考えると確かにその通りです。
でもいらっしゃるんですよ、確かにスピンをかけるスキルは高いけどなぜかコートに収まらない。
使いどころがイマイチなんですかね。
かたやフラットドライブ主体の、所謂回転をかけることに長けていない、、にもかかわらず実績の高いプレーヤーだってたくさんいます。
スピンをかけることにこだわった期間が長かったり、意識がそこに向きすぎているなど、『使い方』や『球感』あってのスピン、『入って・収まってナンボ』であることにもう少し注力すべきなんですがね。
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私もちなみに数年前からスピンをかける、ということに関しては考えなくなりました。
ナチュラルにスピンがかかってコートに深く入りさえすればよっぽど効果的ですからね
❝『負けるテニス』から『勝つテニス』へ、、時間はかかるもの❞
「勝つテニス」を徹底するのと同じように、この「負けるテニス」からの脱却もまたしかり。
技術的な面と併せて、人間の根幹である部分に着手していくことになると考えれば時間はかかるものと覚悟が必要ですね。
先週と今週、、今週と来月くらいではなかなか変わっていかないかもしれませんが、同じ方向を向いて改善を続け、1年2年と経過していけば必ず良い兆候が表れると信じて一緒に頑張りましょう。