こんにちはstelliterです。
基本的にこのブログではシングルス専門っていいほど、シングルスに特化して書かせていただいています。
しかし今日は少しその距離をおいているダブルスについて私見を述べさせていただきます
それではいってみましょう。
❝前置き❞
わたしはここ数年でだいぶ自分のプレースタイルや戦術の方向性が固まってきたのと並行してダブルスからも遠ざかっていきました。
別に毛嫌いしてるわけではないし、上にも下にも見ているわけではありません。
むしろ
なんでダブルスプレーヤーはシングルスやらないんだろう??
そう思ってました。、、いや今も思ってます。
下記以降の内容はキャリアの浅い私の完全私見です。
なので
オメーはなんもわかってねえよ
という上級以上の諸先輩方の御批判は大歓迎です。
❝ダブルスプレーヤーの強み❞
理由はいろいろありますがまず以下のような強み。
- ショット全体の精度が高くタッチセンスがある。
- ボレー技術がシングルスプレーヤーに較べて格段上手く、前で仕事できる
- ショット選択や状況判断に明るい(ダブルスにおいて、、です)
- 総じてサーブが強くて得意(威力とコースコントロール)
- 一発打てるストローク(これは一長一短ですが後述します)
こういう特徴があると思います
このあたりダブルスだけで使うのは非常にもったいなく、シングルスに活かせるスキルであると言えます。
❝ダブルスプレーヤーの弱み❞
しかしながらデメリットもありますよね。私の私見としては以下の通りです
- ベテランの年齢になると、走力がイマイチな人が多く、スタミナは圧倒的にない
- シングルスになるとペースに迷う(どこに打つのか定まらなくなる。まあ普段やってないから)
- 戦術に困りやすい(これはシングルスプレーヤーとトレードオフな関係です)
- 普段はやや短期決戦的なゲーム感覚から、つなぐストロークに慣れていない
- 精神的に粘る練習をあまりしていない(シコラー目線から申してます)
こんなところですかねざっと思い浮かぶのは。
大して問題になるようなことはないと思います。
せいぜい致命的なのは①くらい(これは鍛えてもらわないと)で他は食わず嫌いなだけで、経験を積めば大丈夫ではないでしょうか。
❝ダブルスのゲーム特性❞
まず対戦相手が2人いますし、ある程度ビシッと打ち込んでいかないとなかなかポイントゲットできないのがダブルスです。
中途半端なボールは拾われてしまいます。
決定的な場面を作り出す必要があり、なのでアグレッシブなプレーヤーがダブルスに多いのは、そういうゲーム特性から身に沁みついていくんだろうと思います。
シコラーである私ですらダブルス時にはある程度ぶつけていく意識で打ち込みますから。
あとは組んだ年数が長いペアのサービスゲームとか、それこそキャリアのあるダブルスプレーヤーはどんなパートナーと組んでも、攻めパターンを十分理解しているので、型に嵌まったシチュエーションでは実にその「再現性」が高く、そういうのがプレーのメリハリとして映り、アグレッシブな印象を与えます。
❝シングルスプレーヤーがダブルスを苦手な理由❞
ではシングルスプレーヤーでダブルスが苦手な人の理由はなんでしょう?
私の周りのシングルス好きコミュニティの皆さんがたいていおっしゃるのは
- ポジショニングが難しい
- 出どころ(ポーチ)のタイミングが難しい
- 基本的にオープンコートに打つ傾向にある
- リターンを中心として前衛がジャマに感じる
- 逆に前衛にポジションしているとき、相手後衛の突き球がイヤ(私です。ボレーが苦手です)
おおまかな理由としてとてもオーソドックスかと思います。
❝私的ダブルスが苦手な理由❞
ではせんえつながら私の理由も(笑)
シコラーである私はある程度ゆったりペースで展開するテニスのほうが好きなので(どんくさいんですよ)、パッパッっと展開するダブルスのテンポについていくのが苦手です。
時には叩く場面もありますが、基本的にイケイケなストロークではなく、つなぎ重視ですので、あっさり前衛に捕まったりします。
もちろんそういう展開になるのをわかってはいるので、特にリターン時は普段と違って強打も重視するんですが、確率が下がります。
あと確実に苦手、、というか好きじゃない部分は
圧倒的にやった感がないテニスになってしまう(自分としては)
という点です。
「それはお前がダブルスを真剣にやってないからだ!」
「ちゃんとボールを追ってないだろ!」
とこれまたお叱りを受けそうですね。いや実際に少し言われました(笑)
面と向かって先輩方にそんなこと言ってはないんですが、少しそういうニュアンスが伝わってしまったんですかね。反省しています。
でもですね、、
「いやいや、ダブルスって疲れます??」
「こっちはダブルスなら朝から日暮れ🌆までやってやりますよ」
と内心は思ってました。
たまにATPツアーでもトッププロがダブルエントリーしてるときあるじゃないですか?あれシングルス2試合だったらほんと倒れちゃいますけど(特に5セットマッチ)、シングルス1試合+ダブルス1試合だから成立するんですよね。
そういうボロボロになるまでやるよ、、っていう充実感も欲しかったんです。
まあそんなところに視点をおいていたのも己の未熟さからですね。
❝Sさんとの出会い❞
私がテニスを始めた当初、所属クラブではない知り合いのクラブ練習に参加させていただいた時、そのクラブに80歳近い年齢のSさんという方がいらっしゃいました。当時は一応JOPランカーでとてもお上手な往年のプレーヤーです。
で、最初はSさんと練習(シングルスマッチ、確かメタクソに負けた記憶が。。)していたんですが、あとからクラブの方がチラホラとお見えになり、だいぶ人数が増えてきたので、なんとなくダブルス練習およびダブルスのゲームとなったんです。
そしたらSさんの姿がないんで、あれっと思ったらもうお帰りになったとクラブの方が言うんです。
「何か御用でもあったのですかねー」と尋ねたら、、
「Sさんはシングルスしかやらないんだよ。だからダブルスが始まったら、もう1コート余ってたりしない限り、いつも帰っちゃうよ」
と当時の私(何にも知らない)にとっては、
「変わった人だな~」
と映りました。というか
「シングルスじゃコートに2名しか入れないじゃん、、贅沢だよ🤔」
とまで思ったものです。
しかし、、しかしですね
あれから時は流れ(わずか数年のあいだですが)私のテニス観も大きく変わっていきました。
「Sさんのお気持ちすごーく理解できます。もうシングルスしかやれない(笑)」
まあそれは冗談で、ダブルスもぜんぜんやりますけど。
❝ひとまずここで終了❞
ここまではダブルスのゲーム展開やその特性に関しての個人的な思いを書かせていただきました。
長くなってしまうので今回はここまでとさせていただきます。
次回はより私見の強い内容となっていますが、読んでいただければ本当にうれしく思います。