満足感ある敗北か、ヘボい勝利 、、、どっちがいい?

こんにちはstelliterです。

 

いきなりですがタイトルにある選択肢として、皆さんどちらを選びますか。

 

  1. 負けたけど、勝ち負け意識せずやり切った
  2. 勝ったけど調子最悪でストレス満載

 

これって、それぞれが今どのフェーズにいるかによって変わるんでしょうね。

成長真っ盛りのジュニアや、まだキャリアの浅いこれからのプレーヤーはおそらく迷わず1を選択するでしょう。

 

特に指導者という立場の方はほぼ1、、というか「勝ち負けはいいから自分を出し切ってこい!」と指導されることのほうが多いでしょうし、ましてや指導者レベルで2をヨシとするのは少数派でしょう。

 

 

で、、、私は

 

2!!☝

 

ですね。まったく迷いません。

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<なんで1じゃない??>

 

いや、2です。

理由として、1ってたぶんそんなにそういうモードになれるものでしょうか?言葉に語弊なきように改めて確認したいのですが、

「出し切って、やり切って」というのがまず誤解を生みます。

 

まずある意味、、

誰だって全力でやり切って取り組んでますからね試合中は🙍‍♂️🙍

 

その中で勝ったり負けたりする。

 

”その日私はゾーンに入ってました状態” までは言わなくとも、なんらかの試合という形式において「勝ち負けを気にしない精神状態」っていうのがどうにも現実離れしているというか。試合を投げちゃってるのならそうかもしれませんけど

 

私の崇拝するメンタルモンスター、ナダルすら試合中にはチキる場面があるし、1試合の中で必ず気持ちに波がある😰

 

 それに試合中「勝ち負けを気にしない」状態ってほんとの自分、イーブンな自分でしょうか?先に述べた ”ゾーンに入ってます” 

という状態ってその人のほんとの実力なのでしょうか?

 

私にはそう思えません。

 

いや、そうでいられるプレーヤーも中にはいるんでしょうけど、たぶんこの「脱中級テニスブログ」なんか涼しい顔して通り過ぎて、あっという間に上級者になっていることでしょう。

 

普段の練習でのびのびと打ち抜くのはいいんですが、いざ試合になっても「勝ち負け気にするな!思い切って打ってこい!」なんてコーチングする指導者は自分的には???です。

 

付け加えると、指導者だけでなくジュニアプレーヤーを子にもつ一般的な父兄の方も、どちらかというと、ビビッてビビッて格下にほんとに負けそうになったけどなんとか泥試合を拾ってきた子より、勝ち負けを考えずのびのびとプレーし、そして負けて帰ってくる子供さんのほうに

「お疲れさん、よく頑張ったな!」

と声をかけることでしょう。なーんかそのほうがうちの子生き生きしてる!ってなるんでしょう。

 

 どちらも頑張ってるんスヨ。。。f:id:stelliter:20200220233025p:plain

 

 

<じゃ2のほうがいい理由は??>

 

ここまできて今更かよって話になるんでしょうけど、これって要はその人の

 

「勝ち方」

にも強く連結すること明らかですよね。

 

 

「ここで負けたらシャレにならん、、、」

「明らかに格下じゃないか相手は、、、」

 

そういう場面で自分の調子も最悪、、なんて状況でなんとか勝ち切って帰ってきた選手って、それこそ最高に輝かしいですよ。

 そんなストレスかかりまくりの状況で結果を出してきたというのは何物にも代えがたい自信につながるのではないでしょうか。

 

  • なにもツアープロでないんだからそんなこと考える必要ある??
  • なるべくストレスフリーにプレーするのが一番でしょ??

 

と問われそうなんですけど、結局スポーツをやっている、、しかも競技性があり加えて

「タイマン勝負」(シングルのことしか考えてません)

に長く身を置いていて、ここを意識しない人ってわたしは少し理解ができません。もちろん個人差はありますけど。

 

子供のころからがっちりマインドセットも兼ねそろえて指導されてきた選手ならともかく、大人になって、、少なくともオッサンになってテニスを始めた私には、その「勝ち負けを気にしない」という境地に至るのはとても難しいです。

 

 

「今日は調子悪いなー、どうしよう🥶🥶」

という局面から今自分にできることに目を向け、できる範囲でのコントロールを徹底し、なんとか勝ちました!

 

最高じゃないですか?

 

特別な状況に依存することなく、平常な自分で勝負するってのは何もスポーツだけではなくビジネスにおいても、プライベートにおいても非常に大事な部分です。

ま、言うは易しですね、再び(笑)

 

長文になってしまうので今回はここまでにさせていただきます。

 

また次の機会にいろいろと書かせていただきたいと思ってます。