スピンにはスピンで、フラットにはフラットで🎾どっちも打てなきゃイカン

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 こんにちはstelliterです。

いきなり極端な質問、、

あなたはナダルの強烈スピンに対してフラットドライブで勝負できるでしょうか

もしくはフェデラーの高速フラットをきれいにスピンで処理できるでしょうか

 なんでそんな無謀な、、、という感じですよね

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今日は、ちょっとそのあたりを少しだけ記事にしてみました。

それではいってみましょう


❝様々な球種に対して捕らえ方も色々❞

先日大先輩ブロガーである

tylertennisさんがこのような記事を上げてらっしゃいました。

tylertennis.hatenablog.com

相手のボールに対し、

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スピン系はなんでも来い👍

もしくは

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フラット気味のボールはイヤだなぁ💦

というように受け手のプレーヤーごとに得手不得手があって、要するにその選手が相手ごとに対応を上手く変えられるのか、、というお話。

ところでこれはごく単純な理屈から、一定の傾向というものがあると思います。

ではそれは何か

❝ボールとラケットの『正面衝突』❞

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自分がスピン派だからといって、相手から返ってくる直線的なフラットボールを何が何でもスピンで返すというのは少し無理があるのではないでしょうか。

Roger Federer Forehand and Backhand | Barber Tennis

逆に自身の持ち球がフラットであるとして、強烈に高低差のあるスピンに対し、すべてそのフラットショットで返す。

これもやはり精度は落ちますよね。

 

理由は簡単、ラケットがボールに当たるまでの重なり区間が極端に短くなるからです。

要するに『正面衝突』していないからです。

(Aの状態:『フラットボールをスピン軌道で』)

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直線的に飛んでくるボールに対し、下から上、、のようなラケット軌道でジャストミートさせるにはかなりピンポイントにボールとラケットが出会わなければいけません。

タイミングは一瞬です、ガシャったりフカしたりしやすいですよね。

こちらは珍しいナダルの空振りシーン

youtu.be

ナダルすらこんなミスもあるんですね。

(Bの状態:『スピンボールをフラット軌道で』)

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当然こちらも同じこと。上下しようとしているボールの上がりっぱな、、もしくは落下中(頂点で捕らえれば少し同じ軌道上でぶつかり合うが)のボールにまっすぐに近い軌道で振られたラケットを上手く当てるには、やはりタイミングは一瞬です。

どちらかというとAよりはまだラケットワークがシンプルなので当てやすいとは思いますが・・・

(Cの状態:『フラットボールをフラット軌道で』)

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まっすぐ目に飛んでくるボールをこちらからもまっすぐ目にラケットをぶち当てると考えると、ちょうどインパクト部分の交わりが長く取れる。

これは最もボールを見やすい状況と言えます。難易度として4種類の中で一番やりやすいはずです。

(Dの状態:『スピンボールをスピン軌道で』)

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バウンドして弧を描いてこちらに向かってくるボールに対して、こちらも弧を描くようにスイングした場合(非常に簡単な絵ですが)、Cの時同様、軌道が交わり合う瞬間がA,Bに較べて長くなります。

❝C・Dは経験的・反射的にそうしているはず❞

先ほどの図でいうCとDに関しては、あくまで図としての説明ですが、実際は皆さん経験的にこのような感覚でボールを処理されているのではないでしょうか。

まずCの場合ですが

  • バシッっと打たれた直線的なボール
  • あまり跳ねずにそのままこちらに向かってくるボール 

これらに対して、回転をしっかりかけるよう下から上にスイングしてタイミング合わせするでしょうか?

ボールにトップスピンをかけて打つということを考える (テニス) | lond日記

それより飛んできたボールに対してこちらも反射的にまっすぐラケット面をセットして真後ろ目からインパクト。

変ないい方をすればやはり「正面衝突」です。

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この方がよりコントロールできるように感じると思うのですが。

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そしてDの場合は

すごく簡単に説明するとバウンド後に大きく落下してくるボールに対してだと、こちらも下から上にスイングしたほうが、なんかインパクトに向けて照準を絞れるような気にならないでしょうか。

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これもまたフラットの時とは角度は違えど、こちらも「正面衝突」です。

丁度いいタイミングでボールが「ガッチンコ!」とヒットできるというか。

わかりやすい例では、すごくバウンドの高い中ロブ~下がらされるロブに対して、ついついこちらも同じような球種で返してしまう。

要するに「弧を描くようなボールで返すようになる」

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その方が「返しやすい、ミート率が高く安心できる」と感覚的にわかっているからなんですよね。

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もちろんライジングの超上手な方は、こういうボールに対しても抜群のタイミング合わせでもって、バウンド後頂点に達したその瞬間に「バシッ!」とフラット気味に捕らえられるプレーヤーもいますけどね。

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❝結局はスピンもフラットもあり、、いろんなボールに対応できることが一番❞

やっぱり引き出しの数が多いことって重要ですよね。

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テニスは確率のスポーツです。勝つためには、なにより「ボールを捌くこと」が最優先されます。返球できなければそこで終了ですから。

 「こういうボールにはこう返す」

というパターンをどれだけ持っていて、そしてその再現性が高いプレーヤーがどうしたって強いもの。

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ジョコヴィッチの引き出し量などどうでしょう、ニトリの販売フロアか??ってくらいに引き出しだらけですよ(笑)

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❝速く低いフラットは返しやすい❞

ちなみにこのtylertennisさんの記事に出てきた男の子たちは

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フラットのほうが取りやすい!

 と言っていたそうですが、これは彼らもまたフラットドライブ使いであった可能性もあります。
そしてもう一つ、、瞬時の対応を迫られたとき、まっすぐ飛んでくるフラットのほうが対応しやすい、、と感じたからでしょうね。

しかも相手のボールもある程度スピードがあったほうがいい。

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その方がインパクトの瞬間、自分のラケットのストリングがグッと押され、逆にその重みがコントロールの良さに繋がる。

一見「ほんとかよ!?」と思うかもしれませんが、プレーヤー目線のあなたならわかりますよね?

これも確かに経験的に得られる感覚です。

緩~いボールを打つよりもある程度キッツいボールのほうが、待ってるだけで向こうからボールも来てくれて、しかも当てるだけで狙ったところに意外に捌きやすい。

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余計な力が要らないから、、とも表現できますね。

 

 もちろん手の届く範囲でタイミングは必要ですが。

❝最終的にはプレーヤーの感覚次第❞

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ここまでの内容ですが、あくまでこれは理屈です。

ですので最終的には個々の打球感覚に大きく左右されるものと思われます。

あらゆる状況でも、めったにフラットを打たないナダルのような選手もいれば、ドルゴポロフのようにほぼフラット主体(、な印象。それでも私たちから見ればもの凄いスピンですが)の選手もいます。

 French Open: Dolgopolov Masters the Art of Playing Weirdly - WSJ

そしてわたしもそうなんですが、例えばロブに対してあまりボールが下がってくるのを待たず、上からフラットで叩くことが大好きな人だってたくさんいますから。

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人の感覚って得てして理屈や効率を超越しますからね(笑)

 今回は、あくまで初歩的な理屈からお話させていただきました。