こんにちはstelliterです。
先日の記事に関連しまして。
今回はボールが浅くなってしまう人について解説していこうと思います。
それではいってみましょう。
❝みんなどれくらいの深さで打とうとしているのか❞
これは人それぞれの腕前にもよるんですよね。
深いボールのメリットは前回記事で結構書かせていただきました。
上級者は間違いなく意図的に深いボールを打ちたいときに打ってきます。しかもいやなところに
まあそれはかなりの腕前の人、今はそれは考えないとして
みなさんはどうでしょうか??
当然アウトもネットもしないような深さに打とうとしてると思うのですが、その精度やレンジの広さはどれくらいでしょうか。
たぶんコートの前後位置として真ん中くらいに集中していませんか?
だいぶ極端に描いてますが、ホントの上級者と中級レベルのボールコントロールの違いはこれくらいあるのではと思います。
で私を含む中級者レベルではこの狭い範囲内が狙ってラリーできる(コントロールできる)、、普段一番使っているエリアになるのではないでしょうか(たまたま深いボールとか、思いのほか短くなってしまったボールはなしですよww)。
まず安心して打てるエリアっていうのがあると思うのですが、それが例えば試合中にだんだんと緊迫した展開になってくるとどうなります??
ボールって浅くなりませんか??
わたしはすごく浅くなります、自信を持って言えます(笑)
ナダルでさえ、追い詰められた時や心理的プレッシャーを感じているとき(2015~2016年あたりは特にそうでしたね)はフルスイングしているのに打ったボールはサービスラインの内側にバウンドしていました。
❝練習中は深く打てる❞
ノープレッシャーな時、、例えばラリー練習のときなんかは何も考えず深く打てたりしますよね。
そこにスコアは反映されないわけですから、何にもプレッシャーに感じないです。みなさんそうだと思います。
これが
「さあここから試合開始です!」
のゴングがなると🔔
縮こまるんですよ、、腕が、足が、、何より頭がそうなってしまう。
それがその人の本当の姿ですから
如何にその本当の姿を向上させていけるかがプレーレベルの向上に連結するわけです。
❝話を戻して、、なぜ浅くなるのか❞
そう、
「緊迫してきたときに浅くなってしまう」
このケースが非常に多いと思います。
緊迫してくると、まず精神的な余裕が少なくなってきます。
そうすると人はだいたいにおいて視界が狭くなります。頭の中での空間視野といいましょうか。
そうすると私と同じようなタイプの人はそういう局面ではまず真っ先に目の前のネットが最初の障害物となります。
余裕がないもんだから
- 「まず相手のコートに返せないとだめだ」
- 「そのためにはまずネットは越さないとだめだ」
と反射的に判断し、それがプレーに影響します(、、のような気がします)
そうすると、自分の打球の目安をなんとなく手前付近にガイドする(ボウリングのスパット、、あの矢印みたいなやつ)ような感覚となり、とてもボールをベースライン深くまでなんていう余裕がなくなるんですね。
そのガイドをネットを対象として捉えやすくなっているのではないでしょうか。
そしてそれが定常化しがちになる
たいして強くもないし練習不足は目に見えてるのに、なぜか練習はほとんどせず、オフで即試合ばっかりのテニスライフを送り続けている私は特にこれの定常化が進んでいます🧠
これはわたしの感覚なのでボールが浅くなる人すべてではありませんが。
❝ボールが浅くなることのデメリット❞
まず圧倒的に叩かれます。
相手が自分より格上であればあるほど、サンドバッグ状態になりかねません🥊
もっといえば、叩かれる前にまずラリーで先手を取られやすくなります。
私の目指すスタイル、、
☆「質の高いシコラー」☆
というのは、すごいボールは打てなくとも
- ボールコントロール
- 状況判断
- ボールの質
が高い次元で組み合わさったプレーヤーです。
なのでこの、ボールが浅くなるということもできるだけ防げる技術を持っているんですね(状況によってわざと浅くも打てる)
簡単には相手に主導権を渡さないわけです。
これができない中途半端なシコラーはつなぐだけでなく、全体的にボールが浅くなって、それを捌くのがうまい中上級以上のプレーヤーにカモられるというパターンに陥りやすいんです。
❝わかっているのに深く打てないのはなぜ❞
前回記事にも書きましたが、まず技術的裏付けがないと練習ですら深く安定しては打てません。
それは前提として。
まあ中には反対に緊迫した場面こそボールが深くなってくる人というのも存在するのかもしれませんが、わたしはあまり見たことありません。
そこにプレーヤーの心理があると思うんです。
きっとその緊張しているとき、、
「深く打つなんておっかなくってできない、浅くてもまだ相手コートに入れることのほうがマシ」🙅♀️
絶対にこうなるんですよ。
「浅くて叩かれたり、ネットするくらいならオーバーミスのほうがいいよ」
という人あまり見ないんですよね。よっぽどキモがすわってますねそういう人は👏
要するにその局面で、今自分にできることの技術的限界が
「浅くてもいいなら、なんとかコートに入れられる」
に変わるのです。
不安だらけの中で比較的安心できるショット選択ということになります。
❝ひとまずここで❞
どうでしょう、、
緊張した場面においても何とかラリーを続けられる範囲って、深いボールを打つよりも
「ネットさえ越えりゃいい浅いボール」
のほうが何となく続けられるような気がしませんか😌
褒められた展開ではありませんが、私を含め臆病な性格のプレーヤーに見合ったスタイルなんですね。
次回は、
ではボールが浅くなってしまうプレーヤーはどうやって勝っていくのか、、その戦術は
といった内容で記事にしていきたいと思います。