こんにちはstelliterです。
最近風が強い日がとても多く、プレーに悩まされますね。
今日はその
「風上と風下、どっちでプレーするほうが有利なのか」
という点にスポットを当ててみたいと思います。
短絡的な内容でしたらあしからずです( ´艸`)
それではいってみましょう
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目次
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<一般的な話>
基本的に風上のほうが有利とされていますね。
「こっちは今風上で向こうは風下。押していくぞ!」
など
どうしても自分のボールに対しフォローの風が吹いていますので威力は割増されます。
しかしこれを逆に不利ととらえるプレーヤーも数多く存在します。
具体的にはみなさんどのように感じてらっしゃいますでしょう。
まずはそれぞれのメリット・デメリットから見ていきましょうか
<風上のメリット・デメリット>
(メリット)
- コートに収まるならばどんなボールも伸び・勢いがつく
- いつも相手に押されがちな人は総じてアドバンテージとなる
- 何とか追いついたボールに対するアシストがあるからコートに返りやすい
上級者になると風上を
「チャンスだ!」ととらえますね。フォローの風をあくまで“アドバンテージ”として考えられるスキルを身に着けていて、
「いつでもコートにねじ込めるよ」という自信があるんです
上級者は浅くなるボールに対し調整能力が高いですから、常に「おいしい場面」としていつでもポイントゲットできるわけです。
またサーブも少ない力で威力あるボールに転換できるわけですから、サービスキープにおいても苦労が少なく感じるようです。
うらやましいですね(笑)
(デメリット)
- とにかくオーバーミスが増える(サーブ・ストローク)
- ボールの質を落とさない+オーバーを防ぐため、スピン能力が問われる
- フラット系プレーヤーは終始恐々プレーすることになる
- 相手の短くなるボールの扱いが問われる
中級者以下の場合、少し消極的になりますね風上でのプレーは。
確かにボールに勢いはつくんですが、いかんせんその扱いというか、ボールの触り方に配慮しないといけなくなります。
上級者の場合と違って、逆に「おいしくない場面」に切り替わってしまうんです
ポジションもあらかじめ「短くなるな」と想定したポジションに入れる心の準備も必要です。
サーブ(特にセカンドサーブ)に不安のあるプレーヤーは風上でのサーブを苦手としていますよね。オーバーを気にしだすと今度はネットと、頭を悩めてしまいます
風が強いとしても、まだ方向がある程度一定なのであれば修正もきくんでしょうけど。
<風下のメリット・デメリット>
(メリット)
- 強めに打ってもオーバーしにくくコートに収まりやすい
- 意外にリターンもやりやすい
- ドロップショットが決まりやすい
最大のメリットとしてとにかくコートに収まりやすくなります。風上から攻めれるというのとはまた違う意味で強気に打てるということで、これは大きいですよね。多少ボールの威力が落ちるにしても、大胆に打っていけるんですから。
ソフトテニスならめちゃめちゃ厳しいですけど、硬式テニスはそこまで急激にボールも減速しません。
(デメリット)
- 当然相手のボールに押されまくる
- 手元で伸びてくることからミートしにくくなる
- サーブ、ストロークともに浅く弱くなりがちで相手に叩かれやすい(しかし副次効果もあり、後述)
- 逆にドロップショットがネットしやすい
- 相手のチャンスボールになる(特にロブなど)
まあ押される、手元で伸びてくるからやや面倒ってところでしょうか。
あとはこちらからのボールは基本全部弱くなるので叩かれやすい、ロブが短くなるのでそうそう上げないほうがいいということになります。
<実力差があるとどうしようもない>
実力差がある場合はどんな状況でも常に上位者が有利にゲームを運ぶはずです。
上位者は上記のメリットを上手く利用し、逆に下位者はデメリット側にシフトしたプレーを強いられるわけです。
そうならないためには普段から風の強い日の状況に慣れておくといいですね。
<風下はイケル>
これは私のようなビビり中級プレーヤーに多いのかもしれませんが、正直風下でのプレーのほうが好きですね
まず風下側でのプレーとして両方を見てみましょう。かなり前向きにかいてますよ(笑)
(サーブの時)
- 強めに打っても入りやすい(これ最大のメリットです)
- サーブが入ってやや失速すると、力量によっては相手は攻めづらくなる場合がある(風上から短いボールを処理しなければならなくなる)
(リターンの時)
- 相手がダフォする可能性がある(確率の問題ですけど)
- 入ったサーブは確かに威力があるけど、ボールが向こうから「来てくれる」から却って返しやすいこともある
- 同じ中級以下の相手だと、短く返ったリターンに対する3球目攻撃をミスする場合が多い(またまたミス待ち傾向ですが)
- ストロークもまあ収まりやすい、、安心できる
- 中途半端なドロップが絶妙なドロップになりえる
以前の記事にもあるようなボールが浅くなるのは心理的にオーバーミスがいやだったりするものです。そのオーバーミスの確率を減らせるという心理的メリットを享受できるわけです。
<順番で打つことに変わりはないけど実は・・>
「どちらから始めても結局はそう大差ないでしょ?順番で風上風下両サイド回ってくるんだから、、、」
という方もいるでしょう。
しかし、我々レベルのテニスは何十ゲームをこなすルール特性ではありません(ほとんどが1セットマッチでしょう)。
どうしたって10ゲーム前後までで勝負が決するわけで、最初にどちらを選択する、選択されてしまう、ディサイディングゲームで得意な風の中やれるか?というのは結構影響のあるものです。
特にプレーもさることながら、心理的に楽になったり、不利になったり状況は様々です。
風の強い日はあらかじめ展開を見据えておくことも大事です。
「コイントスに勝った、さあ風下を取って気分的に楽に第一ゲームを始めよう」
「風上からのリターンには自信がある。相手のサーブがショボかったらなおさら叩きに行けるな」
「トスで向こうはサーブを取った。じゃあこっちは風下に入って相手のダフォも期待しよう」
「向こうはトスに勝ってリターンを選んできたか。じゃあこっちは風上からサーブで、第一ゲームから勢いで押すぞ」
などなど第一ゲームからいきなりいろんなことを考えます。
そして2ゲーム目、3ゲーム目で自分がどちら側からサーブなのか、、またはリターンなのか、など先回りして考えられるようになったら立派な戦術家ですね。
<まとめ>
風上有利
- 全般的に上級者
- 実力に差がある場合
- スピンに自信がある人
- タッチに自信のある人
- サーブがプレースメント重視な人
- オーバーミスを気にしない心臓に毛の生えた方(笑)
風下有利
- 中級者以下同士
- フラットドライブが持ち球の人(ボールが収まりやすい)
- どちらかというと普段からボールの浅い人(さらに安心感がある)
- 守り重視な人(相手のミスを待つ傾向にある人)
私的見解:ちょっと風下有利かな、、、(これはもうフェーズによります)
もちろんゆくゆくは上級者のように風上風下の両サイドどちらでも対応できる引き出しをもってゲームに臨めるようになれば心強いですね。